肌荒れは危険サイン? お酒好きの人が上手に「肝臓ケア」するポイント

【ママからのご相談】
はじめまして。若いころからお酒が大好きで、おととしに末っ子の授乳が終わってからというもの、毎日欠かさず晩酌しています。

もともとお酒には強い方なので、1日にだいたい350ml缶ビールを4~5本飲んでも深酔いはしないし、翌日にお酒が残っている感覚もありませんでした。

ところが、ママ友にもらったウコンの粉末を飲んでみたところ、すごく体調がよく頭も冴えた絶好調な感じになり、「あれっ、これが私の本調子だったかな?」と、逆に怖くなってしまいました。

麻痺しているだけで、知らないうちにお酒の影響で頭も体も不調になっていたのかな? と……。

あと、主人から「授乳中の方が肌がキレイだった」と指摘され、最初はホルモンの関係だろうと思っていました。

でも確かに最近吹き出物が多く、これも飲酒のせいなのか気になり始めています。休肝日って、やっぱりあった方がいいんですか?

a “静かなる臓器”に気をつけて! 休肝日は週に1~2日以上が適切です。

はじめまして、ライターの月極姫です。

もともとお酒が大好きな方にとって、授乳期間の禁酒はなかなかツラいもの。祝・授乳終了。お疲れさまでした!

お酒が飲める方にとっては、適度な飲酒はストレス解消に欠かせない楽しみですよね。

ところが、摂取量を間違えたり、毎日となると当然体に負担がかかってきます。

結論から申し上げると、肝臓をいたわり、休ませてあげる“休肝日”は必要です。もともとは、過度な飲酒による健康被害やアルコール依存症予防のために掲げられたのが休肝日と言われています。

お酒が好きな人はついつい酒量が増えてしまう傾向がありますが、基本を守っていればまず大丈夫でしょう、という指標が“休肝日”と“1日あたりの適量”です。

ご存じの方も多いと思いますが、厚生労働省が推奨する休肝日の頻度は最低でも週に1~2日、1日あたりの適量は純アルコールで20gです。

純アルコール20gというのは、ビールに置きかえると中瓶1本、日本酒だと1合、7%の酎ハイだと350ml缶1本、ウイスキーダブルで1杯分。

「適量って、思ったより少ない!」と青ざめた方も多いかもしれません。お酒も食事と同じで、「もう少し食べたいかも」という時点でやめておくのが正解なのです。

偉そうに書いていますが、筆者は若いころ、お酒が原因で救急車に乗り、生死の境をさまよったことがあります。

ご相談者様、取り急ぎ休肝日を作ってください。老婆心まで……。

肝臓は、不調をきたしても悪化するまで自覚症状が出ないため“静かなる臓器”とも呼ばれています。

あまりにも肝臓を酷使することで、肝臓がんのリスクも高まってしまいます。

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もしかして、ダメージ肝臓!? 半分当てはまったら肝機能検査を!

ご自分の肝臓が健康か不健康か、もっとも客観的に把握するには病院で検査するのが一番です。

その前に、以下の項目のうち何個当てはまるかチェックしてみましょう。

(1)とにかくだるい、疲れやすい。体を動かすのがおっくう
(2)尿の色が濃く、茶褐色に近い
(3)ちゃんと歯磨きしているのに、口臭が気になる
(4)胃がムカムカしやすく、脂っぽいものを受けつけなくなった
(5)白目が黄色っぽい気がする
(6)吹き出物が出やすい
(7)出血がとまりにくく、傷が治りにくい
(8)メイクのりが悪い
(9)歯磨き時など歯肉から出血することが多い
(10)顔の色が黄色っぽい

5~6個当てはまる人は、かかりつけの病院で肝機能を調べることをおススメします。

簡単な血液検査で、肝臓の酵素の数値がわかります。年代ごとの標準値から大幅に外れている場合は、生活習慣について医師からアドバイスを受けられるでしょう。

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生活習慣で肝臓ケア! 基本は毎日のこころがけから

健康な肝臓を保つための生活習慣は、メタボリクシンドロームを予防するためのものと似通っています。ごく常識的なものではありますが、実行となるとなかなか難しい面もありますよね。

・禁煙
・過度な飲酒を控える
・適度な栄養、休養、睡眠をこころがける
・ストレスをためない
・適度な運動をする

「お酒を飲むことこそがストレス解消なのに!」というご意見も多数派を占めそうですが、ストレス解消の手段は多ければ多いほどいいのです。

「ストレス解消法は○○だけ」というさみしい状態だと、よほど強靭な意志の持ち主でなければ○○依存症に陥りやすくなります。

○○が健康に害を及ぼすものでなければ良いのですが、“○○=お酒やタバコ”となると話は別です。

たとえば、

・ママ同士のお茶会
・クッキング
・スポーツ
・音楽
・手工芸
・ショッピング
・オシャレ
・家族旅行
・温泉
・名所巡り
・ブログ
・SNS
・アイドルやアーティストのおっかけ

などなど、多趣味で飽きっぽくてもOKです。ミーハーなくらいが健康的、と心得ましょう。

読者様の多くが忙しい子育て世代なのは百も承知ですが、本当に楽しいものを見つけたら、人間不思議と時間を作れるもの。

「私にとってお酒なんて、ストレス解消法のほんの一部」と思えたらしめたもの。少し酒量を減らすくらい、大したことではありません。

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食事で肝臓ケア! おいしく美肌づくりをしよう

栄養食品、栄養ドリンクなどは気分的な効果も加味しなければならないので、ご相談者様が一時的に絶好調になったのがすべて“ウコンの粉末”のおかげといえるかどうかは疑問です。

ただし、下記の食材にはたしかに肝機能を高める効果があるので、食事やサプリメント、加工食品などで積極的に取るようにしましょう。

・秋ウコン
・緑黄色野菜
・レバー
・ごま、ナッツ
・シジミ、牡蠣(かき)
・赤身肉

これらの食品に豊富に含まれる抗酸化ビタミンは、肝臓で発生する活性酸素を除去する大切な役割を担っています。

また、肝臓の代謝作用、解毒作用に欠かせない亜鉛などのミネラルもこうした食品群から摂取できます。

ドリンク剤などでもおなじみのウコンは、クルクミンという物質を多く含みます。クルクミンは肝臓の解毒作用を高め、脂肪の分解を促進してくれるものです。

しかし、ウコンを摂取といっても栄養ドリンクくらいしか思いつかないかもしれませんね。

じつはウコンにもさまざまな種類があるのですが、そのうちとくに肝臓に良いのがオレンジ色の“秋ウコン”。

これは香辛料のターメリックと同じものなので、日々のお料理に上手に取り入れてみましょう。

最後に書いた赤身肉は、肝臓が酵素を作り出すために欠かせないたんぱく質を豊富に含んでいます

脂身たっぷりのお肉ではなく、赤身のお肉を選んで食べるようにしましょう。

もちろん、魚介類や大豆など他のタンパク源もバランスよく食べるに越したことはありません。

よく「お肉をたくさん食べる人は若々しい」と言います。80代の登山家、三浦雄一郎さんのお肉好きも有名ですが、その背景には肝臓の働きが深く関わっているのです。

ダイエット中だからといって、お肉をガマンするのは理にかなっていません。

霜降りのお肉は諦めた方がいいかもしれませんが、脂肪の少ない赤身のお肉を、むしろ積極的に食べるようにしましょう。

美と健康を手に入れるための肝臓ケア、実行できそうでしょうか?

休肝日と適量を守ること、また日々の食事や生活習慣も大切ですが、上手にストレスを解消することもカギになります。

ぜひ、あなたにとって一番楽しい方法で健康な肝臓をキープしてください。

【参考文献】
・『もっと「きれい」への医学』海原純子・著

●ライター/月極姫(フリーライター)

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