体がだるい? 思春期の子どもの病気「起立性調節障害」の症状とケア方法

【ママからのご相談】
小学5年生の女の子のママです。最近、子どもが朝なかなか起きて来なくて、起こしにいくと「体がだるい」と言います。また、「立ちくらみがする」「頭が痛い」なども頻繁に訴えるようになりました。

初めのうちは、何か学校に行きたく理由があって不登校の兆候なのではないかと思ったのですが、学校での人間関係などは問題ないようで、とにかく体のだるさを訴えます。

何か病気が隠されているのでしょうか。教えてください。

a 10〜16歳ごろに多い『起立性調節障害』の可能性があります。小児科を受診し、適切なアドバイスを受けましょう。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

お子さんが、朝なかなか起きてこない、体がだるいなどの症状を訴えられるとのこと、ご心配ですね。同じ子どもを持つママとして、お気持ちよくわかります。

起立性調節障害は、思春期特有の病気で、決して珍しいものではありません。

そこで今回は、起立性調節障害についてご紹介していきたいと思います。

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起立性調節障害とは

起立性調節障害とは、10〜16歳の子どもの約10%に見られる自律神経失調症の一種です。

主な症状は、朝なかなか起きられない、立ちくらみ、だるさ、食欲不振、頭痛、動悸(どうき)、イライラ感などです。

症状の現れ方については個人差が大きく、男子よりも女子に多く見られる傾向がある病気です。

起立性調節障害は、思春期特有の自我の芽生えや精神的ストレスが原因と言われていますが、子どもから大人へと体が成長していくことに自律神経系の発達が追いつかず、不安定な状態となってしまうために起こるとも考えられています。

そのため、ちょっとした姿勢の変化に対応できず、立ちくらみを起こす、朝起きられない、などの症状が出てしまうのです。

起立性調節障害の治療とケアのポイント

起立性調節障害の治療は、身体面に現れている症状を改善していく方法をとります。

例えば、朝起きられないのであれば、低血圧の治療薬を服用する、着圧ソックスを着用するなどの方法があります。

しかし、成長期特有の精神面と身体面でのアンバランスから生じる病気であるため、家族や学校のケアも大切です。

子ども本人は仮病を使っているつもりはないので、周囲の人間は子どもに対して、決して叱らない、動揺しないことが大切です。

また、起立性調節障害の症状が現れても、ずっとこの状態が続くわけではありません。

1年程度で約半数の子どもが、2〜3年で7、8割の子どもが改善します。

長くても高校卒業くらいまでには、ほとんどの子どもが学業や生活に支障がない程度に回復しますので、子どもが自分を責めないように、心のケアを大切にしてあげましょう。


いかがでしたか。今回は、小学校高学年〜中学生に見られることの多い『起立性調節障害』についてご紹介しました。

症状の内容からいじめによる不登校に間違われたり、ただ怠けているだけだろうと勘違いされることも多い症状です。

親御さんが症状に気づいたら、お子さんを傷つけないように上手にケアしながら小児科を受診し、医師のアドバイスに基づき、学校側への理解も求めましょう。

高校卒業までには多くのお子さんが改善される病気ですので、焦らず病気やお子さんと向き合っていきましょう。

【参考リンク】
起立性調節障害 | 日本小児心身医学会

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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