あなたも他人事じゃない? 先輩ママが経験した「マタハラ」体験談3選

【ママからのご相談】
もうすぐ、1人目を出産予定です。パートで事務の仕事をしていたのですが、産休が取れないので、辞めました。

復帰後、会社に再雇用をしてもらえるかとお願いしたのですが、「人がいなかったら(再雇用)できるが、確約はできない」との回答。

さらに、「復帰しても、しょっちゅう休むことになるんじゃないの? 育児に専念したら?」と嫌味を言われました。これって、マタハラなのでしょうか?

みなさんのマタハラ体験を聞かせていただきたいです。よろしくお願いします。

a 「育児に専念したら?」は立派なマタハラ発言です!

こんにちは。ママライターのKOUです。

ご出産が近いとのこと、体調はいかがでしょうか?

お話をうかがっていますと、確かに、会社側のマタニティーハラスメント(以下、マタハラ)ではないかと思われます。

もし、再雇用されたとしても、そこで働くことをお勧めしたくありません。復帰しても、子どものことで休むことがあれば、また嫌味を言われ続けそうですよね。

女性が育児しながら働くことを理解してくれる職場のようには感じません。働きにくくなるのではないでしょうか?

ご存じかもしれませんが、マタハラというのは、妊娠や出産、育児を理由に解雇や契約の打ち切り、自主退職への誘導など職場で嫌がらせをすることを指します。

最近では、女性フリーアナウンサーが出産を理由に「(テレビ局に)担当番組の降板を促されているのでは?」と、報道でささやかれています。

もし事実であれば、まさにマタハラ行為です。

政府は、結婚や出産後の女性の復職を推進する政策目標を打ち出しています。

しかし、いまだに多くの企業で、さまざまな立場の女性たちがマタハラの危険にさらされているというのが実態のように思えます。

そこで、マタハラを受けたという現役ママたちに、体験談とともに逆境をどのように乗り越えたのか、うかがってきました。

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マタハラを乗り越えたママたちの体験談3つ

(1)「仕事を辞めたら?」

『出産ぎりぎりまで働いていました。よくマタハラの事例で、「妊婦に重いものを持たせる」というのを聞いたことがありましたが、まさかそんなことがあるわけないと思っていました。

ところが、実際に起きたのです。ちょうど妊娠8か月のときのこと。取材で同行したカメラマンに「トイレに行きたいから、これ、持ってくれる?」と言われ、お腹が大きい私にカメラの機材を手渡しました。

受け取ると、ずっしり重くて。今思うと、周りはあまり私の体のことを気遣ってくれなかったように感じます。

出産して職場に復帰したあとには、子どもが熱を出すたびに保育園から連絡が入り、早退することがたびたびありました。

仕事をお願いすると、独身同僚からは迷惑がられ、「仕事、辞めたほうがいいんじゃないの?」と言われ、ショックでした。

上司からは「育児に専念するという選択肢もあるから」と退職に追い込まれるような発言もあり、一時は悩みました……。

しかし、今の働く自分を理解してもらおうと、育児関連の企画を提案するなど働きかけたところ、企画が通りました。

子育てと仕事の両立。忙しい職場では、なかなか理解を広げるのは難しい現状があります。

ただ、言われたことに傷ついてあきらめるのではなく、自分から働きかけていくことが大切だと思いました』(雑誌記者/39歳)

(2)「正社員とは待遇が違うから」

『派遣社員として大手メーカー会社に3年ほど勤めていました。妊娠してから、はじめは上司の正社員ママがとても優しくしてくれるようになりました。

性別が男の子だと分かった際には、ベビー用の古着をいただいたり、つわりがひどいときは早めに帰らせてもらったりして、快適な職場でした。

産休に入る、最後の出勤の日のこと。なぜか、正社員ママの態度が180度変わったのです。

「産休は取ってもいいけど、(職場に)戻ってこられるかは分からないわ。○○さん、派遣だからね。正社員とは待遇が違うから」と、契約を切られるようなことを言われました。

案の定、育休を取っていましたが、以前の職場には復帰できないことを派遣会社から告げられました。やはり、正社員ママの言葉通りに戻れないようで、悔しくて泣きました。

「これって、マタハラ?」と、産休直前に態度の変わってしまった正社員ママを恨みました。

数日後、悩んでいた私のところに、また派遣会社から、別の職場を紹介してくれると思いがけない朗報をいただきました。

自分のスキルにも合った企業で、育児中の派遣ママも多くて以前の職場よりも働きやすいです』(派遣社員/28歳)

(3)「妊娠は病気じゃない」

『私が働いていた職場は9割が男性。塾講師という仕事柄、妊娠してからも帰宅時間が遅く、4か月のころに体調を崩しました。

少しくらいの風邪ならば無理して働いていたのですが、お腹の赤ちゃんのことを考えて、「休ませてほしい」とお願いしました。

塾長は「人がいないから、自分の担当授業だけやってもらいたい」と、休ませてもらえませんでした。

さすがに、夫も私の体のことを考えて、塾側に休暇を取れるよう電話を入れてくれました……。

しかし、その回答は「うちは小さい塾だから、産休も育休もない。妊娠は病気じゃないのだから、休めない。休むならば、もうこなくていいです」。すぐに退職しました。

出産後、しばらく育児に専念していました。子どもを幼稚園に入れるタイミングで、近所の幼児教室のパート講師の求人を見つけ、応募しました。塾講師の経験と幼稚園の教員免許を持っていたので、即決。

子どもが幼稚園に通うほんの数時間だけ、ベテラン先生のお手伝いという形でお仕事をしています。行事なども考慮していただけるので、ありがたいです。

育児しながら働けるところもあるので、あきらめないで近所などで探してみるのも手です。ライフスタイルに合った職場探しも大切ですね』(パート講師/33歳)


以上、マタハラ体験談でした。

妊娠した女性や育児中のママたちを理解してくれる企業は、まだまだ少ないようですね。

ただ、厚生労働省が、年内にもマタハラの防止策を企業に義務付ける方針を決定する動きがあります。

これから各職場で理解が浸透していけば、マタハラも減っていくはずです。

ご相談者さんも、もし、以前の職場に執着がないのであれば、育児中のママが働いている企業に注目してみるのも良いかもしれませんよ。

最後に、安産をお祈りします。

●ライター/KOU(ママライター)

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