聞き役で信頼感UP? 思春期の子どもの「悩み相談」に乗るコツ

こんにちは、個性幼児教育専門家の赤井理香です。

“思春期”とは、12歳から17歳くらいの、心にも体にも、大きな変化があらわれるときです。学校での人間関係や、将来のことなど、悩み多き時期でもあります。

ちょうど、親から自立していこうとする“第二次反抗期”もこのころなので、小さいころは、「○○ちゃんにぶたれたー!」などと、嫌なことがあれば親に言いに来ていたわが子も、なかなか悩みを打ち明けてくれないことも多いかもしれません。

でも、人は不安なときこそ、その気持ちを誰かに聞いてほしいもの。今回は、子どもが、身近にいる親に悩みを打ち明けたときの親の態度や心がけについてお伝えします。

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子どもが悩みを話したときは、アドバイスではなく聞き役に徹する

子どもが悩みを話し出すと、つい、それを解決してあげたくなるのが、親心。でも、“悩み”に対する解決法は、本来1つではありません。親は辿り着けない答えに、子どもは悩んだ末にたどり着くことができるかもしれません。

親が良かれと思ってするアドバイスが、親の価値観を押し付ける結果になることもあるのです。それでは、悩みを打ち明けられたときに、親はどうすれば良いのでしょう?

アドバイスではなく、“聞く”ということに意識を向けて接することが、長い目で見て、子どもに自主性と、問題解決能力を身につけさせることにつながります。

『聞く力』に見るカウンセリングの極意

ベストセラーになった、阿川佐和子さんの著書『聞く力』の中で、臨床心理学者の河合隼雄さんとのお話が載っていました。

河合さんは、阿川さんの『患者さんに、どんなアドバイスをなさるのですか?』という質問に対し、『アドバイスはいっさいしません』と、答えられています。

『僕はね、ただ相手の話を聞くだけ。聞いて、うんうん、そうか、つらかったねえ、そうかそうか、それで? って、相づちを打ったり、話を促したりするだけ』

上記のように、ただただ、話を受け止め、促すだけなのだそうです。

『他人のアドバイスが有効に働いたときは良いものの、何かがうまくいかなくなったとき、不幸の全てをそのアドバイスのせいにして、他の原因を探さなくなってしまう危険性がある』ということを、アドバイスをしない理由としてあげていました。これは、河合さんに限らず、カウンセリングをお仕事にされている人にとっては、基本とも言える考え方です。

わが子の悩み相談でも、基本はカウンセリングと同じです。悩みに対してアドバイスをすることは、子どもの考える力を奪って、責任転嫁のクセをつけることにつながります。

「親がすすめたから行った学校のせいで不幸になった!」なんていうセリフ、わが子には言ってほしくないですよね。

“聞く”ことで子どもとの信頼関係を深める!

アドバイスを控えて、聞き役に徹することで、悩みを吐き出して心が軽くなりますし、子どもは、「話を聞いてくれた」「受け止めてくれた」と、親に対する信頼感も増します。

また、親も、わが子がいつもどんなことを考え、どんなことで悩んでいるかを聞くことで、子どもへの理解が深まります。思春期の子どもが悩みを抱えていたら、アドバイスを控えめにして、“聞く”ことを優先してみてくださいね!

【参考文献】
・『聞く力 心をひらく35のヒント』阿川佐和子・著

●ライター/赤井理香(働くママ応援家)

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