転勤の場合は? 引っ越し祝いで喜ばれるプレゼントと渡し方のコツ

【ママからのご相談】
親しくしているママ友家族が、転勤でお引っ越しをすることになりました。

親子共に仲良くさせてもらったので、何か引っ越し祝いを贈りたいと思っているのですが、どんなものが良いでしょうか?

また避けた方が良い物はありますか?

a 商品券やギフト券が人気。かさばる物は荷造りが終わる前に渡す

ご相談ありがとうございます。

親しくしているママ友家族との別れ……寂しいですね。私も仲良くなったママ友と涙の別れを何回も経験してきました。

毎日のように子ども同士を一緒に遊ばせ、困った時に助けてもらったり、愚痴を聞いてもらったり……。

「お世話になったお礼をしたい」「今までありがとうという気持ちを伝えたい」そんな時には引越祝いを贈ると、とても良いと思います。

ただ、「お引っ越し祝い」といっても、「転勤による引っ越し」と、「自身が購入した(建てた)新居に引っ越し」では少々ニュアンスが変わります。

転勤でお引っ越しされるママ友へお渡しする場合、熨斗を付けるとすれば、「お餞別」になるでしょうし、ママ友ご一家が購入した(建てた)新居にお引っ越しするのであれば、「新築祝い」「お引っ越し祝い」がふさわしいでしょう。

引っ越し祝いについて

引っ越しとは、個人が生活する場所や活動する場所を変えること(転居)や、法人(企業)や自営業者、自治体などが本社、本店・支店、事務所などの場所を変えて移転することを言うようです。

そして、その引っ越しに祭し相手の発展や繁栄を祈って贈るお祝いを『引っ越し祝い』と言います。

一戸建てだけでなく、マンションであっても住居を新しく購入して引っ越しする場合には『新築祝い』となるようです。

引っ越しをする理由には主に、

・住み替え
・進学・入学
・就職・転職
・結婚
・家を購入・マンションを購入
・転勤・異動

などが挙げられ、上記に当たる場合は引っ越し祝いを贈るべきと考えられているようです。

中でも、『進学・入学/就職・転職』の場合は入学祝いや就職祝いをメインに。

結婚が理由の場合は結婚祝いをメインにし、『転勤・異動』の場合で会社関係であれば“栄転祝い”という形で贈るのがベターなようです。

また、『退職』に伴う引っ越しの場合は、注意が必要になります。

たとえば先方が、中途退職による引っ越しの場合は引っ越しのお祝いは不向きになります。

お祝いという表現を使えるのは、定年退職のときだけ。その場合も“御祝”“おはなむけ”あるいはお世話になった“御礼”を用いることをおすすめします。

なお、『餞別(せんべつ)』という表書きは目上の相手に使うのは失礼にあたるので、十分に気をつけましょう!

転勤で引っ越しする家族がもらって嬉しい物

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経験上、転勤のお引っ越しで喜ばれる物はずばり、『商品券やビール券などの金券』です。

そのポイントは、「お引っ越し直後は何かと物入り」「かさばらない」「全国で使える」「いつでも使える」といったところにあります。

お引っ越し先では、何かと新しく購入する必要が出てきますので、『商品券』や『ギフト券』などの金券をいただけると実用的でうれしいものです。

現金をそのまま包むのは不快に思う方もいますので避けましょう。

「HOME’S 住まいと暮らしのランキング」が行ったアンケートでも、「引っ越し祝いでもらって嬉しい物」1位は、「商品券・ギフト券」という結果が出ているようです。

ママ友がデパートでのお買い物が多い方なら『商品券』。ネットショッピングをよく利用する方なら『Amazonギフト券』。

使えるお店の多さで選ぶなら、『クオカード』などなど、仲良しのママ友のライフスタイルに合わせてチョイスしても良いと思います。

逆に、「気持ちはありがたいけど、困ったな……」ということになりがちなのは、「引っ越し当日渡されるかさばる物」「好みに左右される物(飾り物系)」「賞味期限の短い食べ物」などでしょうか。

食べ物を贈る場合は日持ちする焼き菓子などがいいでしょう。

また、「金券を渡すと大げさになりすぎる」「先方が気を使わない物を渡したい!」という方は、お子様用のグッズも良いですね。

お友達のお子さんが好きなキャラクターのタオルやハンカチ、文房具、お絵かき帳などを、「お引っ越し先で使ってね」と。

その際、お子さんと一緒にメッセージカードや、お手紙を書き、お餞別に添えて渡すと、心がこもった素晴らしい贈り物になりますね。

子ども心にも、「〇〇ちゃん(とお母さん)がお引っ越しのときにくれた」ということは、大人の想像以上に心に残るようです。

わが家でも、お引っ越しの際にママ友一家からお餞別にいただいた子ども用グッズを、愛着を持って使っています。

お友達との楽しかった思い出に直結しているからかもしれません。

ちなみに、相手に欲しい物を自分で選んでもらう、という手もあります。その場合は、好きな商品が選べる『ギフトカタログ』を贈りましょう。

新生活に合わせて希望のものを取り寄せられる点が好評のようです。

なお、貰ってガッカリしたものとしては、“趣味・ライフスタイルに合わないもの”や“実用的でないもの”も上位に挙るようです。

ここは自分のセンスを信じるよりもカタログや金券が無難なのかもしれませんね。

ただし、相手が目上の方の場合は、現金や金券をお贈りするのは失礼に当たるという考えもあるようです。なるべく避けた贈り物をおすすめします。

【シーン&相手別】引っ越し祝いのポイント5つ

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(1)友人・友達、親しい人、お世話になった人

【社内の人の栄転の場合】
せんべつではなく『栄転のお祝い』を贈ります。

熨斗(のし)は紅白・蝶結び水引きを使用。表書きは、『御栄転祝』『御栄転御祝』などと記載。

【友人・友達や親しい間柄の場合】

『引っ越し祝い』または、『餞別(せんべつ)』を贈ります。

熨斗(のし)は紅白・蝶結び水引きを使用。表書きは、『御餞別』などと記載。

また、相手との間柄によっては、シンプルに『御引越御祝』『引越御祝』でも良いようです。


餞別は、現金でも品物でも構いません。

目上の相手への『餞別(せんべつ)』は失礼に当たりますが、職場単位でお金を出し合ってお祝いを贈る場合にはこの表書きでもOKです。

【贈るタイミングは?】
品物を贈るタイミングは重要になってきます! ポイントは引っ越しの荷物と一緒に発送ができるように、荷造りが終わる前に贈ること。

【お返しとお礼はどうしたらいい?】
基本、いただいた餞別やお祝いにお返しは不要とされています。一般的マナーとしては、引っ越した先から『お礼状』を出します。

ただし、職場の転勤などの場合は、これまでお世話になった職場の皆さんに菓子折りなどを持参することをおすすめします。

親しい人や友人なら、新居に招いたり、手作りの料理でおもてなしをするといったお返しも喜ばれるでしょう。

(2)新居購入による引っ越し

ここでのポイントは、灰皿やストーブなど、火事を連想させるものをお祝いの品として贈るのはタブーです!

相手が希望しない限りは、贈り物としては避けるのがマナーです。

マイホーム購入にもさまざまな内訳があります。いずれも、熨斗(のし)は紅白・蝶結び水引きを使用します。

>新築の場合

マイホームを新築して引っ越しをする場合には、『新築祝い』を贈ります。熨斗(のし)の表書きは、『御新築御祝』『新築御祝』がベターです。

【贈るタイミングは?】
新築祝いの場合は、新築披露の日に間に合うように郵送するか、新居に招かれた後に、家に合う物を選んで送るのが一般的なようです。

覚えておきたいのは、“新築披露の当日に持参するのは避ける”こと。

【お返しとお礼はどうしたらいい?】
新築披露への招待が、新築祝いをいただいた方へのお返しを意味します。

新居に招待しない場合は、半額程度の品物をお返しの品として贈ります。お返しの品の熨斗の表書きは、『内祝』『新築内祝』とします。

>新築マンションや中古の場合

購入が新築マンションや、中古マンション、中古一戸建てなど、いずれも“新築祝”という言葉がを当てはまらない場合は、『御引越御祝』『引越御祝』を用います。

(3)転勤による引っ越しの場合

転勤で御祝をするのは、栄転の場合のみとなります。

送別会などを開き、全員でお金を出し合って準備したお祝いを贈る程度が一般的なようです。

熨斗(のし)は紅白・蝶結び水引きを使用した祝儀袋・のし紙を用いる。表書きは、『祝御栄転』『御栄転御祝』など記載。

【贈るタイミングは?】
荷造りが完了してから品物を渡すことで、相手を困らせてしまうこともあります。

極力かさばらないモノに気を配り、渡すときには花束などを添えて感謝の気持ちも伝えられるとベストです!

【お返しとお礼はどうしたらいい?】
お返しは不要です。新しい職場にも慣れ、落ち着いたころに近況報告を兼ねた礼状を送れるとステキですね。

(4)進学や就職による引っ越しの場合

ここでは、「新しい場所でも負けずに新生活頑張れ!」といったエールも込めて贈りましょう!

相手によっては、単身用の家具付きのマンションを利用する場合や、住むところによって使えるもの、使えないものが異なります。

そのため、品物よりも現金や商品券の方が喜ばれるようです。

熨斗(のし)は紅白・蝶結び水引きを使用した祝儀袋・のし紙を用いる。

表書きは、『御引越御祝』『引越御祝』『御祝』など記載。場合によっては、『御入学祝』『御就職祝』とした方が喜ばれることもありますので、相手に合わせた選択が大切になります。

【金額の相場】
金額の目安は3,000円〜10,000円くらいが一般的なようです。

友人たちでお金を出し合う場合には、一人数千円ずつでも問題ないようです。

【お返しとお礼はどうしたらいい?】
お返しは不要です。新しい環境にも慣れ、落ち着いたころに近況報告を兼ねた礼状を送れるとステキですね。

(5)結婚による引っ越しの場合

前述の通り、結婚による引越の場合は引っ越し祝いというよりは『結婚祝』とした方がベターなようです。

ここで覚えておきたいこととして、“切る”もの(ハサミ、包丁)などはNGとされています。

相手の希望でない限りは贈り物としては避けた方が良さそうです。

熨斗(のし)は紅白・結び切りの水引きを使用した祝儀袋・のし紙を用いる。表書きは、『寿』『御結婚御祝』など記載。

【お返しとお礼はどうしたらいい?】
結婚のお祝いをいただいた場合には、披露宴にご招待したり、新居にご招待することがお返しになります。

【シーン&相手別】引っ越し祝いの金額の相場について

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新居購入やマンション購入の場合

【友人】
10,000〜30,000円

【親族】
5,000〜10,000円

【同僚】
2,000〜5,000円
……周りの同僚たちと合わせてお祝いするケースも同額

【上司】
3,000〜10,000円

転勤や栄転の場合

【友人】
1,000〜5,000円

【親族】
1,000〜5,000円

【同僚・上司】
1,000〜5,000円
……送別会や周りの同僚たちと合わせてお祝いを準備するケースもあり、トータルでも5,000円ぐらい平均のようです。

相手との間柄によって金額も変わってくるようですが、個人で友人や職場の同僚へお祝いする場合は5,000円~1万円程度

兄弟や親戚といった身内の場合は10,000~30,000円程度のお祝いを用意する方が多いようです。

引っ越し祝い選びの注意点

引っ越し祝いのお祝いとして気を付けたいのは、前述のとおり『火を連想させるもの』、『壁や柱に穴を開けさせるもの』です。

ライターやコンロなど火を使うものや赤いアイテムなどは、火事を連想させるので新築や引っ越しのお祝いには避けた方がいいでしょう。

絵画や壁飾りなど、柱や壁に穴を開けないと使えないものも、新築の場合は歓迎されないようです。

また、上司へのお祝いに、マットやスリッパなど“踏みつけて使うもの”もNGです。

「あなたを踏み台にします」という意味になるため基本知識としてもっておいた方が良いでしょう!

引っ越し祝いは海外でも必須?

日本同様に、結婚祝いや出産祝いの際にプレゼントを渡す習慣はあるようです。

お金を渡すという習慣はないようですが、花束や写真たてなど。

また、出産祝いの際は、スタイやベビーグッズなどおよそ2,000円程度のものを贈るようです。

新築祝いにおいては、お花やワインなど総額20,000円程度を贈り、持ち寄りパーティーなどでお祝いすることが多いようです。

一方ドイツでは、『パンと塩』を引っ越し祝いのお祝いとして贈るそうです。

包み方には特に決まった方法はないようですが、パンを布かペーパーで包みそこに別で包んだ塩を添えてヒモで一まとめにして贈る方法。

ほか、パンの中に塩入りの陶器を入れて贈るなどさまざまなようです。

パンには『食べ物に困らないように』という願いが込められており、塩は昔から『富と繁栄の象徴』と言われている縁起ものだそうです。

新生活を祝う風習には、国によってさまざまなようですね。

まとめ

「引っ越し祝いの金額相場」や「贈るタイミング」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

『引っ越し祝い』と言っても相手やシーンによってはマナー違反になってしまったり、せっかくの思いが迷惑につながってしまうこともあるようですね。

お祝いを用意するときは事前のリサーチも忘れずに、「どんなときに渡すか」まで考えた上で相手に喜んでもらえるモノを選びましょう!

●ライター/パピルス(フリーライター)
●追記/パピマミ編集部

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