コンビニのパンにも!? 「トランス脂肪酸」の危険性&注意すべき食品

【男性からのご相談】
最近、マーガリンなどに入っているトランス脂肪酸というものが体に良くないという話を聞きました。あまり聞きなれないのですが、トランス脂肪酸って何のことでしょうか?

a 天然の植物油にはほぼ含まれない脂肪酸を構成する物質のことです。

ご相談ありがとうございます。理学療法士のOHSAWAです。

一部ではよく聞かれる“トランス脂肪酸”ですが、日本ではまだまだ知られていませんよね。今回は、トランス脂肪酸の特徴や気をつけるべき食品などをご紹介いたします。

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私たちが口にする主な脂肪酸

私たちが日々食事から摂取している脂質の主な成分に、脂肪酸というものがあり、大きく2つに分類されます。1つは飽和脂肪酸。これは動物性の油で、酸化しにくく個体であることが多いものです。代表的なものとしては、肉の脂、バター、乳製品などがあります。

もう1つが不飽和脂肪酸。これは主に植物性の油で、液体であることが多いです。トランス脂肪酸はこの中に分類されます。代表的なものとして、

・ショートニング
・マーガリン
・ファットスプレッド

などがあり、食品としては、

・菓子パン
・フライドポテト
・アイスクリーム
・ドーナツ

などが挙げられます。

トランス脂肪酸の摂取量を制限してる国も!?

トランス脂肪酸は低温圧搾法でつくられた天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して部分硬化油を発生させる物質です。トランス脂肪酸は精製・加工するときに産生する物質で、大量生産を必要とする多くの植物油がこの製法に頼っています。

近年は健康に悪影響を及ぼすということで、アメリカやカナダでは使用が禁止になりつつあります。しかし、日本ではまだその基準がなく、多く摂取し続けると体に悪影響を及ぼすということを知らないという方も多いのが現状です。そのため、前述している食品以外にも多くのものに含まれており、知らぬまに口にしていることもあると思われます。

意外と使われている“ショートニング”

トランス脂肪酸とともに、ショートニングという言葉も聞きなれない方も多いのではないでしょうか。ショートニングとはラードの代用品として開発され、油脂に10~20%のガス(窒素や炭酸ガス)などを入れて製造した物質のことです。

スナック菓子やフライに多く入っており、サクサク感を出すための物と考えるとわかりやすいでしょう。このショートニングにはトランス脂肪酸が含まれているため、大量に摂取すると体に大きな影響を与えてしまうことが懸念されています。

トランス脂肪酸で心疾患になる!?

トランス脂肪酸が体へ及ぼす悪影響としては、摂取すると悪玉コレステロールや中性脂肪が増加し、善玉コレステロールの減少を促すため、動脈硬化の進行などにより心疾患を発症させるリスクが高まるということが報告されています。

また、トランス脂肪酸は体内での分解・代謝が困難なため、体内の多くのビタミンやミネラルが消費されてしまい、体に負担がかかってしまいます。そのことから、心疾患以外にも発ガンリスクの上昇や生活習慣病、アレルギーやアトピー、ホルモンバランスの崩れ、不妊などへとつながる可能性が高いと考えられています。

リスクを避けるには、とにかく“摂取”を控えること

トランス脂肪酸には、1日にどれ程の量を摂取して良いかという正確な目安はあまりありません。とりあえず言えるのは、なるべく摂取しない方が良いということです。

日本人の主食はお米であるため、欧米程マーガリンを摂取することは少ないと思いますが、コンビニの菓子パンやスナック菓子には、ショートニングやマーガリンが使用されているものが多くあります。まずは市販されている加工食品を買うときに、袋などに明記されている原料名や栄養成分表示を確認するようにしてみましょう。

しかし、現代の生活において完全にトランス脂肪酸を避けることはとても難しく、気にしすぎていると何も食べられなくなってしまいます。そのため、大量にトランス脂肪酸が含まれている食べ物を摂取することは、少しずつ控えていき、なるべくそれが含まれないものを見つけて食べるようにすることを心掛けていくと良いかもしれませんね。

【参考リンク】
トランス脂肪酸に関する情報 | 農林水産省

●ライター/OHSAWA(理学療法士)

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