ごはん多すぎ!? 子どもが「見た目重視のキャラ弁」を残すワケ

【ママからのご相談】
年長の息子がいます。保育園の遠足などでお弁当がいるときには、気合を入れてキャラ弁を作っています。

私は良かれと思って作っているのですが、息子が完食して帰ることは滅多にありません。量的には多くないと思うのですが……。

昔から趣味でしたので、料理に自身はあるし、作るキャラも、息子がはまっているアニメのキャラクターを観察しながらできるだけタイムリーなものにしています。

手先の器用さにも自信があるので、でき上がりもかなりハイクオリティだと自負しています。なにが不満なんだろう……。

a キャラ弁、子どもに不評? 見た目重視は要注意。

ご相談ありがとうございます。元・キャラ弁作る派ママライターの、木村華子です。

お弁当を作る朝。ママは、お弁当箱のふたを開けたときにわが子が浮かべる満面の笑みを想像しながら腕によりをかけています。

子どもが好きなおかずを作ったり、事前に聞いたリクエストを反映させたり……。

手先の器用なママであれば、わが子がハマっているキャラクターのお弁当を作りたくもなるもの!

もともと手芸や工作が大好きな私にとって、お弁当作りは新たに与えられた自己実現の場と化していたのかもしれません。

息子たちが好きなアニメを見つけては、それをお弁当にどう変換できるか……、構想を巡らす日々がしばらく続きました。

そんなある日、同クラスのお子様を持つママたちとの会話のなかで、「キャラ弁を作ると、子どもが残すよね」という言葉が飛び出しました。

同意するママ多数。そして私も、同意せざるを得ませんでした。

どんなに息子が大好きなキャラを作っても、必ず少しだけ残してくるパターンが多かったのです。

なに? 確かに見た目重視な所はあるけど、そんなにおいしくないの? と、後日いつものお弁当を自分で食べてみると……、マッズイ! なにこれマズイ! そりゃー残すわ……。納得。

当時の私にも、そして相談者さまのようなママたちにも酷な言い方ですが、いくらハイクオリティな見た目であっても、味をおろそかにするようであれば、お弁当失格の烙印を押されても仕方ないのかもしれません。

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キャラ弁を作るママの多くが、ビジュアル重視になっている現実

ネットリサーチを行う『株式会社マーシュ』が行った『お子様のお弁当に関するアンケート』の調査では、キャラ弁を作るママのうち7割が『栄養バランスよりビジュアルを重視してキャラ弁を作った』と答えました。

実際にキャラ弁を作ると分かるのですが、キャラに似せようとする志と栄養バランスの両立はなかなか叶うものではありません。

「どうしてもココに黄色がほしい! そして、やっぱりココにも黄色が必要! 全体が黄色っぽくなるけど、そっちの方が似てくるし……栄養は、キャラの周りにレタスを散りばめておけば良いか!」なんて考えているうちに、申し訳程度の野菜が同居する不思議なお弁当が完成します。

それでも、キャラクターさえ似ていればビジュアルのクオリティは守られるので、「うん、頑張った! 私って良いママ!」なんて考えてしまったり……。

しかし、わが子が口にするお弁当の栄養面に配慮ができない時点で、良いママか否かは怪しいですよね。

味・栄養より見た目が重視になっているなら、要注意!

「息子がキャラ弁を完食してくれない」という相談者さまにオススメしたいのは、ズバリ“そのお弁当、一回食べてみて!”です。

お料理の腕に自信をお持ちのようですが、作るお弁当をキャラ弁に限定してしまった時点で、少なからず実力に制限が掛けられているはずです。

味や色合い、栄養にこだわって作れば満点が取れる腕前であっても、キャラ弁だとそうはいきませんよね。

栄養や味も妥協せずキャラ弁を作っているのであれば問題ありませんが、お子様が完食できないということを考えれば、きっとどれかが欠けているはずです。

ちなみに、私自身が、自分の作ったキャラ弁に抱いた感想は、「ご飯多すぎ!」でした。

キャラの顔をおにぎりで形成する方は多いでしょうが、子どもの小さなお弁当箱の中に詰め込んだ大量のご飯と、その隙間を埋めるような少量のおかずは、正直大人でも完食するに耐えません。

おいしそうなおかずと、丁度いい量のご飯が詰められたお弁当を頬張るお友達の中で、見た目だけ華やかなご飯の塊を貪る息子を想像したとき、私のキャラ弁熱は猛スピードで冷めていきました。

ちょうどいいが、ちょうどいい。

ここまで読めば、「きっとこのライターは、キャラ弁をもう作っていないのだろう」と思われるでしょう。

たしかに、ご飯でキャラの顔を作ることはなくなりました。しかし、全く大人のようなお弁当を子どもに持たせている訳ではありません。

そもそもキャラ弁とは、“たこさんウインナー”であったり、おいしい唐揚げに刺さったかわいらしいピックがそうであるように、子どもたちがおいしく・楽しく食事できるためにママたちが凝らした工夫の延長線上にあるものだと考えれば、これからも日本の文化であり続けてほしいと私は考えます。

キャラ弁にこだわりすぎるのも、また逆に、全く色気のないお弁当に走ってしまうのも考えもの。

ちょうどいいが、ちょうどいいのです。

お料理の腕と手先の器用さに自信をお持ちの相談者様であれば、きっとお子様がおいしく完食できるお弁当作りだってできるはずです。

ぜひ、キャラ弁にこだわりすぎることなく、おいしくて楽しいお弁当を作ってあげてください。

【参考リンク】
お子様のお弁当に関するアンケート | マーシュ自主調査

●ライター/木村華子(ママライター)

イラストで解説♪

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