糖尿病に効くってホント? 代謝を高める「アディポネクチン」の知識

【男性からのご相談】
先月の健康診断で糖尿病予備軍と言われました。そのことを友人に話すとアディポネクチンとかいうサプリを勧められたのですが、「とにかく糖尿にいいから!」と言われても、何がどういいのか分からず困惑しています。アディポネクチンっていったい何でどういう働きをするものですか?

a アディポネクチンは脂肪や糖の代謝を促進!

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

健康診断での指摘は不安を感じますよね。確かに糖尿病などの生活習慣病は進行しないと自覚症状がないために、油断しがちなので、早期の対策が必要です。サプリメントには本当にいいものもたくさんありますが、何がなんだか分からないままでは摂取するにしても不安ですよね。

今回はアディポネクチンについて詳しくご紹介したいと思います。

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アディポネクチンは意外なところから分泌されている!

アディポネクチンはなんと私たちの体内にある脂肪細胞から分泌されています。脂肪細胞と言うと悪役の嫌われ者ですが、実はさまざまなホルモンなどを分泌しているのです。その1つがアディポネクチン。

では脂肪細胞を増やせばいいのかというと、そうではありません。痩せすぎで脂肪が少なすぎるのはもちろん、その分泌量が減少してしまいますが、必要以上に脂肪細胞が肥大化してもアディポネクチンの分泌量は低下してしまうのです。

アディポネクチンの働き

脂肪細胞から分泌されたアディポネクチンは、筋肉細胞内のミトコンドリアを活性化し、糖や脂肪の代謝を促してくれます。

一般的に、糖の代謝にはすい臓から分泌されるインスリンというホルモンが必要だと言われています。アディポネクチンはそのインスリンの力を借りることなく糖の代謝をしてくれるので、糖尿病にいいと言われるのは、その働きからだと考えられます。

また、アディポネクチンが筋肉細胞内に入ると、運動したときと同じような効果があることも確認されていて、重度の肥満などで運動さえ思うようにできない人への投与が減量への効果もあるのではと期待されています。

さらに研究がすすむにつれ、傷ついた血管の修復にかかわっていたり、腫瘍の増殖を抑制したりとさまざまな働きをもっていることが分かっています。

アディポネクチンを増やす方法

基本は運動です。決して激しい運動をする必要はなく、日常の生活においてウォーキングを取り入れる程度でも数か月継続すれば、アディポネクチンの分泌量が増えるといわれています。

また食品では大豆を食べると分泌が増えることが分かっています。


アディポネクチンは数年後には治療薬として投与される可能性もあるようです。しかし、安易にサプリメントに頼るのではなく、まずは基本的な食生活の改善やウォーキングなどの適度な運動を取り入れてみましょう。糖尿病だけでなく、今後のさまざまな生活習慣病の予防にもつながると思いますよ。

【参考リンク】
アディポネクチン受容体を活性化して健康長寿を実現する内服薬の種を発見 | 東京大学医学部附属病院

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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