黒豆はなぜ入ってるの? 「おせち」にまつわるマメ知識集

こんにちは、フードライターの鍋谷萌子です。

日本のお正月の風物詩といえば、“おせち”。今年は食べましたか? 今回はこのおせちのいわれについてお話ししていきましょう。

おせちの品名や食材には意味がある

“おせちに何を入れるか”というのは家によって違うと思います。ここではいくつか代表的なものを紹介しましょう。

まず、黒豆。これは「まめまめしく働く」というところからきています。

次に、たづくり。これは「田作り」という漢字を当てます。名前からもわかるように、「田んぼを作ること」につながっています。

かつて肥料としていた“ごまめ”を使うことからきているのだとか。

名前からイメージしやすい数の子は、子孫繁栄の願いが込められています。

エビには、「背中が曲がるほどまでに長生きできるように」という思いが込められています。また、エビにはヒゲの長いものもいますから、これも「ヒゲが長くなるまで長生きできるように」という長寿の願いが込められています。

栗きんとんの場合は、色が黄金をイメージさせることから縁起物とされています。

このため、くりきんとんの色は濁ってはいけません。ミョウバンなどを使い、しっかりと色止めを行いましょう。

ナマスは紅白で仕立てています。このほかに、紅白卵を作るおうちもあるでしょうが、それも同じところからきています。

タイのこぶ締めについては、「めでたい」「よろこ(ん)ぶ」からきています。ばらばらに料理をするところもあります。

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お重にも意味がある

実は、おせちは、中身だけでなく、“外側のお重”にも意味があります。

一の重には、上であげた黒豆などを入れます。二の重には甘い物を、三の重には焼き豚や焼きえびを、与(四)の重には煮物を入れ、五の重は空にしておくのがもっとも正式な形です。

ただし、現在では一の重と二の重を一緒にして三の重の中身を二の重に、与の重を三の重に入れることもあります。また、五の重は用いない、というケースもあります。

“空になっている五の重”の意味は、「まだまだ詰められる余地を残し、子どもにそれを詰めさせる=子どもや孫の代でも栄えるように」という意味が込められているとも言われています。

また、これはあくまで私自身が母から聞いた話なので、出典は明らかではないのですが、「五の重は神様に召し上がっていただくためのお重だから、空(かすみ)が入っているのだ」というものもありました。

来年は、これらのうんちくを知った上でおせちを楽しみたいですね。

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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