夫が被害者になることも? 「DV」の実態と子どもへの影響

【女性からのご相談】
助けてください。姉が夫(私にとっては義兄にあたります)から暴力を受けています。

子どもが小さいころからすぐに手が出る人だった、と姉は言っていました。

当時は、「子どもが大きくなったら離婚する」と言っていましたが、子どもたちが小学校に入った今でも、離婚する気配がありません。

DVの実態と、子どもへの影響を姉に伝えて、離婚するように説得したいのです。

a DVの被害者は配偶者だけにとどまりません。

こんにちは、ライフライターの鍋谷萌子です。

渦中にあり、お姉さまを助けたいと考えられる心中、お察しします。

DVは、心と体をむしばみ、非常に大きな被害をもたらす、許されざる犯罪です。

ここでは、DVの概要と実態をお伝えします。

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DVとはどういうものか?

DVは、『Domestic Violence』の略称です。

直訳すれば『家庭的暴力』となりますが、現在では、“配偶者間、あるいは恋人関係などにある両者の間での暴力”というように認識されています。

この言葉は、2002年の『配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律』によって広く知られるようになりました。

かつては家庭内のことであった『暴力』というものが、わかりやすく問題視されるようになったという意味でも、この法律には大きな意味があります。

DVには、『身体的暴力』『精神的暴力』『性的暴力』の3つがあります。

女性の4人に1人以上が、男性の約7人に1人が被害者になっている

日本においても、女性の4人に1人以上が身体的暴力を受けたことがある、としています。

また、DVというと、『力の強い男性から、力の弱い女性に対して行うもの』というイメージが強いと思われますが、男性の場合でも、約7人に1人が犠牲となっています。

さらに、これが1度きりのものではなく、複数回にわたり繰り返されることもあります。

女性の場合は10人に1人が、男性の場合は40人に1人が、複数回にわたるDVにさらされています。

DVの被害と子どもへの影響

身体的暴力が体に大きな悪影響を及ぼすことは、想像に難くありません。

しかし、精神的暴力や性的暴力により、うつ病などを患う可能性が高いことも知っておくべきです。

また、DVは、当事者間だけでなく、子どもへも大きな影響を及ぼしています。

子ども自身が殴られなかったとしても、自分の大切な親がもう一人の親に殴られている環境で育つことは、大きな精神的な負担です。

お姉さまのようなケースの場合、早急な救助が必要です。

「人に知られたらもっと暴力がひどくなるのではないか」とおびえていたり、長年にわたる精神的な『押さえつけ』で本人の力では脱出できなかったりすることもあります。

そのため、速やかに専門機関や警察の手を借りる必要があります。

DVは犯罪であり、決して見過ごされるべきものではありません。また、暴力が頻発化すると、それは命の危機にまでつながります。

お姉さまが動けないような状態になっているのなら、相談者様から第三者機関に相談してください。

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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