面倒だけど不可欠! 病院で「問診票」を記入するワケと注意点

【女性からのご相談】
久しぶりに近所の歯科医院に歯の検診に行きました。

期間が随分開いているからということで、受付で問診票を渡されたのですが、問診票の質問ってたくさんあるし、服用歴や既往歴まで書くように言われるので面倒ですよね。

検診だけなのに、どうして問診票を書かないといけないのでしょうか。

a検診であっても、虫歯などがあれば必要に応じて治療をする可能性があるため、あらかじめ情報を提供してもらいます。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

歯科医院に限らず、病院や薬局に新しく通ったり、久しぶりに通院するたびに、問診票の記入を依頼されることが多いです。

また、質問項目が多いと面倒だと感じる方も多いでしょう。しかし、実は、歯科治療を受けるにあたり、問診票はとても大切な情報となります。

たとえば、持病で薬を服用中の方は、歯科で新たに出される薬との飲み合わせを注意しなければなりません。

そこで今回は、歯科医院にかかるなら忘れずに申告しておきたい病歴や服用薬の代表的なものをご紹介していきます。

151222maki

問診票が必要な理由

歯科医院に初めて通う、あるいは久しぶりに通うたびに書かされる問診票。

住所・氏名・電話番号に始まり、常備薬、病気の既往歴、女性なら妊娠の可能性などプライベートなこともたくさん書くことになります。

こんなことまで本当に必要なのかなと疑問に思われる方も多いのですが、これには理由があります。

まず、持病で薬を服用中の患者さんの場合、薬の飲みあわせによる副作用を避けるためです。

また、持病やアレルギーなどが原因で歯の治療に影響しないように注意する必要があるためです。

歯科医院に通うならこれだけは伝えておきたい病歴&薬歴とは?

歯科医院に限らず、薬の副作用や治療への影響を考慮して、医療機関では問診票の記入が一般的です。

ここでは特に歯科医院を受診する際に、これだけは最低でも申告しておきたい病歴について代表的なものをいくつかまとめます。

(1)脳血管疾患

脳梗塞、脳卒中などの脳の血管トラブルの病歴がある患者さんは、血液をサラサラにする薬(ワーファリンなど)を服用されていることがあります。

この薬は、出血が止まりにくくなるため、歯科治療で抜歯をする際に注意が必要となり、歯科医師に伝えておく必要があります。

(2)高血圧、心疾患

高血圧、心疾患のある患者さんは、歯科治療で精神的なストレスや痛みによるストレスを感じられると、血圧が急激に上昇し、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが上がってしまいます。

あらかじめ問診票で情報がわかっていると、血圧を測定しながら治療をする、麻酔には心臓や血圧に負担の少ない薬を使うなどの治療方針を決められるので、申告しておく必要があります。

(3)糖尿病

糖尿病の患者さんは、血糖値のコントロールが欠かせません。食事や薬の服用タイミングなどもとても大切です。

歯科治療中に低血糖になり発作を起こしてしまうなどのリスクを避けるために、糖尿病治療の主治医との十分な相談が必要になります。

空腹時を避けて予約を取る、ブドウ糖を持参し治療を受けるなどの工夫が必要となるため、歯科医師にもあらかじめ伝えておく必要があります。

(4)骨粗しょう症、関節リウマチ、がん

骨粗しょう症や関節リウマチ、がんの治療をされている患者さんの場合、ビスフォスフォネート製剤と呼ばれる薬を使用されていることがあります。

この薬は、顎の骨をもろくするという副作用報告がいくつかなされているため、インプラント治療ができない可能性があります。

また、ビスフォスフォネート製剤は傷の治りが遅くなるとも言われていますので、抜歯や外科的処置を行う際には、一時休薬するなどの必要が出てきます。

歯科医師と主治医との連携が必要となる病気、薬ですので必ず伝えておきましょう。

(5)肝炎

昔は、B型肝炎、C型肝炎のキャリアの患者さんは、専用の医療器具で滅菌、消毒し、院内感染の予防策が取られており、必ず歯科医院で申告するべき疾患でした。

しかし、最近では、肝炎の患者さんを他の患者さんと区別することなく、どの患者さんでも院内感染予防のための対策が立てられています。

それでも、肝炎のキャリアであることがすでにわかっている場合は、やはり歯科医師に伝えておくのが良いでしょう。


いかがでしたか。今回は、歯科医院での問診票の必要性、申告するべき病歴や薬歴についてご紹介しました。

複数の医療機関にかかる場合には、医師同士が連携しやすいように問診票にきちんと病気を申告したり、お薬手帳に薬歴を持参するなどの工夫が必要です。

また、自己判断で薬の服用を中断しないようにし、疑問や不安があればかかりつけ医に相談するようにしましょう。

【参考リンク】
基礎疾患を持つ患者さんの歯科治療について | 兵庫県歯科医師会

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (5)
  • うーん (0)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする