あのゲームに学ぶ!? 子どもに“自主的な勉強”を習慣化させるヒント3つ

【ママからのご相談】
小学生2年生の息子がいます。小学校にあがってもなかなか学習習慣がつきません。勉強するよう机に向かうようにと声がけを毎日行っていますがちっとも定着する気配がありません。夏休みに買った3DSのゲームは自主的に取り組むのに……とため息です。ゲーム禁止も検討していますが、一体どうすればいいでしょうか?

a 「ゲームにはなぜ自主的に取り組むのか?」と考えることに学習の習慣化のヒントがあります。

ご相談ありがとうございます。ゲームと教育の専門家大根はじめです。

息子さんは3DSのゲームには自主的に取り組んでいるのですね。ゲームを取り上げると勉強するようになるのでは? とのお考えもよくわかります。しかし、取り上げる前に一度、「なぜ息子さんが勉強は自主的にしないのにゲームには取り組むのか?」を息子さんの様子を見ながら考えてみてはいかがでしょうか?

ゲームには自主的に取り組むということは、子どもが自主的に取り組むような仕組みがゲームにあるということです。

151120daikonhajime

子どもが自主的に学習に取り組むようになるポイント3つ

なぜ息子さんはゲームには自主的に取り組むのでしょうか?

(1)アクセシビリティのよさ
(2)目標の明確な提示
(3)伸びていることの実感

このように、3つのポイントが考えられます。これらのポイントをうまく学習に置き換えて利用してみてはいかがでしょうか?

(1)アクセシビリティのよさ

DSの特性は携帯できることと簡単な操作で子どもでもすぐに起動できる点にあります。つまり、いつでもどこでもできる=アクセシビリティがよいのです。

家庭学習もすぐに始められるように、必要な学習道具はすぐに取り出しやすく整理しておきましょう。100円ショップにあるA4サイズの書類立てなどがおすすめです。リビングや茶の間の息子さんの目につきやすく手に届きやすい場所に置いておくとよいでしょう。DSは代わりに息子さんの目につきにくく手に届きにくいところに移動してください。

(2)ゲーム目的の提示

「勉強しなさい」と言っているだけでは、息子さんにとって目的があいまいで何をどうすればいいのかわかりません。息子さん世代に人気のゲーム『妖怪ウォッチ』では、常にゲームの目的(何のために何をすればいいのかということ)をプレイヤーにわかるよう明示しています。

「一日この算数ドリルを2ページやろう」「今週はこの漢字を覚えよう」など目的を明示してください。また、「チャレンジの後どのような報酬があるか?」を明示するとさらにやる気があがるでしょう。1日の学習目標をクリアしたら30分のDSプレイを許可する、好きなテレビ番組を見られるなど、子どもが喜ぶ報酬を用意してみてはいかがでしょうか。

(3)伸びていることの実感

サイトウ・アキヒロ氏/小野憲史氏の著書『ニンテンドーDSが売れる理由』によると、勉強にハマらせる工夫としては子ども自身が伸びていることを実感する手立てを用意することが重要とのことです。

息子さんのような小学校低学年向けの例としてはシール利用があげられます。課題を終えたらシールをはる、一定の回数を超えるとシールの色を変えるなどです。シールを息子さんにはらせる行為自体が学習したという達成感を演出します。シールが付いているドリルなども多く発売されているので利用してみるのもよいでしょう。またカレンダーなどにシールを貼っていくのもお勧めです。

その他にドリルや学習ノートにしおりやふせんを貼り、「いまこれだけやったんだ」と目に見える形にしておくのも達成感を演出できます。

さらに学習にハマるワンポイント

ゲームは褒める・認めるメディアであるから子どもたちは夢中になる。とも言われています。学習を終えたら、「今日も2ページできたね」「ここができるようになったね」と具体的な声がけで息子さんの学習した行動を褒めて、認めてあげましょう。

また、意外と効果的なのは“できタッチ”です。わが家にも小学校1年生の娘がいますが、学習が終わったときや難しい問題が解けたときに、「できた!」とハイタッチをするだけでやる気がアップ。毎日の家庭学習に意欲的に取り組みます。


ゲームを遠ざけるのではなく、うまくゲームの仕組みを利用して楽しく家庭学習に取り組めるよう演出してみてはいかがでしょうか?

【参考文献】
・『ニンテンドーDSが売れる理由』サイトウアキヒロ/小野憲史・著

●ライター/大根はじめ(マンガ家)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする