課金はリアル妻子へ! 「ソシャゲ」から抜け出せないパパへのアドバイス

【パパからのご相談】
去年からソシャゲにハマっています。やめようと思っても、ついつい課金をしてしまい、いつも小遣いが足りません。

そのたび嘘をついて少し妻からもらっているのです。

そろそろ子どもも小学生になるのでやめなくてはとは思っているのに、また今月も課金してしまいました。

どうしたら辞められるでしょうか。

a “遊び”は遊びの範囲で! 課金すべきはリアル妻子です。

こんにちは。ご相談ありがとうございます。

とあるソシャゲでランキング1位のチームに入っていたことがある、在宅ワーカーの川中利恵です。

ソーシャルゲーム。楽しいですよね。私も一時期ソシャゲにハマっていました。

特にスマホでできるゲームは、メールの返事が来る待ち時間など、ちょっとした空き時間に少しずつ進められるのがとても魅力的です。

とはいえ、ちょっと楽しむぐらいであればいいヒマつぶしになるのですが、はまり込みすぎると、やっぱり現実に影響が出てしまいますよね。

そこで今回は、がっつりやっていた時期もある私が、ソシャゲを卒業した理由をお話ししますね。

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リセットできない! 人生とソーシャルゲームは似ている!

何かあると必ず引き合いに出されるゲーム。

特に最近は風当たりが強く、凶悪事件が起こると、全く関係がなさそうでも、「犯人はゲームが好きだった」「最近の若い人はゲームのようにリセットできると考えているのでは」などと言われることも少なくありません。

でもちょっと待ってください。

結論から言うと、セーブポイントがあってリセットすることでやり直しができるゲームは30代・40代の人たちが慣れ親しんできたテレビゲームだけです。

基本的にソーシャルゲームではゲーム内の時間が流れていて、リセットすることはできません。

貴重なアイテムを間違えて捨ててしまっても、時間を巻き戻すことはできず、戻ってこないのです。

ソシャゲは比較的ゲーム内容が簡単で単純なので、毎日欠かさずコツコツプレイをしたり課金したりすれば、確実に強くなります。

そしてさらに、ほかのユーザと交流して、ゲームの上手い人や強い人と仲間になれれば有利にゲームを進められるものもあります。

そして初めてそのゲームをプレイするとき、最初にもらえるアイテムをより良いものをもらえるまでやり直しをするリセットマラソン、通称『リセマラ』もゲームによっては可能です。

しかしその一方で、課金してもアイテムを使いこなせなかったり、運悪くいいカードが来なかったりすることも多々ありますし、プレイ時間が短ければ弱くなります。

さらに最終的なことを言えば、ゲームアプリそのものを引き継ぎナンバーごと消してしまうことができます。

そして同時に、ずっとプレイをしていても、いくら課金をしていても、機器のトラブルや運営元によるゲーム終了などで、もう二度とプレイできなくなることもあるのです。

……と、ここまで聞いて、何かに似ていると思いませんか?

私は、“ソシャゲは人生にとても似ている”と感じてしまったのです。

そしてそれこそが、私がソシャゲをガチでプレイするのをやめた理由でした。

人生はソーシャルゲームよりハードモード!?

もっといえば、現実の方がかなりのハードモードです。

ゲームはスタートするときに、より良い環境を狙ってリセマラできます。

ある程度課金したり、コツコツがんばってプレイしたりしていれば、それなりの見返りや達成感があります。

しかし人生は、産まれる環境すら選ぶことができませんし、努力をしたりお金をかけたりしたからといって、理想通りに事が進むとは限りません。

お子さんがいらっしゃる相談者さんであれば、わかるのではないでしょうか。

たとえば子どもは、いくら手やお金をかけようが、思うとおりに行動してくれるわけではないですよね。

しかも人生は、一度スタートしたら、「あのころに戻って」という形ではやりなおせません。当然のことですが……。

大切なものを捨ててしまったら、また新たに得られるまで努力をしたり、チャンスを待ったりする必要があります。

人とコミュニケーションをとったり交渉したりして、信用を築き、自分の立ち位置を確立しなければなりません。

そしてお金など、手持ちのアイテムを何とかやりくりして、新たなスキルや装備を身につけ、ゲンジツという大きな壁に立ち向かい闘い続けるのが人生です。

ここで経済力があれば、「金銭的にできない」という問題につまずくことは少なく、ある意味イージーモードで人生を歩み始めることができます。

しかし資本が乏しければ、何か新しいことを始めるだけでも、こつこつ努力し続けるか、人脈を作って助けてもらって這い上がってゆくしか道はありません。

人生とソシャゲは、そっくりだと思いませんか?

セガゲームス調査によると、ゲームアプリ利用者は若者よりも35歳以上のほうが増加しています。

そのため、ソシャゲ業界では、ターゲットを20代後半から30代に絞って開発することが多い傾向があるようです。

だからこそ、大人がハマりやすいとも言えますし、「ゲンジツではないどこか別の世界」で人生をやり直したいという気持ちが多少なりともある大人が少なくないのかもしれませんね。

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リアル妻子を手放したくないなら課金はほどほどに

強くなくても、嫁を愛でられればそれでいいと思っているケースもあるでしょう。私もオタクの端くれなので、キモチはわかります。

しかし、嫁を養うためには、現実的な問題として資本が必要です。現実で嫁をめとるときもそうだったのではないでしょうか。

そしてリアル家族を幸せに導くアイテムは? と言えば、いやらしい話ですがやはりお金というアイテムは必須です。

とくに、子どもにかけた学費が子どもの将来に大きく影響することがすでに明らかになった今、あなたが課金して育てるべきものは、ただにっこりと笑いかけるだけで、ある日突然影も形もなく消え失せるだろう二次元の嫁ではないことはご理解いただけるのではないでしょうか。

そう、あなたが課金すべき対象は、二次元嫁やゲームアイテムではなく、お子さんなのです。

定期クエストやデイリー任務などをコツコツやるのであれば、現実でがんばったほうが、子どもにつぎ込むためのリアルマネーを増やせるし、リアル交友関係が豊かになります。

たぶん仕事も成功に近づくのではないでしょうか。

うまくいかないことがあるのは現実もゲームも同じです。私自身は、「だったら、現実でリアルラックが起きたほうがいい」と思ったのです。

とはいえ、私自身、完全にゲームをやめたわけではありません。時間に縛られない、仕事の合間にできるゲームはちまちまやったりします。

ただし課金は、買い物でたまったポイントを使っています。

ほとんどの時間は、仕事や勉強、子どもたちと遊ぶ時間に振り分けられるようになりました。楽しいです。

人生に潤いやちょっとした楽しみ、息抜きは必要です。

やめろとは言いませんが、“楽しみ”で終わる範囲にしておきませんか?

それが難しいようでしたら、アプリそのものを削除してしまいましょう。

1か月もすれば、奥様に嘘をついて心苦しい思いをしながらソシャゲをやらなくても、それなりに楽しく生きていけることに気づくはずです。

リアル妻子を手放したいのであれば、そのまま突き進んでもいいかもしれません。

それもまたあなたの人生です……。ただし、リセマラはできませんが。

【参考文献】
・『スマホゲームユーザー解体新書2014』ゲームスタイル研究所・著

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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