ワガママとは違う? おもちゃを「独占」する子どもの心理&声かけのコツ

【ママからのご相談】
30代、2歳の男の子のママです。最近自宅に友達が遊びに来るのですが、おもちゃを譲ることができず独り占めする場面が多く困っています。どうすれば他の子に譲ることができるでしょうか?

a 独り占めしたくなるのは所有にこだわる時期だから戸惑わず見守って。声掛けを工夫すると他の子に貸せる場合もあります。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

わが子が友達におもちゃを貸せない、見ているママとしてはひやひやする場面ですよね。このまま、ずっと独り占めをして、友達を思いやることはできなくなってしまうのではないかと心配になってしまうのではないでしょうか。

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独り占めの経験は大切なこと

神成美輝さんの著書『モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方』にはこのような記述があります。

「所有」にこだわるという経験を通じて初めて、「自分のもの」と「他人のもの」という違いがわかってくるからです。独り占めの経験は今後のコミュニケーションにつながっていきます

おもちゃ独り占めの経験が今後のコミュニケーションのための大切なことだと知っておくと、わが子がおもちゃを貸せない場面を見ても余裕を持って見守ることができそうですよね。

敏感期の子はあらがいがたい衝動がある

おもちゃを独り占めしたいだけでなく、この時期の子どもは強いこだわりを見せるようになるそうです。この時期を「敏感期」といいます。神成美輝さんの著書によると、

この時期の子どもは、自分の中にある「秩序」や「ルール」に従わなければならないという、あらがいがたい衝動を持っています。ですから、親が子どもの持っている秩序やルールからはずれたことをしようとすると、泣いて抵抗するのです。

子どもの場合は、「何かの能力を獲得するために」敏感期が存在します

ただのわがままかと思いがちなことが多くなる時期ですが、自分の中のルールや秩序を守るための行動であり、大人になっていくための能力を獲得するための大事な時期なのですね。

3つの方法でおもちゃを貸せる場合もある

しかし、おもちゃ独り占めによって、子ども同士がケンカになっているのをずっと見ておくのもツライもの。そんなときは例のような声かけをするとわが子がおもちゃを貸せる場合もあります。

神成美輝さんの先ほどご紹介した著書にはこのような例で紹介されています。

1……『これで遊びたいのね。でも○○ちゃんも遊びたいからどれだったら貸してあげられる?』
子どもに貸してあげるおもちゃを選ばせることで、子どもの所有欲を満たすことができます。
2……『3つあるけど、1つを貸してあげようか?』
おもちゃの一部を貸すように言うのもいい方法です。
3……『10数えたら(時計の針が5になったら)貸してあげようね』
区切りをつけると貸せるのは、「今は使っていいよ。でも、後で貸そうね」と、まず子どもの使いたいという気持ちを受け入れているからです。

私は息子たちがおもちゃを独り占めしていたときは、3の区切りをつける方法を使うとスムーズに貸せることが多かったです。


いかがでしたでしょうか。思いやりのある子になってほしいと考えるほど心配かもしれませんが、独り占めも成長のための大事なプロセスだと知りました。わが子もほかの子も独り占めが起きているときは少し温かく見守れるといいですね。

【参考文献】
・『モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方』神成美輝・著/百枝義雄・監修

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

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