結局どっちがいいの? ママが悩みがちな「卒乳」と「断乳」の違いとは

【ママからのご相談】
現在1歳になったばかりの子を育てています。1歳のお誕生日あたりで断乳させるママ友が多いので、「うちもそうしようかな?」と思っていました。

しかし、助産師をしている友人に「おっぱいをやめる理由が特にないなら、断乳ではなく自然卒乳させてあげたらどう?」と言われました。

断乳と卒乳では何か大きな違いがあるのでしょうか?

a 厚生労働省は近年自然卒乳をすすめる傾向にあります。

ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。

近年“断乳”という言葉があまり好ましくないからと、断乳させた場合でも卒乳と称する場合があるのですが、“卒乳”と“断乳”では、意味合いが大きく違ってきます。

もしもどちらかで悩んだ場合は、ママと赤ちゃんそれぞれのコンディションに合わせて、おっぱいとバイバイする方法を選択すればよいのです。

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卒乳と断乳の違いとメリット・デメリット

(1)卒乳

卒乳は、赤ちゃん自身がおっぱいとサヨナラするタイミングを決めます。ママは特におっぱいから離れさせる働きかけはせず、赤ちゃんが自らおっぱいから離れていくのを待ち、見守るのです。

ーメリット

赤ちゃん自身に思う存分おっぱいを吸わせてあげることができるので、一番円満におっぱいとサヨナラすることができます。

ママのぬくもりを十分に感じることで自立心を育てることができます

ーデメリット

赤ちゃん自身が「もういい」というまで授乳を続けるので、いつ卒乳を迎えられるのかママには予測がつきません。

次の子の妊娠に影響が出たり、いつまでも授乳ができる服装をしなくてはならなかったり、ママの行動は制限されることが多いです。

(2)断乳

断乳は、ママがおっぱいから離れさせる日を決めます。ママが最後と決めた日にすっぱりとやめる場合もあれば、前もって「この日におっぱいバイバイね」と懇々と言い聞かせて赤ちゃんとカウントダウンしていく方法もあります。

ーメリット

ママがおっぱいをやめる日取りを決めるので、今後の計画が立てやすいです。保育園入園や下の子の妊娠も障害なく計画することができます。

特に夜間授乳からの解放感は大きく、断乳してから夜ぐっすり寝てくれるようになった、という声を多く聞きます。

ーデメリット

「赤ちゃんはまだ欲しがっているけど、ママの決意でおっぱいをやめる」のが断乳なので、大きな覚悟が必要です

数日間はおっぱいが欲しくて大泣きすることが多数。赤ちゃんにとって、断乳は決して軽いものではなく、大好きなおっぱいが突然飲めなくなってしまう、という衝撃は計り知れないことは理解しておくべきです。

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無理な断乳は避けるべき

卒乳か断乳か、どちらが正しいかという答えがあるわけではありません。

授乳が苦痛で仕方なくて、ストレスをためてしまうくらいなら思い切って断乳してしまったほうが赤ちゃんとも円満に向き合えることだってあります。

逆に、自然卒乳まで頑張ったとしても卒乳まで思う存分飲ませてしまって、本当に大丈夫だったのかな? と不安になることもあります。

しかし、筆者はよほどの都合がない限り自然卒乳をおすすめしたいです。

『卒乳ーおっぱいはいつまで』(日本母乳の会・著)の本文の中に以下の文章があります。

「断乳」つまりお乳を断つということは、乳児期にせっかく構築されてきた母子の信頼関係に影響を与える可能性もあります。
色々な都合で、どうしてもおっぱいから離したいのであれば、何か母乳にかわるもの、それは物質ではなく、強い抱きしめ、お母さんとの接触など、生活の中でおっぱいに変わる楽しみを赤ちゃんに与えることを忘れないようにしてほしいものです。そんな環境において、はじめて赤ちゃんは精神的な不安もなく自然におっぱいから離れていけるのです。この甘えの中から赤ちゃん自身の自立が本来の自立と言えるのであり、これが「自然卒乳」なのです。

突然の断乳は赤ちゃんの心に大きな衝撃を与え、ママのおっぱいにも負担がかかります。

断乳をする際は十分に言い聞かせを行って、決行後は赤ちゃんとママのおっぱい両方の入念なケアをする必要があるのです。

おっぱいとのサヨナラは赤ちゃんにもママにとっても大事件

いかがでしたか?

断乳、卒乳どちらを選んでも戸惑いは生じます。しかし、どの方法を選んだとしても赤ちゃんにとっておっぱいとのサヨナラはママが考えるよりずっと一大事。

ママから断乳を決意する際は、本当に今するべきなのか? おっぱいに代わるスキンシップができているか? をしっかり考えてから行うようにしてあげてくださいね。

【参考文献】
・『卒乳ーおっぱいはいつまで』日本母乳の会・著

●ライター/ましゅまま(ママライター)

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