親子連れでも大丈夫? オープンな食育環境「こども食堂」のススメ

【ママからのご相談】
共働きのママです。最近私も主人も仕事が忙しく家族での食事がおろそかになりがちです。

繁忙期になると8歳の息子には先に1人で食事をとらせたりしてしまっていて、子どもの孤食化が心配です。

最近「こども食堂」のニュースを目にしました。住んでいる地域で開催されるならいってみたいと思いましたが、こども食堂って具体的にどのような場所なのでしょうか?

うちのような孤食を防ぎたい家庭のこどもも利用していいものですか?

a 誰でも参加できます!

こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。

最近、こどもの貧困や孤食などこどもを取り巻く社会状況や食のニュースは私も目にするようになってきました。

こどもの貧困率が世界トップとの衝撃的なニュースも流れて驚いたママも方も少なくないかもしれないですね。

今回は質問に答えるべく「こども食堂」の活動について、中央区勝どきで開催された『わんがんこども食堂』にて、担当者のグロースリンクかちどきの斎藤さんにお話を伺ってきました。

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こども食堂ってどんなところ?

ー『わんがんこども食堂』に向かう道すがら勝どきの街をみてきましたが、タワーマンションが多く新しい街といった印象です。貧困率はどうなのでしょうか。

『そうですね、おっしゃるとおり勝どきはタワーマンションが多く経済的な貧困率は低いと思います。このあたりは共働きのキャリア家庭が多く、核家族化がすすみ、地縁や血縁が薄いのが特徴です。そうなると夕飯時が子どもにとって空白の時間になるのですね。地域的に貧困よりも孤食化の方がより深刻なのではと考えています』(斎藤さん)

ー子ども食堂というと貧困家庭の子どもが大きなターゲットかと思っていたがそうではないのでしょうか?

『貧困家庭の子どものみが対象とは考えていません。子どもや子育て家庭すべてが対象だと考えています。まずは、地域の特徴を見極めることが大切だと思っています。それぞれのこども食堂が地域の特徴や問題に即したスタイルで運営しているので、特徴やメインのターゲットはこども食堂によってそれぞれ違いがあると思います。住んでいる人の個性に合わせてこども食堂の個性が育っていくのだと思います』(斎藤さん)

ーそのうえでも、こども食堂ならではの共通点はありますか?

『子どもに、安心できる場所でおいしいごはんを食べてもらいたい思いは共通です。そのために子どもが一人で立ち寄れる場づくりは、各食堂工夫していると思います』(斎藤さん)

地域に合わせて特色を出しつつも、オープンで開かれた場所がこども食堂の共通項とのこと。

こども食堂はこどもの孤食化が心配なご家庭にも開かれているのは興味深いですね。

食堂の雰囲気も明るくスタッフの方もオープンな雰囲気でリラックスできる場の空気を作っていると肌で感じ、こういう雰囲気なら子ども一人でも立ち寄れそうだと思いました。

子どもが一人で立ち寄れる場所づくり

ー子どもが一人で立ち寄れる場所を目指すとのことでしたが、親子連れでうかがっても大丈夫ですか?

『子どもが一人で立ち寄れる場所とは安心かつ安全で、親子連れでも誰でも利用しやすい場所だと考えています。仕事に疲れているときにお子さんを連れて立ち寄っていただくのも大歓迎です。バランスを考えたやさしい味付けのメニューが中心ですので、安心して召し上がっていただけますよ。また、しがらみにならない場所づくりも意識しています。地縁や血縁のつながりは素晴らしいですが同時にしがらみになる煩わしさが敬遠されているとも思いますので』(斎藤さん)

ー確かにしがらみになってしまうと足が遠のいてしまいそうです。

『そうですね、誰でも気軽に特に子どもが立ち寄れるようにオープンでゆるくつながっていく場所を目指しています。今後は月1回開催していく予定です。開催を重ねる中でじっくりとつながりや場所を作っていきたいですね』(斎藤さん)

実際にライターも食事をいただきましたが、野菜が多いやさしい家庭の味付けで子どもも大人もほっと安心する味でした。

仕事に疲れているとき、子どもと一緒にふらりと立ち寄って食事ができる場所があるのは子育て世代にとってありがたい場所ですね。

誰でも参加できます

―逆に大人一人でも参加できるのでしょうか?

お手伝いやボランティアに来ていただける方は大歓迎です。実は今回こども食堂を開催しているのは独身寮なのですよ。ここの寮の方が場所を提供してくださって、今回ボランティアとしても参加してくださっています。若い独身の方たちも地域とのつながりやコミュニティへの参加意識が高いのだと実感しています。調理や配膳、子どもたちとのふれあいなどさまざまな形で関わっていただけるとうれしいです』(斎藤さん)

食べに来るだけではなく、自分が手伝えるところから参加していくという視点には驚きました。

実際スタッフやお手伝いの方みなさんニコニコ楽しそうに動いているのが印象的でした。

興味がある方は、食事に立ち寄るだけではなくお手伝いに参加してみるのもよいかもしれませんね。

【取材協力/グロースリンクかちどき 施設長・斎藤雄介氏】

・わんがんこども食堂
月1回日曜日定期開催 17:30〜20:00
会場:月島荘1階 パーティルーム
定員:30食(ボランティア数・ニーズにより変動)
料金:大人300円、こども(高校生まで)は無料

●ライター/大根はじめ(マンガ家)

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