気になったら189! 「児童虐待かも」と思ったときの通報ポイント

こんにちは、ライターの佐原チハルです。

2015年の7月から、児童虐待相談のための番号が、3ケタの全国共通ダイヤルになりました。

これまでも相談の番号は共通でしたが、“いちはやく”SOSの声をキャッチできるためにも、覚えやすい3ケタになったとのことです。

さて、この“189”という番号、実際にはどうやって使ったらいいのでしょう?

「虐待かも?」とチラッとでも思ったら使いましょう

「虐待かも?」と思ったときのポイントは、“確信が持てなくても相談する”ということです。

虐待であるか否かは、相談を受けた児童相談所の専門家が見極めてくれます。保護の必要があるかどうかを判断するのは、専門家の役割なのです。

私たちに求められているのは“いちはやく”知らせる、ということ。虐待は一般的に、次第にエスカレートしていくと言われています。

“まだ虐待と言えるかはわからない”状態で相談しておくことが大切なのです。

また、相談は匿名で行うことができます。ご近所づきあいや、ママ友としての付き合いに支障をきたしてしまう、というようなことは起こりませんので、安心してくださいね。

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虐待の定義を知っておこう

厚生労働省によると、虐待の定義は4つに分けられます。

『身体的虐待』……殴る、蹴る、つねる、裸で外に出す、部屋に拘束するなど。
『心理的虐待』……乱暴な言葉を使う、無視する、夫婦ゲンカやDVを見せる、過干渉など。
『性的虐待』……子どもに性的な言動をする・させる、性的な行為を見せる、性的な被写体として画像・動画にするなど。
『ネグレクト』……食事をさせない、不潔にさせたままにする、病気やケガをそのままにしておくなど。

・異様な泣き声がよく聞こえる
・いつもケガをしている
・不自然にビクビクした
・いつも服装が汚い
・著しく大人びた/子どもっぽい言動をする

などが、虐待を受けている子どもに代表的な特徴です。

緊急性が高いのに“全国共通”でいいの? 近所の児童相談所の番号を調べるべき?

どのような場合でも、相談先は「189」で大丈夫です。「189」に相談の連絡がかかってくると、かかってきた市外局番や、郵便番号を入力するなどの方法で、自動的に最寄りの児童相談所につながるようになっています。緊急性の高いものにも対応できるようになっていますので、「189」だけ覚えておけば大丈夫です。

また、「まさに目の前で暴力を受けている」「ひどいヤケドだ」という場合は、189ではなく警察に通報するのでもよいです。その場合には、できる限り“保護が必要、緊急事態である”ことを伝えられるといいですね。

「虐待されている子を見た」以外でも利用できるケースがある

「189」を使うべきタイミングは、虐待を目撃したときだけではありません。

「子どもを虐待してしまった・してしまいそう」な場合や、「子育てでとても苦労していそうな知り合いがいる」などの場合です。本格的な虐待に至ってしまう前にサポートを受けることで、未然に防ぐことができることもあります。

「虐待の通告をしてしまって、間違えていたら悪い」と感じる人も多いかと思いますが、相談所の人が関わることで、親自身が救われることもたくさんあるのです。


「189」を使うことは、子どものためにもママのためにも大切なことです。不安なシーンを見かけたら、迷わずダイヤルできるよう、心の準備をしておきましょう。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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