ママは納得できない? 「音楽を聴きながら勉強」はホントに効率的なのか

【ママからのご相談】
子どもが音楽を聞きながら勉強をしています。「音楽を聴きながらだと頭に入らないよ」と注意するのですが、聞く耳を持ちません。それどころか、音楽がないと勉強できないと言いだす始末です。

何もしないよりはマシだと思い音楽を聴きながらの勉強を黙認していますが、音楽を聴きながらの勉強は効果があるのでしょうか?

a 音楽は、敵にも味方にもなる!

ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。

ながら勉強に関するご質問ですね。本人はいいと思ってやっていたとしても、見ている側は気になりますよね。

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音楽があると効率が上がる!

人間工学の研究に、無音・リラックス音楽・気分上昇音楽をかけた場合で暗算を行った際、効率がどう変わったかを調べたものがあります。

これによると、リラックス音楽があるときが最も作業効率が高く、計算の間違いも少なかったという結果が出ています。

つまり、暗算のような短調な作業、考えるというよりもどんどん手を動かしていくことが中心の学習では、音楽があると(音楽がないときよりも)はかどると言えます。

記憶・思考では逆効果

勉強は、“作業系”と“思考系”といったように大きく2つに分けられると思います。作業系は、漢字練習10回や計算ドリルなど考えるというよりも、手を動かしていく勉強です。思考系は、作文など、よくよく考える必要のあるものです。

この2つに分けたとき、作業系の勉強をするときは、音楽があった方がはかどります。音楽に乗せてノリノリで進められそうですね。

しかし、思考系の勉強をするときは、音楽は邪魔になります。特に、歌詞がついていて、その意味が分かるものを流してしまうと、脳がその言語情報を読み取ろうとしてしまうので、考え記憶する妨げになるでしょう。

勉強の“きっかけ”に音楽を使う

勉強は、なかなか自分からすすんでできるものではないかと思います。

精神生理学では、スローテンポな曲はリラックス効果が、アップテンポな曲は活発になる効果があることが示されています。

私自身も、勉強に気が乗らないときにとりあえず音楽を流し、気分を盛り上げて、机に向かっていました。相談者さんのお子さんも、音楽があることで気分を高めているのかもしれません。

つまり、勉強を始めるきっかけとして音楽を使うことで、気分を高め、勉強を楽しむことができるのです。


音楽は、理解の邪魔になることもあります。しかし、上手に使えば勉強の効率が上がり、勉強を楽しむこともできます。

お子さんの状況を見て、上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。

●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)

イラストで解説♪

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