今は今のやり方で! 育児方針が異なる“実母”とうまく付き合うコツ

【ママからのご相談】
もうすぐ出産予定です。初孫になる予定で、実母がとても張り切っています。

楽しみにしていてくれるのはうれしいのですが、すでに育児方針などについても口を出してくるので少々不安です。

どうしたらよいでしょうか。

a 互いによい距離感を保てば、よいパートナーへ!

ご相談ありがとうございます。在宅ワーカーの川中利恵です。

もうすぐ出産とのこと。家族全員が楽しみにしてくれるのは、とてもうれしいことですね。

しかし、おっしゃるとおり、期待が過ぎるといろいろ行き違いが起きたり、互いにストレスになってしまったりするものです。

特に何も言わずとも、適当な距離を作り、ママやパパを立ててくれるタイプのおばあちゃん・おじいちゃんであればよいのですが、やはり張り切ってやり過ぎてしまう方も多いのではないかと思います。

ベストなのは、やはりよい距離を保つこと! でも、ママがそう思っていてもうまくいかないことも。

ではどうすればよいのでしょうか。

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育児方法は時代とともに変わることを伝えて!

そもそも、推奨されている育児方法というものは時代によって異なり、医学的にも新たなことが判明しています。

たとえば年配の方がやりがちな、『離乳食代わりに自分がかみ砕いたものを赤ちゃんに与える』という行為が虫歯の原因につながることは、今ではもう常識ですよね。

つまり、いわゆる“最適な育児”の定義が替わっているわけです。

さらに、布おむつがメインだった昔に比べて、安価でかぶれにくい便利な紙おむつが普及したように、育児用品もバリエーションが広がり、ぐんと便利になりました。

それに加え、それぞれママの体調や子どもの個性などもあります。

同じ兄弟・姉妹でも、「お姉ちゃんのときはこうしたら寝たのに……」なんてことはザラにあるのです。

つまり、「私が育てたときはこうだった」が全く通用しないことがあるのが育児です。

まずはその基本を、そっと伝えましょう。

まず、「楽しみにしてくれていてとても感謝している」ことを最初に伝え、それから、「まずは夫婦で頑張ってみるから、困ったときだけ相談させて」と伝えてみてください。

伝え方ひとつで亀裂が入ることもあるので、まずは気にかけてくれることはありがたいということをちゃんと言葉にするのがポイントです。

もし、それを伝えないまま、「気づいてくれないから困る」と思っておられるのであれば、ご自身が“察してちゃん”になっている可能性があります。

まずは自分の意見はちゃんと伝えましょう。親子でも別々の人間なので、「黙っていても思っていることが100%伝わる」なんてことはあり得ません。

自治体が発行しているリーフレットを活用しよう

察しのよいおばあちゃんでしたら、やんわりと自分たちで頑張ると言われた時点で気づいてくれると思いますが、おそらくそれで気づいてくれるようであれば、相談者さんも悩まないのではないかと思います。

そこで提案したいのが、「病院や保健所で指導があり、それに倣うことにしている」と伝えることです。

たとえば、「授乳は3時間おきにしないと……」と非難されたときも、「病院では飲みたがるときは飲ませるように指導された」と言えば、とりあえずは引いてくれるのではないでしょうか。

うまく伝えられない場合は、リーフレットなどを活用してください。

たとえばさいたま市では、おじいちゃんおばあちゃんも、ママ・パパもストレスなく育児に関わっていけるよう、今どきの育児について解説している『さいたま市祖父母手帳』を発行しています。

このリーフレットは、ネットでも公開されていて、だれでも閲覧できますよ。

アドバイスや厚意はありがたく受け取っておこう!

愛ゆえに世代間で対立が起こりやすい子育て。とはいえ、最初からすべてを拒絶するのも考え物です。

教えてもらったHow toなどを実行したら、あっさりうまくいくことも多々あります。

頼ったときにアドバイスをもらったり、助けてもらえたりしたら、まずはお礼を忘れずに。

親しき仲にも礼儀ありという言葉は、時代ごとに異なる育児のスタンダードとは違い、いつの世でも代わりません。

張り切ってくれているのであれば、積極的に頼るのも手です。

産後のママは疲れていますから、心身ともにサポートしてもらえるようであれば、感謝の気持ちを忘れず、お願いしてみてはいかがでしょうか。

おばあちゃんの手腕に、学ぶこともあるかもしれません。

ただし、その際はある程度の割りきりが必要なこともあるでしょう。

「これだけはダメ!」や、「こうしてほしい」という要望は先にはっきり伝えておくとトラブルを防げます。

それでも、ママ自身、おばあちゃんたちの張り切りがストレスになるようでしたら、少し距離を置くことをおすすめします。

ただでさえストレスフルな育児ですから、これ以上ストレスを増やす必要はありません。

たくさんの人に愛されること。これが一番、産まれてくる子どもにとって幸せなことだと思うのです。プレママラストスパート、不安もいろいろあるでしょう。

どうか家族で協力し合って、まずは出産という大舞台を乗り切れますように! それから、適度な距離を持ったお付き合いができることを心より祈っています。

【参考リンク】
さいたま市祖父母手帳 | ブックシェルフ埼玉

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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