小学校でイジメられる? 子どもの「泣き虫」を克服させる育て方

【ママからのご相談】
うちの息子はちょっとしたことですぐ泣きます。兄弟ゲンカや、食事中に遊んでいて怒られたときなど、しょっちゅうです。来年小学校に入学なので、こんなことではイジメのターゲットになってしまうのではないかと不安でなりません。

a 突き放さず涙を受け止めてあげましょう。

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

入学前の時期は、さまざまなことに心配になりますよね。相談者様のお気持ち、よくわかります。確かにちょっとしたことで泣いたりするのは親にとって、「イジメの対象になるかも」と不安になることでしょう。

しかし、だからといって叱ってばかりだと、お子さんは「自分は悪い子だ」と思い込むようになってしまいます。そうなると、自己評価が低くなるだけでなく、泣くことで発散していたストレスをため込むことにもつながるのです。だから、泣いてしまったときは、突き放さずに受け止めて、安心感を与える方法をとってみましょう。

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“泣くこと”はストレス解消法の一つ

まず知っていてほしいのは、“涙を流すこと”はストレス発散方法の一つであるということです。泣くことで緊張や不安を自分で解消させているのです。また、心理学の研究では、笑うことより泣くことの方がストレス解消に効果的であるということが分かっています。子どもが泣いているときは、無理矢理止めようとしない方がいいでしょう。

泣いてしまうのは悪いことではありません。涙が出てしまったときは、涙を拭いて「もう大丈夫」、とひと言かけて安心させ、それから注意してほしいことを話すようにしましょう。

強い子に育ってもらうために、自己肯定感を持たせましょう

相談者様の頭の中で、“泣くからイジメられる”という図式があるのかもしれません。でも、泣く前の出来事(からかわれた・粗相をした・できないことがあったなど)に注目してほしいです。相手から言われたことに反応するから泣いてしまうのですよね。このような場合、親が予防線をどんなに張ってもイジメがお子さんにきてしまうことがあります。

お子さんの自己肯定感を高くしてあげれば、ちょっと言われても負けない心を育むことができます。泣かせないようにすることよりも、小さくてもいいので、できた点をほめてあげることが気持ちを強く持てるようになる方法です。

イジメは本当に心配ですよね。だからこそ、ほめることで安心感と自分の居場所を確保してあげることが大切になります。医師でスクールカウンセラーをされている明橋大二先生は、著書の中でこう話されています。

『できた1割をほめていけば、子どもはぐんぐん元気になります』
『子どもなりの努力がんばりが必ずあるはずだから、それをきちんと認めていくことです』

どんな小さなことでも相談者様が認めてあげたら、自己評価や肯定感が強くなります。それを持たせることが一番の強い武器になると思うのです。

泣いてしまうのはその子の気質

十人十色という言葉がありますが、気質も一人ひとり違うものです。環境・生活の中での変化や心の変化などで不安が生じたり、感情が敏感になったりすることがあります。お子さんは他の子よりも敏感なのかもしれませんね。

何かトラブルが起こって泣き出してしまう状態は、ずっと続くわけではありません。年齢を重ねるにつれて心のバランスを取ることができるようになってきます。

今は、「この子の性格なんだ」と思って受け入れてあげることが、お子さんにとっても相談者様にとっても楽なことではないでしょうか。

すぐ泣く子だからといって叱りすぎてしまうと、子どもは「親に自分は好かれているか」と心配になってしまいますから、安心させることが大切です。子どもが泣いたら、まずは受け止めてあげましょう。お子さんが安心すれば、その回数はどんどん減っていきますよ。

ご相談ありがとうございました。

【参考文献】
・『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方』明橋大二・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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