そのイライラはどこから? 「子どもを怒ってしまう親」の心理3パターン

【ママからのご相談】
29歳、年子で男の子(5歳と4歳)のママです。

子どもはかわいいのに、何かをこぼしただけでもすぐにカッときてしまいます。毎日毎日怒ることばかりで、自分が嫌になります。

どうしたら子どもをほめたり、優しく接したりすることができるようになるのでしょう?

a 怒るときの状況を見極めるようにしてみましょう。

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

怒ることは、悪いことではないということを知っておいてほしいと思います。

・危ないことをしたとき
・人に迷惑をかけたとき
・命の危険があるとき

この3つを子どもがしたときは、積極的に叱らなければなりませんよね。しかし、それ以外は、怒る状況を見極めることが必要です。

子育てや家事などで忙しい相談者様は、イライラを抱えて、つい何でも怒ってしまう状況ではないでしょうか。

親が子どもに対して抱えている感情を自身で見ていくと、見極めがうまくいくと思います。

ぜひ、3つのパターンに当てはまっていないか参考にしていただきたいと思います。

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子どもを怒ってしまう親の心の動き3パターン

(1)期待感のズレが生じたとき

親は子どもに期待します。その期待よりも劣った行動や結果を目にしたときに怒りがわいてくることがあります。

たとえば、育児書などに『○歳までには、○○ができるようになります』と書いてあったとしましょう。

自分の子が、当該年齢になっているのにそれができないと、「なぜ?」という気持ちから期待感のズレが生じてきます。

最初はなぜだろう程度ですが、できないままでいると、「どうしてできないの!」という気持ちになるのです。

こんなときは、「個人差があるから」や「できなくて当たり前、これからできるようになるから、だから大丈夫」と思うことが、怒りから解き放つ方法になります。

(2)被害者感覚に陥ったとき

文字通り、子どもがしてしまったことに対して、親が被害者であるかのような錯覚を起こすことです。

幼児は、さまざまなことをしでかします。

・壁にクレヨンで絵を描いた
・箱からティッシュを全部出した
・ソファーの上からジャンプする
・食べ遊び

など、怒られるようなことを毎日飽きずにやります。

これらのときに、「この子は、私を困らせようとしてやっているのではないか」という気持ちがわき上がってくることがあります。

これが被害者感覚に陥っている状況です。

医師でスクールカウンセラーの明橋大二先生は、自信の著書でこのように言っておられます。

子どもとは元来、自己中心的(自分を大切にするという意味)で、失敗ばかりして言うことを聞かないものです。

と。幼児期の子どもは、親を困らせようなんてまったく思っていません。親のことが大好きで、いつでも愛情を欲しています。

ただ、さまざまなことに集中したり、興味を持ってぶつかっていったりすることがこの時期では大切なことです。

それを思うと怒る気持ちが和らぎます。

(3)予定が狂ったとき

相談文の中に、「何かをこぼしただけでもすぐにカッときてしまいます」とありました。

これをされたことで、予定していた何かが崩れることがあったのではないでしょうか。

「○○をしようと思っていたのに!」という気持ちがあると、それを修正するのにちょっとしたパニックが起こってしまい、子どもを怒ることになってしまうのです。

特に忙しい朝、出かけ前など何か次の行動に移らなければならないのにそれが遅れそうになるなどがあると、予定が狂ってしまうと怒りが発生します。

時間に余裕をもって準備することが大事ではありますが、子どもがいる場合は、とんだハプニングがあるものですよね。

こうした子どもの失敗によるハプニングから子どもを助けるという考え方や行動をしているうちに怒らなくてもよくなります。

・失敗を想定して必要なものをもう1着(組)用意しておく
・急いでいることを子どもに言い聞かせて、手伝ってくれるようにお願いをしておく

というような先手を打っておくことも怒らなくて済む方法の1つです。

私も息子(小5)に、「どうしてこんなことができないの!」と怒ってしまうことがあります。

親である私が、期待をかけ過ぎているんです。わかっていてもできないことや言ってしまうこともあります。

そんなときは、「さっきはごめんね。できないことだってあるよね、一緒にがんばってできるようになろうね!」とフォローするようにしています。

怒りはコントロールがきくものです。

親が先手を打ったり、怒ってしまったりしたときに素直に子どもに謝れるようにしておくだけでもうまくいきます。

相談者様も怒りが生じたとき、冷静さがあるときは自分の気持ち優先で怒っていないかを確認してみましょう。

冷静さがなく怒ってしまったときは、後で気持ちが落ち着いたら謝るというようにして、お子さんといい関係を築いてほしいと思います。

ご相談ありがとうございました。

【参考文献】
・『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方*叱り方』明橋大二・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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