卑劣な大人のイジメ! 職場における「パワハラ」の実態&体験談3選

こんにちは。ママライターのKOUです。

2015年もあと1か月を切りましたね。年末年始は、皆さんどのように過ごされる予定でしょうか?

先日、転職を決めたという知人男性は「最高の年末年始になりそうだ」とうれしそうに話していました。それもそのはず、その男性には、上司から「役立たず」「お前の代わりはいくらでもいる」などと暴言を吐かれ、パワーハラスメント(以下、パワハラ)を受けていたという会社を今年いっぱいで退職できるからです。

男性は、今の会社に勤めてから13年ほど。今年に入って部署が変わり、慣れない業務に悪戦苦闘していました。直属の上司から「鍛えてやる」という名目で、一度に大量の仕事を押し付けられたり、他の社員がいる前で怒鳴られたり、と日々、耐え忍びながら過ごしていたそうです。

そんなつらい時期を乗り越え、9月に転機が訪れました。「うちの会社を手伝ってくれないか」と、学生時代の友人から転職を勧められ、男性は退職を決意したと言います。

転職の大きなきっかけは、慣れない業務が多い部署の異動だけではなく、パワハラによるモチベーションの低下だったという男性。上司の乱暴なやり方に不信感を募らせていたようです。

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職場のパワハラとは

職場のパワハラとは、『同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為』(平成24年1月 厚労省 職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告より)を言います。

職場のパワハラは、次の6つに分類されます。

(1)暴行や傷害など身体的な攻撃
(2)脅迫や侮辱、ひどい暴言など精神的な攻撃
(3)仲間外れや無視など人間関係からの隔離
(4)業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害といった過大な要求
(5)業務上の合理性はなく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないことといった過小な要求
(6)私的なことに過度に立ち入るといった個への侵害

最近は、上司から暴力といった嫌がらせを受けた警察官が自殺するなど、深刻な事案も浮き彫りになってきました。

“いじめ・嫌がらせ”の相談件数は6万件超で過去最多

では、職場でのパワハラによる相談件数は増えているのでしょうか?

新聞によると、2015年6月、厚生労働省が発表した2014年度の個別労働紛争の相談状況の中で、パワハラを示す“いじめ・嫌がらせ”の相談件数は前年度と比べて5・1%増の6万2191件と過去最多を更新。初めて6万の大台を超えたそうです。

そこで、具体的にどのようなパワハラを受けたことがあるか。20~30代男女にインタビュー取材をお願いし、パワハラ体験を語っていただきました。

上司からの暴言や無視……まずは“周りの人に相談”を! パワハラ体験談3選

(a)「来なくていいから」(侮辱、暴言、過小な要求など)

『結婚をきっかけに、派遣社員として働き始めました。最初に経験したのは、医療関係の職場でした。正社員の男性と女性、ベテランの派遣社員の女性、そして私を含め、4人。男性社員の指示のもと、仕事をしていました。初めは、「このマニュアルを読んでおいて」「これだけ、情報を(専用PCに)入力して」といった、指示を待つような形で取り組んでいました。

派遣されて、2週間ほどたったあるとき、私には全く仕事が回ってこず、ベテランの派遣社員ばかりに業務が集中しました。

さらに、私の目の前で聞えよがしに「○○さんはさすが仕事が早い! 私たちよりも理解しているからいつも助かります。この書類も、お願いしますね~」などと、ベテラン派遣社員を褒めちぎる男性社員。比較されて嫌な思いをしながらも新人だから仕方がないとあきらめ、とりあえず、マニュアルを読むなど時間をつぶしていました。

それから数日後、男性社員に呼び出され、「あなたは指示待ちばかりで、何もやらない。なぜ、自分で仕事を探さないんだ?」と怒られたので、びっくり。私が「何をやればいいか分からないのに、どうやって(仕事を)探したらいいでしょうか?」と反論したところ、「もう来なくていいから」と一言。勤務途中でしたが、すぐに派遣元の会社から携帯電話に連絡が入り、「先方からクレームが入ったので、今日で辞めてもらいます」とのこと。

あまりにも不条理で頭にきて派遣元の会社に訴えましたが、「クレームが入ったので……」との一点張り。正社員として事務職8年勤めたキャリアをバカにされたような気分でした。当時はパワハラという言葉が世間で知られていなかったこともありましたが、今思うと立派な嫌がらせだったと感じます』(派遣社員・女性/39歳)

(b)「飲み会に参加するな」(隔離、過大な要求など)

『今の会社に10年近く働いています。経営陣は身内で固めているいわゆる同族企業。昨年、社長に会長の娘婿が就任して、社内の雰囲気が悪くなりました。その娘婿は40代で、仕事ができるやり手、経営を任せられたとあって、やたら張り切るようになりました。おかげで、残業や残業後に飲み会が増えるようになり、以前よりも体がきつく、何度か飲み会を断るようになってのですが……。

ある日、社長から「飲み会は、社員同士のコミュニケーションを図る場所。それをたびたび断るのは、どういうことだ?」と迫られ、私は「最近、残業が増えて体がきつく、飲み会に参加できません」と正直に返答。しかし、体調を気遣う言葉は全くなく「分かった。そんなに仕事が大変か。もう飲み会に参加するな」とイヤミを言われました。

仕事は減ることはなく、残業は押し付けられるばかり。私が仕事をしている間、社長たちは勝手に飲みに出掛けてしまうようになりました。“仲間外れ”のような仕打ちをされていますが、仕事は好きなので居座っています』(会社員・男性/34歳)

(c)「処理速度が遅くなったのかしら?」(侮辱、無視、個の侵害など)

『女性の上司から嫌がらせを受けたことがあります。この上司は独身。私は育休から復帰して、保育園に子どもを預けながら働いていました。保育園に迎えに行く時間に合わせて帰るのですが、上司はわざと帰る間際になって、仕事をふってきました。そのおかげで、たびたび迎えが遅くなり、保育園の先生からも「時間を守ってください」と注意を受けました。

そこで、思い切って上司に「余裕をもって仕事をふってほしい」とお願いしたところ、「休んでいたから、処理速度が遅くなったのかしら?」とイヤミを言われたうえ、大量のコピーや書類をシュレッダーにかけるなど単純作業ばかり押し付けられるようになりました。定時には帰れるようにはなれましたが、仕事の指示以外はほとんど話し掛けられることもなくて……。

さらに、ひどいことがありました。子どもが熱を出して保育園から連絡があったときのことです。早退を願い出たところ、上司が「本当なの? 私が保育園に電話して確認しますから」と、その場で電話をし始めました。確認後、「それほどの熱でもないそうだから、定時で帰ってください」と平然と答えたのです。非常識な言動にあ然。悔しかったですが、耐えられず退職しました』(元会社員・女性/28歳)

以上、パワハラ体験談でした。


もし、パワハラに遭ってしまったとき、どうすればよいのでしょうか?

厚生労働省によると、まずは“周りの人への相談”を勧めています。パワハラにより、従業員が働く意欲をなくし、心の健康を害するようなことがあっては企業にとっても大きな痛手になると思います。

今回のコラムが、働く男女、ママさんたちに少しでもお役に立てたら幸いです。

【参考リンク】
これってパワハラ?なくそう、職場のパワーハラスメント | 政府広報オンライン

●ライター/KOU(ママライター)

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