価値観の違いが原因? 子どもが“片付け”できない理由と解決するヒント

【ママからのご相談】
30代のママです。小学生の娘がいます。娘には仲良しの子が2人いて、よくわが家に遊びに来ます。2人ともとても素直で良い子ですし、いつも遊びにきてくれることは本当にうれしいのですが、気になることがあります。

日が暮れて家に帰る時間が近づくと、「帰る時間だからお片づけをしようね!」と私が声をかけるのですが娘と1人のお友達は、「はーい」と返事をして片付け開始。もう一人の子は、「トイレに行ってくる」と言って戻ってこないのです。

片付けをしている娘たちは、「あの子いつも片付けしないんだよ!」と言います。確かに毎回です。トイレにこもったり、片付けてるあとの2人をじっと見ていたり……。それに気づいてからは、「みんなでやらないとダメだよ!」と声をかけたりするのですが、「トイレだもん!」と言ってまた戻らない。もしくはおもちゃを持って片付けているようで何もしていない。

娘もお友達も限界でモヤモヤしてるみたいです。なぜそんな子になるのでしょうか。

a “キレイ”の価値観は人それぞれ! ゴールを設定し導いてあげましょう。

ご相談ありがとうございます! 阪口ゆうこです!

「おいおい! 今からやるって言っているのに! 片付けくらいやらんかい!」てな感じでしょうか。遠い記憶をたどってみましたが、そういえばそんな友達が私にもいたかもしれません。さっそくひも解いてみましょう!

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“片づいている状態”とは?

「片付けしなさい!」と私たち大人は簡単に言いますが、子どもたちからすれば“片付ける”という言葉が落とし込めないのかもしれませんよ。片付いている状態というのは一人一人個人によってバラバラなのです。もしかしたらご相談者様の片付いている状態、それの半分のレベルでそのお子さんは、「じゅうぶんに片付いている!」と、思ってらっしゃるのかも。

余談ではありますが……私もお義母さんの掃除の“キレイ”と、私の“キレイ”のレベルが違いすぎてお義母さんをイライラさせてしまった経験があります。えぇ、もちろん私のほうがいい加減の“キレイ”です(笑)。しかし、そんなものなのです。一人ひとり価値観が違うのですから。

ゴールを設定してあげましょう

急がば回れです。ご相談者様が丁寧に説明するのです。「お人形はこのボックスに入れてね」「トランプのようなカード類はまとめてこの棚に入れようね」「文具は机の上にかためて置いておいてね」など。そして大切なのは達成ゴールを設定してあげることです。

「最終的に床には何もおいてないような状態にまでしてね」子どもたちはそのゴールに向かって走り出すと思いませんか? やり方が明確なんですもの。手順に従うだけ。大切なのは思いやりなんです。どうすればいいかわからないことを、ちゃんとしてと言われても……と思ってらっしゃるかもしれません。“ちゃんと片付ける”なんて、他人の家では大人でも難しいですよ。

できたときはとびきり褒める!

私もまだまだの母親ですが、それはわが子たちに感じています。兄はきちんと事細かに説明してあげないとなかなか動きません。「ちゃんと片付けてよ!」なんていった日には、「どのレベルが片付いてる状態なんだよ!」と食い下がります。

妹は逆に何も説明しなくても私の納得いくレベルまで片付けます。おなじDNAでも違うんです。同じ家に住んでいても違うんです。「この年齢なんだから……」「もう小学生なんだから……」は、片付けの世界では危険な言葉ですね。片付けは高度な技術です。苦手意識を持ってらっしゃる方なんてたくさんいますよ。

でも、作業工程を伝えれば、ゴールを設定すれば、きっと今よりも前に進むと思います。ぜひやってみてください。そして片付いたらとびきり褒めてあげてください。大切なのは思いやり。褒められて気分を悪くする人なんてそうそういません。

【参考文献】
・『PHPのびのび子育て2004年4月号』PHP研究所

●ライター/阪口ゆうこ(ライフオーガナイザー)

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