小学校に行きたくない!? 思春期の子どもの“不登校”に対処するコツ

【ママからのご相談】
40代小学6年生の男子の母です。息子があるときから「もう小学校に行きたくない」と言って、朝泣き出して休む日が多くなりました。

朝だけ別人のように荒れて、他のときはわりと普通に過ごしています。塾は喜んで行くのですが学校は嫌がります。どうすればよいでしょうか。

a 思春期は考え方がいびつな時期。普段は細かく構いすぎないことが大事です。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

お子さんの不登校、悩ましい問題ですね。他のときは普通なのにどうして小学校には行けないのか、相談者さんの不安やいら立ちが伝わってきます。

今回、この相談について、東京都で児童の発達相談を受けている臨床心理士の先生にお話を伺ってまいりました。

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思春期は考え方がいびつな時期、なんでも地雷

『今は昔と比べて思春期が早くなる傾向が多いようです。早い子で小学4年生、平均で小学6年生から中学3年までが思春期と言われています。中学3年生の終わりごろにはだいぶ落ち着きがみられてくる子が多いです。

そして、思春期という時期は考え方がいびつになっている時期です。何をやっても、何を言っても、地雷が埋まっている感じでしょうか。そのため、大人からすれば思いもよらないことで子どもが荒れたり、理解できない行動に出たりします。また、言っていることも行動もころころ変わるので「自分や夫がこういうことを言ったから、行動したから子どもが荒れた、落ち込んだのではないか」と気に病みすぎないことが大事です』(臨床心理士の先生)

私も現在思春期まっただなかの長男の言動に翻弄(ほんろう)されることが多いです。ちょっとした言葉からけんか腰になったり、自分を卑下する息子にこちらも人間なので感情的になることも。

言っていること、行動のつじつまも合わないときもあるのですが、本人も混乱しているのだろうなと自分が息抜きしていく時間を大切にしようと考えています。

基本は放っておく、寄って来たら温かく接する

思春期の子どもは、反社会的な行為、命に関わる行為以外は基本放っておくのが一番です。寂しくなったら寄ってくるのでそのときは温かく接しましょう。「さっきまで憎まれ口をたたいていたのに!」とイラッとくるかもしれませんが、切り替えが大事です。切り替えできないぐらいイライラして来たら、お母さんも子どもから離れて一人の時間をとるなど、お母さんのリフレッシュも大切にしてください。

不登校については放っておけない悩ましい問題ではありますが、もし朝、一緒に登校すれば学校に行けるのなら一緒に登校したり、教室に入らなくても保健室に登校すればよいように学校側に配慮してもらったり、本人が本当につらいときは、明確な不登校の理由がわからなくても思い切って休ませることも大事ではないでしょうか』(臨床心理士の先生)

最悪なパターンはやりたい気力もなくずっと部屋に閉じこもってしまうこと

『また、このケースの場合、朝だけ荒れていてあとは普通に過ごせているということで、不登校気味であっても、まだ救いがあります。最悪な状態は、本人が何をする気力もなく自分の部屋に閉じこもって外出もできなくなってしまうことです。登校時以外は普通に過ごしていることを、ふざけている、怠けていると考えずにまだいい状態なのだと考えてください』(臨床心理士の先生)

確かに学校に行けないことを問題視するあまり、他の場面では普通であることに対して頑張りが足りない、なぜ頑張れないのと感じてしまうことがあるかもしれませんね。しかし、元気に過ごせるときがあるというのは希望であることがわかりました。

気を付けることは勉強に追いつけなくなること、家庭学習や塾でカバー

『不登校で一番気を付けるのは、休むことによって学校の勉強に追いつけなくなってしまうことです。学校に行けないのだから塾に行かせている場合でないと考えるのでなく、塾には行けるのであれば、学校に行けない分は塾で勉強する、家で親が勉強を教えるということも大切です。もし、親が勉強を教えるとお互いイライラしてしまうのであれば、学生のボランティアやアルバイトに家庭教師をお願いするというのも手です』(臨床心理士の先生)

不登校児に対応した家庭教師のボランティアや家庭教師派遣会社も多く聞きます。

また、親や学校の先生以外の大人との信頼関係を築くことで、勉強に追いつくだけでなく、社会性も身につくのではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか。子ども自身も混乱の中にある思春期。言動に振り回されて大変ですが、親も思いつめすぎずにこの時期を乗り越えていきたいですね。

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

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