帝王切開は母親失格って!? 先輩ママの「出産バッシング」体験談

こんにちは、ライターの佐原チハルです。

最近、とある芸能人が2人目のお子さんを“VBAC”で出産したというニュースが話題になったことがありました。

「リスクをとってでも陣痛経験することを選んだ」ともてはやす形でニュースが流れたのですが、そのせいもあって、彼女の出産に対してはさまざまな“苦悩の声”が上がりました。

それによって、出産方法によって“バッシング”されてきた経験を持つ方が多いという背景もまた浮き彫りになりました。

「おめでとう」と言いたい・言われたいはずの出産で行われがちな“バッシング”とは、一体どのようなものなのでしょうか。

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先輩ママが経験した“出産バッシング”

帝王切開に対するバッシング

『「母親になる覚悟が足りないから帝王切開なんてことになっちゃったのよ。赤ちゃんがかわいそう。次はしっかりしてくださいね」って言われて、すごくショックでした。罪悪感で毎日泣きました』(30代/帝王切開経験者)

予定帝王切開の場合であれば、たしかに陣痛を感じない出産となりますが、術後の痛みはとてもツラいものだそうです。産後の回復も、経膣分娩の場合と比べ遅れることが多いです。

芸能人が“VBAC”で出産したというニュースでは、まるで帝王切開が“楽なお産”扱いされているように読めてしまい、それがとてもツラかった、とのことです。

無痛分娩に対するバッシング

『痛いのが嫌だなんてワガママだとか、そんなんじゃ母親になれないとか、いろいろなことを言われました。痛いのが嫌だと思うのは普通のことだと思うのに。赤ちゃんを危険に晒すわけでもないのに、「痛いのを選ばないのは愛情がないからだ」と言うのはおかしいと思います』(30代/無痛分娩経験者)

“VBAC”出産のニュースでは、痛みに大きな価値観を置くような言葉が散見されました。

愛情の有無と痛みの有無とは、たしかに、関係ありません。出産の痛みを経験していなくても、子どもを愛し適切に養育できる父親もいますよね?

また無痛分娩は、一般的には完全な無痛ではなく“7割減”程度のものですし、出産後の痛みは無麻酔での分娩と変わりません。

陣痛は罰ではない

芸能人のVBAC出産のニュースに対しては、経腟分娩(自然分娩)経験者からも疑問の声が上がりました。

『昔、親不孝をしていたから自分は陣痛を味わうべきだった、みたいなコメントを見てびっくりした。陣痛は何かの罰とか、自分の成長とか勉強とかのためにあるんじゃない』(20代/自然分娩経験者)

のちにその芸能人の配偶者によって出されたコメントでは、「あれは“後から自然に湧いてきた”もので、あくまで彼女個人の気持ちである」と書かれていました。

そうした個人の感じ方には当然文句はない、としつつも、不満の声を聞かせてくれた女性は、こうも続けました。

『ニュース記事では「親孝行のためにも陣痛を感じるべき」と言っているように読めた。出産は自分を産んだ母親のために行うわけじゃない。陣痛は“償い”でもないよ」』


“VBAC”という方法には、メリットもリスクもあります。一概に良い・悪いと言えるようなものでもありません。

希望する全ての帝王切開経験者が行える方法ではありませんし、必要な医療設備が全ての病院に備わっているわけでもありません。

そして、環境がそろっていたからといって、必ずしも“選ぶべき”というわけでもありません。

お産にとって一番大切なのは、母子が安全であることです。

そこを差し置いて、誰かのお産にケチをつけるようなことはしないよう、自身でも気をつけていきたいですね。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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