冬のウイルス感染に注意! 子どもの「突然の嘔吐」に対処するコツ

こんにちは。教育コンサルタントの佐藤理香です。

一段と寒さを増し、子どもの感染症が増える時期になりました。手洗い、うがいをしっかりしたつもりでも、どうしても感染してしまうのが怖いところです。

風邪やインフルエンザを中心に、発熱、咳、鼻水、関節痛、嘔吐(おうと)など、対応に苦慮する症状は多いものです。

上記のさまざまな症状の中でも、突然出るのが嘔吐。子どもが嘔吐したときに、ぼう然としてしまった経験はありませんか?

そこで今回は、嘔吐の基礎知識をお伝えしたいと思います。

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嘔吐の原因で多いのは“感染性胃腸炎”

子どもが吐く原因で最も多いのは、感染性胃腸炎です。代表的なものが『ノロウイルス』や『ロタウイルス』。

これらのウイルスは感染力が強いため、幼稚園や保育園、小学校で感染者が出ると、集団感染に発展することが多々あります。

実際、私の子どもの園では、はじめは年長児で感染者が1、2名だったのが、しだいに年中児、年少児と広がりをみせており、人数も多くなっています。

これらのウイルスの潜伏期間は1~2日なので、比較的短時間で嘔吐、吐き気(下痢や腹痛、発熱も伴うことがある)がみられるようになります。

嘔吐の処理方法

嘔吐したものや便の中には、大量のウイルスが存在しています。

処理をする際は、窓を開け、直接触れないように手袋などを着用します。手袋は、使い捨てでゴム製など防水のものを利用するとよいでしょう。

また、マスクがあれば着用すると効果的です。その上で、嘔吐物を新聞紙や雑巾でふき取り、ごみ袋で密閉します。

その後、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムと表記してあるもの)で消毒をします。このとき、漂白剤は原液で使わないように気をつけてください。漂白剤は50~100倍に薄めて使っても十分効果があります。

処理した後は、30秒以上しっかりと手洗い、うがいをして予防しましょう。

「漂白剤でないとだめなの?」と思った方もいると思います。なんと、これらのウイルスは、消毒用のアルコールやせっけんには強いことがわかっているので注意が必要です。

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家庭でのケア、一番大切なことは脱水対策

嘔吐した直後や吐き気が強い間は、飲んだり食べたりしないようにします。飲んだり食べたりすると、かえって嘔吐を誘発してしまうからです。

吐き気が落ち着いたら、イオン飲料など少量の水分を少しずつこまめに補給しましょう。ひとさじずつ与えていくのが安心です。

飲んでも吐かなくなったら、おかゆやうどんなど消化のよいものを、少しずつ与えていきます。

一度、嘔吐をしてしまうと、体の水分の多くが失われます。下痢も併発している場合はさらに脱水レベルがあがります。

水分は人間の体の大部分をつくるものです。水分がとれなくなると脱水症状を起こし、深刻な事態になることがありますので要注意です。

特にノロウイルスやロタウイルスには特効薬はありません。そういう意味でも、家庭のケアで一番大切なのは脱水対策、こまめな水分補給になります。

受診のタイミング

嘔吐が続き、水分がとれなくなってくると、脱水症状が起こります。下記のような症状がみられた場合は、至急受診しましょう。

・ぐったりして、顔色が悪い
・尿が半日以上出ていない(量が少なく色が濃い)
・目がくぼんで、唇や舌が乾燥している


いかがでしたか?

予防も大切なことですが、実際に感染してしまったらおどおどしてしまうことのないように、いざというときのために覚えておいてくださいね。

【参考文献】
・『お母さんに伝えたい子どもの病気ホームケアガイド』日本外来小児科学会・著

●ライター/佐藤理香(教育コンサルタント)

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