昔はなかった!? 生後1か月に行う「新生児聴覚スクリーニング」の知識

【女性からのご相談】
今、第2子を妊娠中です。第2子と言っても、1人目の子どもはもう高校生で、十数年ぶりの出産となります。

第1子のころとは、いろいろなことが変わっていて、初めての妊娠のような気持ちになっています。

先日、出産予定の病院の助産師さんから話があり、出産後の新生児の聴力検査のことを知りました。

上の子を産んだときはそのようなことをした覚えはなく、戸惑っています。どういった検査なのでしょうか。みなさん、きちんと検査しているのでしょうか。

a 難聴を早期発見するための検査。できるだけ退院前に行ってください。

ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。

子どもに関する方針や規定は、数年で大きく変わることがありますよね。

出産後の検査内容もそうですし、離乳食や予防接種なども徐々に変わっています。

去年と今年で言っていることが違うということもあるくらいですので、十数年違うと全く異なる事柄もあるのかもしれません。

新生児の聴力検査に関しては、7年前に産んだ私の長女も行っていますし、4年前に産んだ次女も行っています。

しかし、まだ聴力検査がなかったころに出産した方には、あまり聞きなじみのない言葉ではないかと思います。

そこで今回は、新生児の聴力検査についてお話ししていきます。

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新生児の聴力検査(新生児聴覚スクリーニング)とその必要性

赤ちゃんが生まれると、先天的な異常を確認するために病院でさまざまな検査をすることはご存じだと思います。

その中の一つに、新生児聴覚スクリーニングと呼ばれるものがあります。その名の通り、耳がきちんと聞こえるかどうかを検査するものです。

全国の病院で、検査を受けることが推奨されており、平成17年度には新生児の約60%が聴覚スクリーニングを受けていると考えられています。

子どもが難聴である場合、見た目では分からないため周知されるのは2歳を過ぎて“言葉の遅れ”が目立つようになってから。

そのため、難聴に対する支援や対策が行われるのは3歳以降になることが少なくありませんでした。

しかし、難聴は対策が早ければ早いほど良いとされ、より早い治療によって眠っている聴覚システムの働きをスムーズに促すことができます。

3歳以降になってしまうと、それを行うのにかなりの努力が必要になります。

ちなみに、難聴の頻度は1,000人に1〜2人と言われています。

万が一、耳の聞こえ方に問題があった場合も、早い段階で適切な対応をすることによって、言語能力やコミュニケーション能力に問題が生じる可能性をできる限り低くすることができます。

生後間もない状態での聴覚検査が推奨されているのには、そうした理由があるわけです。

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新生児の聴力検査(聴覚スクリーニング)の方法2つ

新生児の聴力検査には、2種類の検査方法があります。

(1)自動聴性脳幹反応

この方法は、音に対する聴神経から脳幹の電気的反応を見るものです。

防音室で眠らせた赤ちゃんに対して行われますが、短時間で行うことができ、軽度の難聴でも発見することが可能です。

(2)耳音響放射(OAE)

刺激音を聞かせて、これに反応して内耳から反射音が出るかどうかを判定するものです。

親としては赤ちゃんに負担がないかどうかが気になるところですが、どちらの検査も痛みはなく、数分程度で簡単に終わります。

聴力検査にかかる費用は2,500〜6,000円程度

新生児の聴力検査は医療保険の対象になっていません

自費診療となるので、出産する病院によって多少の違いがありますが、日本産婦人科協会の調べによると、自己負担額は2,500〜6,000円。

私の場合は、出産後に検査を受けるかどうかの打診があり、検査費用は出産費用に上乗せする形で支払いました。

病院によっては出産費用の中に検査費用が含まれている場合もあるので、出産予定の病院に問合せてみてください。

聴力検査は入院中に受けておいたほうが楽ちん

新生児の聴力検査は、退院後に別の病院で受けることも可能です。

ですが、生まれてすぐは何かとバタバタしてしまい、推奨されている生後1か月がいつの間にか過ぎてしまうということも。

産後まもなくは、ママの体にも負担が大きい時期ですよね。

入院中であれば再検査が必要になったときでもすぐに対処できますし、出生直後の赤ちゃんは眠っている時間が多いため、検査をすぐに行うことができます。

ぜひ退院前に検査をしてあげてください。

●ライター/マフィー(ママライター)

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