苦味は毒のシグナル!? 「子どもの好き嫌い」の原因&食事のコツ

こんにちは。ママライターのamuです。

「早く食べなさい」「冷めちゃうよ」「口、止まってるよ」「ご飯だけ食べるんじゃなくて、三角食べしてね」

言うと食べられるし、見るに耐えかねて口に入れてあげると食べられる……それなのにどうしてこんなに遅いのかしら……?

「うちの子だけ?」と悩んだこともありましたが、意外とまわりのママ友の子も小食だったり、好き嫌いがあったりと、悩みは多いようです。

さて、どうしたら子どもはモリモリ食べてくれるのでしょうか?

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子どもの好き嫌いを作る要因2つ

遺伝

子どもたちに嫌いな食べ物について聞いてみると、とにかく味が苦手という声がほとんどでした。

おいしさを決める味覚には、甘味・塩味・うま味、酸味・苦味の5つの種類があり、その食材が有益なものか、有害なものであるかを伝えてくれます。

・甘味……エネルギー源のシグナル
・塩味……ミネラルのシグナル
・うま味……タンパク質のシグナル

必要不可欠な栄養素であるもののシグナルであり、人間は自然とその食べ物を好んで食べるようになっているとのこと。母乳にもこの成分が含まれているそうです。

・酸味……腐敗物シグナル
・苦味……毒物のシグナル

苦味や酸味は、毒物や腐敗物など体に悪そうなものを判別するためのシグナルだと考えられています。

子どもが、甘いケーキや塩味の強いフライドポテトを好み、苦みの強いピーマンや酸味の強い酢の物を嫌うのは、本能的なものだと言えそうです。

嫌いな食べ物を食べさせるために、細かく刻んで好きな食べ物に混ぜたり、味つけを変えたりして工夫されているママさんもきっと多いですよね。

ただし、嫌いといっても調理法によっては食べられるようです。

「どんな料理だと、嫌いな野菜も食べる?」という質問を何人かにしてみたところ、

やっぱりカレー(キーマカレー)が断トツ! 他には、お好み焼き、てんぷら、ミートソース、ハンバーグ、などが多かったです。

スムージーやスープも食感が嫌いな子にはオススメということでした。たしかに、子どもはジュースが好きですよね。バナナや牛乳と一緒にミキサーにかけたジュースなら、量もとれるしいいなと思いました。

食経験

母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんにとって、新しい食べ物に挑戦することは、不安や恐怖を伴うそうです。

それを心理学では『ネオフォビア(新規恐怖)』と言い、新しい食べ物を食べたときに、お腹が痛くなったりすると、二度とその食べ物を食べたくなくなってしまうのです(味覚嫌悪学習)。

逆に、その食べ物を食べたとき、元気になったり、満足感が得られたりすると、その食べ物への嗜好が増す(味覚嗜好学習)ことが実証されているとのこと。

ただ、好き嫌いがない子が、味覚嫌悪学習の経験が少なかったということではないようです。

最近の研究では、小さいころからいろいろな食べ物の経験(食経験)が豊富な子どもほど、いろいろな食べ物をよく食べることがわかっています。

しかも、胎児のころからの食経験が関係していることが、研究からも明らかになりました。

味を感じる舌の器官『味蕾(みらい)』は、妊娠3か月の胎児から機能し始めるそう。なんと、そのころから、胎盤を通じて胎児は食べ物の味覚を感じているのです!

母親が、

(ア)妊娠中も出産後もニンジンジュースを飲んだ場合
(イ)出産後にニンジンジュースを飲んだ場合
(ウ)妊娠中も出産後もニンジンジュースを飲まなかった場合

それぞれの条件で育てられた赤ちゃんの中で、最もニンジン嫌いが少なかったのが(ア)のずっと飲んでいた場合であるとの結果が確認されています。

好き嫌いを少なくさせるには、妊娠中や授乳期間中に、母親が積極的にいろいろな食べ物を食べることも大切なことなんですね。

また、今回いろいろと調べていくなかで知ったのですが、味覚障害がある子が増えている現状があるようです。

『味覚障害』とは、食べ物の味がわからなかったり甘いものを苦く感じたり、味覚が正常に働かなくなることです。

味蕾は短期間で新陳代謝を繰り返しており、細胞が生まれ変わるときに亜鉛を必要とするため、味覚障害の原因のトップは亜鉛不足だといわれています。

亜鉛は体内で合成されないので、亜鉛を多く含む、

・カキ、
・牛もも肉
・レバー
・うなぎ
・ナッツ類
・プロセスチーズ
・木綿豆腐
・海藻
・ゴマ
・緑茶

などの食品を積極的に食べさせるようにしましょう。

それから、ファストフードやインスタント食品の食べすぎも原因になるのだとか。

加工食品には、亜鉛を体内から排出してしまう働きがあるポリリン酸ナトリウムなどの食品添加物や、亜鉛を吸収しにくくする働きがあるフィチン酸という発色剤が含まれています。

偏食をやめ、加工食品はできるだけ食べないようにしましょう。

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タイプ別“子どもの食事”を進めるコツ

食べるのが遅い子

・食べることに集中させるよう、テレビは消す
・箸を置いてボーッとしてしまうことがあるので、片手で食べられるおにぎり、巻きずし、サンドイッチなど、炭水化物+おかずでスピードアップ
・おみそ汁に野菜や肉、うどんなどすべての栄養素をバランスよくたっぷり入れて、一皿で一気に食べてもらう
・あえてものすごく少なくついで、完食とおかわりの喜びを教える
・ママと競争! 勝ったらなにか一ついいことあるよ! とご褒美制にする

食に興味がない子

・一緒に料理を作って、○○ちゃん特製ハンバーグおいしいね! などと褒めてノせる
・かわいいプレートに入れたり、サッカーボールのおにぎりにしたり、見た目で食いつくようにする
・たこ焼き器やホットプレートで小さく切った食材を焼く、手巻き寿司、チーズフォンデュなど、子どもが楽しく食べられる工夫をする

『出しても歩き回って全然食べないから、時間を決めて、片付けてしまった。はじめはそれでも食べなくてくじけそうになったけど、ついにお腹すいたと言われたときは心のなかでガッツポーズ! モリモリ食べていてうれしかったし、学習したのかご飯の時間にきちんと食べるようになった』(4歳男の子のママ)


また、ママ友からは「昔全然食べない子だったけど、今は普通になんでも食べるし、そんなに気にしないでも大丈夫だよ」という声もありました。

無理に食べさせても嫌いになってしまうこともあるし、嫌いだったはずがある日突然食べられるようになることもあります。

食わず嫌いの場合、友達が食べていたのを見て食べ始めたというエピソードもよく聞くので、あまり気にせずに長い目で見るのもいいと思います。

私もかなり悩んだほうですが、学校給食がおいしいおかげか、最近は娘もだいぶ早くたくさん食べられるようになりました。給食様様です!

●ライター/amu(ママライター)

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