一生不妊のリスクも!? 「おたふくかぜ」が引き起こす合併症&予防法

【ママからのご相談】
1歳の子どものママです。保育園のママから、最近おたふくかぜが流行していると聞きました。

やっと定期の予防接種がひと段落したところなので、まだおたふくかぜの予防接種はしていないのですが、やはり受けておいた方がいいのでしょうか。

おたふくかぜは小さいころにかかった気がするのですが、どんなことに注意したらいいのかすっかり忘れてしまったので教えてください。

a 合併症が心配な感染症なので、できるだけ早めに予防接種を受けましょう。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

忙しいママにとっては子どもの体調を見ながら予防接種をこなしていくのは大変ですよね。

特に、おたふくかぜの予防接種はまだ任意接種ですので、1歳のお子さんならば受けていないという方も結構おられます。

しかし、おたふくかぜは3〜4年おきに流行するといわれている感染症で、特に合併症が問題となる病気です。

感染症専門の医師によると、今シーズンは2010年の流行以来、最多の患者数が報告されているとのことですので要注意です。

そこで今回は、おたふくかぜの症状、合併症、予防接種について押さえておきたいポイントをご紹介します。

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おたふくかぜの正式名称は“流行性耳下腺炎”

おたふくかぜは、正しくは、流行性耳下腺炎という病気です。

“ムンプスウイルス”というウイルスが原因の感染症で、発症すると耳の下や顎の部分が腫れ、高熱が出ることがあります。

顔が腫れて丸く見えることから、日本では慣習的に“おたふくかぜ”と呼ばれてきました。

咳やくしゃみ、唾液などから感染し、感染力が強いのが特長です。

おたふくかぜは合併症が怖い病気

おたふくかぜは、高熱や腫れなどツラい症状が見られることもありますが、軽症で済む場合や、感染しても症状がほとんどでない場合があります。

その一方で、発症すると、

・脳炎
・髄膜炎
・睾丸炎
・卵巣炎
・難聴
・膵炎

などの合併症を起こすことがあります。

これらの合併症が起こっても徐々に回復していく場合がほとんどなのですが、脳炎や髄膜炎、難聴は、まれに回復せず、障害が残ってしまうケースも見られます

また、思春期以降の男性がおたふくかぜに感染し、睾丸炎を併発した場合、不妊症の原因となる可能性があると言われています。

おたふくかぜの予防

おたふくかぜの原因はムンプスウイルスですが、この原因となるウイルスに対する直接的な治療法はありません。

発熱や痛みなど、あらわれる症状に対しての治療を行う対症療法となります。

発症しても、多くは1〜2週間程度で自然に治っていきますが、前述の通り、後遺症が残る可能性もある合併症を起こすことがあります。

それを防ぐためにも、おたふくかぜの感染や発症を予防するワクチンの接種が大切です。

海外では、おたふくかぜの予防接種は定期接種で、2回の接種が義務づけられています。

しかし、日本では2015年1月現在、まだ任意接種で、しかも1回のみ接種の方も多く見られます。

そのため、一人ひとりの感染予防が十分ではなく、数年に一度流行してしまうのだと考えられています。

おたふくかぜの予防接種は、いずれ定期接種となる見込みですが、重篤な障害を残す可能性もあるウイルスですので、定期接種化を待たずに早めに予防接種を受けることが勧められています。


いかがでしたか。

今回は、今シーズン流行しそうなおたふく風邪についての基礎知識をご紹介しました。

おたふくかぜの予防接種はまだ任意ですが、感染症予防と合併症予防の観点からも、できるだけ早めに予防接種を受けることをお勧めします。

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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