魔の2歳児にお手上げ! 「イヤイヤ期」の子どもの対処法まとめ

子育ての最初の難関とも言える”イヤイヤ期”。それまでは純粋な赤ちゃんだったはずなのに、気が付けば立派な反抗期。あれもイヤ、これもイヤと泣き叫んで手に負えません。”魔の2歳児”という表現もあるように、もう子どもに振り回されてばかりの日々がしばらく続きます。

そこで今回は、この2歳ごろのイヤイヤ期について、子どもの心のメカニズム、子どもへの上手な接し方やイヤイヤ期の乗り切り方など役立つ情報をまとめてみました。

(作成:パピマミ編集部・原)


イヤイヤ期ってどんな時期? どうやって接すればいいの?

151214hara_01

イヤイヤ期も自立の第一歩

怪獣期、イヤイヤ期といわれる2歳児。これは自分の思うように体が動くようになったために、何でも自分ですることがうれしくて楽しくて仕方ないのに、ママやパパからダメ出しをされたり、違うことをするよう言われたりするので、それに対して腹を立てたり反抗したりするのです。

大人でも例えば、初めて挑戦するスポーツなどで自分ではできるようになり始め、楽しくなってきた時期に、「そのやり方は違う」とか、「もっとこうしなさい」もしくは、「まだそんなことをするのは早い」などと言われたらどうでしょうか?

「なんでできているのに、こんな扱いを受けなきゃならないのか!?」と教えてくれている人に対してイライラすることはないでしょうか? もちろん大人の場合は感情のコントロールがちゃんとできるので、一瞬イラッとしてもそれを抑えることはできますが、2歳児はそれができないだけなんです。

ダメ出しが多いと自主性が育たない!?

食器のお片付けを自主的にしようとするのを、「危ないからダメ!」、着替えが上手にできないのを、「遅いからダメ!」と親がダメ出しばかりしていると、「自分はダメで何もできないんだ」と子どもは刷り込まれてしまいます。

この時期の刷り込み(インプリンティング)は成人になっても大きな影響を与えてしまうので、可能な限り自分で何でもさせてみて、できない部分を指摘するのではなく、できた部分に目を向け褒めてあげましょう。そうすることで、子どもは自立性、自己肯定感を育むことができます。

出典:イヤイヤ期は○○の準備!? 何でも自分だけでやりたがる2歳児への接し方

イヤイヤ期は子どもの自立性を育む大切な成長の過程です。何でも自分でやりたがる時期でもあり、面倒なことも多いかもしれませんができるだけ温かい目で見守ってあげましょう。

イヤイヤ期の子どもの心の中はどうなっているの??

151214hara_02

笑顔で子育てなんて言っていられなくなるイヤイヤ期。この時期の子どもの心がどうなっているのか見てみましょう。

まずは、この時期の子どもの『こころ』の様子を知ろう

さて、この時期の子どもはどういう思いがあるのでしょうか。

子どもはもう、いろいろなことができるようになってきています。移動して、どこまでも行くことができる、走ることだってできる。でも、そうやって、いろいろなことが出来てしまうということは、もう、赤ちゃんではなくなっていく、ということなんです。

「こうやっていろいろなことができてしまったら、お母さんは自分のことを世話をしてくれなくなってしまうかも。お母さんと離れてしまうのはいやだなあ、不安だなあ……まだまだ、赤ちゃんでいたいなあ……」という気持ちが湧き上がってきます。

でも同時に、

「こんなにいろいろとできるようになったことを、見てもらいたい!」「できることがあるのに、誰かにしてもらうのはいやだ!」「自分が好きなものをやりたいし、自分が好きな方法でやりたいんだ!」

という2種類の気持ちが混ざって出てきます。

そうすると、「やってー」と言って近づいてきて、やってあげると、「そのやり方じゃないの!」「どうしてやったの!」というように怒ってきて……「もう知らない!」と言ったと思ったら、ずっとそこに座ってだだをこねている……という状況になるのです。

これは、すごく難しい時期になります。専門家も昔から、この時期にいろいろな失敗が起こりやすい、と書いています。大変な時期です……。

出典:どうなってるの? イヤイヤ期の子どもの心のメカニズム

体の成長と共に考える能力も発達し、「赤ちゃんのままでいたい」気持ちと、「自分でやりたい」気持ちが葛藤しているようですね。このころの育児は本当に難しいですが、とても大切と言われています。

それでは、もしこのイヤイヤ期の育児を失敗してしまったらどうなるのでしょうか。

めんどくさいけど手を抜かないで! イヤイヤ期の子供への接し方が大切なワケ

151214hara_03

親の愛をもらえる方法を考えてしまう、子どものココロ

例えば、甘える自分しか受け止めてもらえず、ひとりでやりたい気持ちを出すと、「勝手にやりなさい!」と言われる……。そうすると子どもは、「自分は子どもじゃないと、かわいがってもらえないんだ」「何もできない自分じゃないと、親の愛はもらえないんだ」という気持ちになります。そうなると、いくつになっても大人にはなりたくないし、外の世界とも交わりたくない! という子どもになってしまいます。子どもは自分で発達することをやめてしまうのです。

反対に、ひとりでやりたい気持ちは、「すごいね。頑張って!」と認められるけれども、甘えたい気持ちはには、「もうできるでしょ! 自分でやりなさい!」と言われるとすると……。子どもは、「何もかも自分でやらないと、自分は愛してもらえないんだ。愛される価値がなくなってしまうんだ」という気持ちになります。甘えたり、世話してほしいと思ってしまったら、親から捨てられるんではないかと思い、そういったことができなくなってしまうのです。

片方の気持ちしか受け止めてもらえないと、大きくなっても、どっちか片方しかできなくなります。そして、それが極端な方向に走ってしまう(非行・家出・引きこもり・摂食障害などなど……)と言っている心理学者もいます。

マスターソンやリンズレーという心理学者は、思春期におこる難しい問題は、この時期の親の受け止めの失敗からきているという風に説明しています。子どものイヤイヤ期にあたる時期は、大きくなって、単なる「昔のこと」では済まないのです。

非常に難しいです。それでも、子どものなんでも「いや!」と言ったり、Aと言っていたと思えばいきなりBと言い出したりする気持ちに付き合うのは本当に大変です。

出典:イヤイヤ期の子供への接し方の大切さと難しさ

子どもの「甘えたい」気持ちと「一人でやりたい」気持ち、親として両方を受け止めてあげられないと、将来思春期に支障が出てくることもあるようですね。

それでは、この時期に大事なことや親の対応法について見てみましょう。

イヤイヤ期、頼りにしたいのは○○の存在!

151214hara_04

「お父さんに間に入ってもらう」

という提案をしたいと思います。

お母さんと子どもの関係が悪くなってきている……こんな時、お父さんが間に入り、子どもを遊びに連れ出したり、遊び相手になってお母さんから距離をとってあげたり、世話をしてあげたりすることで、お互いクールダウンすることもできて、しばらくすると、お互いが歩み寄ることができます。

実際に研究でも、この時期の子どもは、お母さんと2人きりで遊ぶよりも、お父さんに間に入って遊んでもらうことを好む、というものがあります。

こういったことは、例えば見ず知らずの通行人や、近所のおばさんでは難しいです。子どもは全く知らない人が間に入ってくれば緊張してしまうし、お母さんだって、自分が困っている部分や嫌な顔をしているところを見られたと思うと、良い気持ちがしないですよね。

そんな時こそ、お父さんの出番です。お母さんは、「今までも頑張ってきたんだから、ひとりでも頑張れる!」と思ってしまいがちですが、この時期は(本当はいつも協力してほしいかもしれないですが……)、お父さんに協力してもらってもよいかもしれません。

出典:イヤイヤ期に“お父さんの存在”が大事になってくるワケとは?

この魔の2歳児育児、お母さんと子どもの関係がうまくいかなくなって行き詰りそうになったら、お父さんに間に入ってもらうことも考えた方が良さそうですね。

他にも、魔の2歳児対策としてパパもママも使える「イヤイヤ期をうまく乗り切る言葉がけ」を見てみましょう。

信じて使ってみよう! 子どものぐずりや癇癪が緩和される言葉がけ6選

151214hara_05

(1)図星を言う

癇癪を起こしている子どもの気持ちを言葉にすると、子どもは自分の気持ちがちゃんと伝わっていること、それから自らの葛藤の内容に気付き、怒りの衝動が落ち着きやすくなります。

(2)2つ先の予定を先に示す

「これをやったら次はこれをするからね」と、次にやることをあらかじめ伝えることも心を落ち着かせるために有効です。日常的に続けておくと、予測が立てやすくなるので、落ち着いて対応しやすくなります。

(3)「ダメ」という言葉を使わず、「~しよう」と声をかける

たとえば、「走ってはダメ」と言うよりも、「ゆっくり歩こう」と声をかけたほうが、子どもたちは理解しやすいようです。また、今癇癪を起していることよりも魅力的な提案をすることも効果的です。

(4)カウントダウンする

すぐにやめさせて取り上げるのではなく、「あと5回だけね」など、条件を設定してやめさせることも、癇癪の予防となります。気持ちの切り替えが難しい子どもに対しても効果的です。

(5)まずは肯定の声かけから

いつもできていることでも、「今日はできたね」と褒め、「またやろうね」と声がけをすることも大切です。大人が褒め上手になることで、子どもも理解されていると感じ、心が落ち着きやすくなります。

(6)実況中継してみる

今やっていることを言葉にして実況中継してあげてみましょう。行動を言語化することで、行動で感情を表現するのではなく、言葉にして表現する方法を学べるため、癇癪を起さずにすむようになっていきます。

出典:癇癪を回避! イヤイヤ期を乗り切る対処法6つ

これらの言葉がけに即効性はないかもしれませんが、繰り返し使うことで子どもの気持ちも落ち着いてきてイヤイヤ期特有のぐずりや癇癪が緩和されることが多いようです。

ぜひ使ってみてくださいね!

また、イヤイヤ期を乗り越えるためのママの心構えについても見てみましょう。

心が折れる前に思い出したい「イヤイヤ期を乗り切るための心構え3つ」

151214hara_06

(1)そういうものだと諦める

強烈なイヤイヤ期(しかも長期間)を経験したママは、「私は彼(子ども)に忠実に従うんです」なんて言っていましたが、子どもがイヤといったら無理強いしてやらない、大人の都合で怒らないようにしていたそうです。

かまってくれないのもイヤ、オムツを替えるのもイヤ、歩くのもイヤ、とにかく全てがイヤ! というときには何を言っても無駄。イヤな理由を探すように、「どうしたの? こうしたいの?」と煽ってしまうのはNG。「そうだよね〜○○したいんだよね〜(イヤなんだよね〜)」と抱っこしたまま泣き止んで落ち着くまで待ちます。気の済むまで泣かせて落ちついてから、「じゃあ○○しようね」と言ってあげます。

自分の子ども以外がイヤイヤしているときは、「○○したいよね〜」と言えるのにどうして自分の子どもには、強く言ってしまうんだろうと自己嫌悪に陥ったこともあります。怒る言葉を発して後悔する前に深呼吸して、イヤイヤを許容すると冷静になれるのでおすすめです。

(2)時間に余裕を持って行動する

小さい子どもを持つママは気をつけていると思いますが、イヤイヤ期は特に時間に余裕があることが重要。子どもはママが忙しくしているときや、自分のことを見ていないときこそ、イヤイヤしたくなるのです。

始めのうちはやさしく接していても、予定の時間が迫ってくれば焦って、イライラしたり怒ったりしてしまうもの。そうならないために多少過ぎても仕方ないと諦める気持ちを持つのも大事だと思います。

(3)一人で悩みを抱え込まない

子育ての先輩ママの友達や歳の近い子を持つママ友、児童館や自治体の相談窓口もあると思います。悩みを話すだけですっきりしたり、何かヒントが見つかるかもしれません。

小さな子どもにも自己主張があって当たり前。何でも大人の想い通りになるわけがない、と思ってみると意外とイヤイヤ期でも気が楽になりますよ。

出典:魔の2歳児! イヤイヤ期を乗り越えるための心得3つ

このつらいイヤイヤ期にも終わりは来ます!

期間限定と割り切って、時間と心に余裕をもって我が子に接するよう心がけましょう。また、ストレス限界になるまで我慢せずに、周りの人に悩みや愚痴を聞いてもらうことも大切です。悩んでいるのはあなただけではありませんよ。


いかがでしたか?

第一次反抗期である『イヤイヤ期』。親にとっては苦痛でしかありませんが、子どもにとっては大切な成長の過程です。子ども自身も「甘えたい」気持ちと「自分でやりたい」気持ちが葛藤しているのです。

幼稚園に入る4歳ごろには、言葉のコミュニケーションがスムーズになり「イヤイヤ」が落ち着いてくることが多いですので、それまでは時間と心に余裕をもって、またパパや周りの人の助けも借りて、上手に乗り切りましょう。

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (2)
  • うーん (1)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする