法改正するカモ? 不登校児向けの学校「フリースクール」の現状

【ママからのご相談】
中学1年生の息子を持つママです。息子が夏休み明けから学校に行けなくなり、部屋に閉じこもる日々です。最近たまに散歩ぐらいはできるようになったので、不登校児向けのフリースクールに行くことをすすめようかと考えています。フリースクールについてどんな場所か教えてください。

a フリースクールは不登校のお子さんのサポートのための場所。現在は塾と同じ位置付けですが、今後の法律改正によって変わりそうです。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

息子さんが学校に行けなくなってしまったとのこと、心配ですね。しかし、最近散歩ができるようになったとのこと何よりです。今回、こちらのご相談について東京都足立区綾瀬にある、東京未来大学みらいフリースクール副スクール長の平林景さんにお話を伺ってまいりました。

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フリースクールは塾と同じ位置付け

『「いじめや勉強についていけない」「学校の居心地が悪い」そして本人も理由がわからないといったことで不登校になった子どものサポートのために通う場所です。平成27年10月現在では、塾と同じような位置づけになります』(平林さん)

法律改正でフリースクールの位置付けが変わる

『現在、法律改正の動きがあり『多様な教育機会確保法』の法律が施行されますと、フリースクールの位置付けが変わります。現在は不登校の子どもはあくまでも地域の小中学校に在籍し、学校に実際に行かなくても地域の学校の卒業証書をもらうという形になっています。

一方、法律改正後は、不登校の子どもがフリースクールに入学すると地域の学校の在籍から外れ、義務教育修了時には小中学校卒業と同程度と認められる仕組みとなる予定です。

フリースクールが私塾ではなく、国の公認になるということで、補助金の対象になる可能性があり、そうなると、親の学費負担が減ったり、フリースクールが設備や人材により投資などもできるようになるので、子どものサポートのためにできることが増えます』(平林さん)

フリースクールが学校とは違う位置づけだとは知ってはいましたが、法律改正によって学校にかなり近いものになる動きが出ていることは驚きでした。補助金の対象になる可能性があり、親の費用負担が減る、設備投資などで子どもにとってより良い環境になるかもしれないというのは、うれしい動きですね。

フリースクールでやること各施設によって違う

『フリースクールで何をやるかは、各フリースクールによって違います。カリキュラムをしっかり組んでいるところ、カリキュラム自体ないところがあります。どういったスクールがお子さんに合うかは、さまざまなフリースクールを見学してスクールの先生としっかりと話をすることをおススメします。

参考までに、当スクールではカリキュラム自体ありません。一人ひとりとしっかりカウンセリングを行い、興味があることを独学で学んだり、PCを使って調べ学習をしたり、希望があれば先生から教科の学習を習うこともできます。また、系列の高等学校があるので連携も取れており、進学もサポートできます』(平林さん)

やはり実際に見学して先生と話をすることが大事なのですね。また、フリースクールによっては学校と連携して進学もサポートしてもらえるということで、再び学校に通うということを考えている人とっては安心できますね。

ずっと何もしないということはないから大丈夫

『子どもが不登校になってフリースクールに行くようになったとしても、勉強しないことに焦る親御さんもいるかもしれません。しかし、不登校になっている子は疲れ切っていて、車でいうところのガソリンがない状態です。安心できる場で充分に休養したら、何かやりはじめます。ずっと何もしないということはないから大丈夫です。フリースクールはそういった不登校の子どものやりたい何かをサポートして、自分に誇りをもって社会に出ていくためのお手伝いをする場です』(平林さん)


お子さんが不登校ということで、ご相談者さんが悩まれることも多いかと思いますが、フリースクールの先生の力を借りて、お子さんのよりよい未来につながるといいですね。応援しています。

平林景氏

【取材協力/平林景氏】
東京未来大学みらいフリースクール副スクール長
みらいフリースクール

 

 

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

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