身体ナビゲーションVol.83「乳幼児期から成人期の口腔ケア」

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

口腔の健康が全身の健康につながることを前回までご紹介しましたが、今回は年齢に応じた口腔ケアについて解説したいと思います。

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成人後にまで影響を与える乳幼児期

乳歯の虫歯と永久歯の虫歯には強い関連性が認められていて、乳幼児期は歯垢清掃や食習慣などの基本的な歯科保健の生活習慣を身につけるために非常に重要な時期です。

特に幼児は1日3回の食事では摂取しきれない栄養素を補うための間食が必要となりますが、この際、虫歯菌を歯に吸着させてしまう砂糖をできるだけ避けるなどの対策が必要となります。

歯磨きの習慣もこの時期のケア方法次第で成人後にまで影響を与えます。

正しい口腔ケア方法が重要となる学齢期

この時期は乳歯から永久歯への生え代わりに伴って、口腔内の状況が大きく変わるので正しい口腔ケア方法を身につけることが重要。

学校の保険教育などのほか、歯科医または歯科衛生士の指導を受けるのもいいでしょう。

また自分の小遣いなどで、間食を買う機会も出てくる時期なので甘味食品やペットボトル飲料などの飲食が習慣化しないよう気を付けてあげましょう。

さらに、よく噛むことを習慣づけることで、十分な唾液の分泌による口内洗浄効果のほか、顎の骨が発達したり歯並びがよくなったりもします。

虫歯の有病者が高くなる成人期

平成23年度の歯科疾患実態調査では20歳以上80歳未満の虫歯の有病者率が80%を超えるという高い割合を示しています。

この年代は歯肉炎などの症状が現れやすく、将来的な歯の喪失を予防するためにも、歯ブラシのケアだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの使用でプラークなどをしっかり除去することが大切です。

歯周病菌が増えやすい妊娠期

妊娠中はエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増加します。これらの女性ホルモンは歯周病菌の活力源となり口腔内の菌を増殖しやすくします。

そして歯周病の炎症によって発症するサイトカイン(免疫細胞から分泌されるタンパク質)が子宮筋を収縮させて出産を促し、早産を誘発します。

そのため、歯周病があると低体重児を生む確率が通常の7倍にもなるといわれているので注意が必要です。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

【関連コラム】
「身体ナビゲーション」シリーズ一覧

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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