病気リスクを回避! 「口呼吸」をやめて「鼻呼吸」にする方法4つ

【男性からのご相談】
自分は常に口呼吸をしています。寝ているときも口を開いていて、朝起きると口の中がとても乾燥しています。

そのため冬になると、たいていノドが痛くなってきます。やはり口呼吸は良くないのでしょうか?

a 口呼吸によって起こる病気はさまざまあります。健康のためには鼻呼吸をオススメします。

ご相談ありがとうございます。理学療法士のOHSAWAです。

普段何気なくしている呼吸ですが、ご自身が鼻と口どちらがメインで呼吸をしているかわかりますでしょうか?

例えばじっとテレビを見ているとき、意識して自分の呼吸を確かめてみてください。口が開いている方はたいてい口呼吸をしていませんか。

今回は口呼吸が及ぼす健康への影響を中心に説明していきますので、自分が口呼吸の方はこれを機に少し考えてみてもらえればと思います。

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鼻の重要な役割

鼻と口は体の中にもっともばい菌が入りやすい入口です。

そのため、鼻は高性能な空気清浄器のように汚れた空気をろ過し、冷たい空気を直接取り込まないようにし、湿度と温度を高めて保つ働きをします。

また、鼻の気道の表面細胞には細かい毛が生え、粘液が流れていて、ばい菌やホコリ、ダニのカラなどが繊毛に吸着され、鼻の奥まで侵入しないようにろ過をしていて、繊毛によって吸着された汚物は鼻水によって外に排出されます。

鼻の穴から咽頭(ノドの奥)までの約15cmの気道周辺には、数多くの空洞(副鼻腔)が開いています。

鼻から吸い込まれた空気は空洞を通って温められ、湿度が100%近くまで加湿されて肺に入ります

空気中に漂うばい菌やウイルスは乾燥した環境を好むものが多いため、加湿することによって侵入や繁殖を防ぎ、ノドの細胞を傷つけないようにしているのです。

免疫機能を低下させる口呼吸

一方、口は食べ物の通り道なので、鼻のように空気中のばい菌などに対する防衛機能を持っていません

口呼吸では空気を加湿できないため口の中は乾燥し、唾液が出なくなり、ばい菌を排出させる機能の多くが失われます。

ろ過や加湿の機能もないため、乾燥した空気を多く吸うことで、ノドの奥にある扁桃腺(へんとうせん)が乾いてしまい、細菌のすみかとなってしまいます。

ノドの扁桃腺が冷えて乾燥すると、防衛機能が弱まりばい菌の温床になって免疫力が低下するだけでなく、あらゆる病気の原因になってしまいます。

そのなかでも口呼吸病という、口呼吸によって引き起こされる病気があります。

特に小児ぜんそくにかかる子どものほとんどが口呼吸で、鼻呼吸ができません。

また、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、臭覚や味覚のまひ、大人がかかる難治性の間質性肺炎なども口呼吸によるものとされています。

その他にもドライマウスや口臭の原因、睡眠時無呼吸症候群なども口呼吸による弊害でしょう。

口呼吸をやめて鼻呼吸にする方法4つ

(1)日頃からの意識

まずは何と言っても日頃から鼻で呼吸をするように意識することでしょう。

よっぽど鼻が詰まっていなければ、意識することで鼻呼吸ができますよね。

(2)寝方の改善

一般的にうつぶせや横向きで寝ると口呼吸がしやすくなると言われています。できるだけ上向きで寝るのが望ましいでしょう。

(3)テープで固定

眠るまでは鼻呼吸を意識していても、眠ってしまうと口呼吸になってしまう方は、口が開かないよう口に垂直にテープを張って口が開かないよう固定しましょう。

これは実際に筆者も実践してだいぶ口呼吸が改善されました。

最初は少し苦しさも感じていましたが、慣れれば気にならなくなりますし、朝起きて口の中が乾燥していない状態になりますよ。

テープは市販されている肌に優しいテープなら何でも大丈夫です。

(4)おしゃぶりの使用

これは子どものうちに鼻呼吸を体得させたい場合にオススメです。

口におしゃぶりをくわえているため、鼻で呼吸をせざるを得ません。

日本ではおしゃぶりは早くとるような習慣となっていますが、欧米では3~4歳までは当たり前のように使用させ、夜間就寝時までくわえさせて鼻呼吸を体得させようとする家庭も多いようです。

【参考文献】
・『健康は「呼吸」で決まる』西原克成・著

●ライター/OHSAWA(理学療法士)

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