隠れ完璧主義カモ!? 「失敗を恐れて行動しない子ども」の原因と対処法

【ママからのご相談】
小学3年生の娘は、何かをやる前からすぐに、「だって」「どうせ」と、うまくいかない予想ばかりして、結局行動しないことがほとんどです。あまりにマイナス思考で行動力のない娘を見ると心配になります。どうしてやる前から悪い予想ばかりして行動しないのでしょうか。周りのお母さん方の話を聞いても、頭で考えるだけで行動しない子が多いように感じます。

a 失敗を怖がる子どもが増えています。

ご相談ありがとうございます。個性幼児教育専門家の赤井理香です。

ご相談者さまが感じられたように、頭で考えて、なかなか行動に移すことができない子は昔に比べて増加傾向にあるようです。最近は兄弟姉妹が少なく、核家族化が進んでいるため、親が1人に対して目をかけ、手をかけることができるようになりました。

その結果、子どもが失敗する前に、無意識に親がその芽を摘んでしまい、子どもにとって貴重な“失敗”という経験を奪ってしまうケースが増えてきています。“失敗する”という経験値が少ない子どもにとっては、失敗することがとても大きく、怖いことのように感じられるのです。

このように失敗を極度に怖がり、しかも表面的にはそうとわからない“隠れ完璧主義”の子どもが増えています。

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“隠れ完璧主義”はどんな人?

『完璧主義』を辞書で調べると、

物事に不十分な部分があることを許さず、不足や欠乏のない状態であることを求める考え方や性格などを指す表現。妥協を許さないさま、ほどほどの力加減を知らないさま

とあります。

では、“隠れ完璧主義”とはどんな状態かというと、本人の自覚のない『完璧主義』です。具体的には、下記の条件が当てはまります。

・考えすぎて行動できない
・失敗したときを考えて足がすくむ
・「どうせ」「だって」「でも」が口癖
・~すべき。~しないと。と考えがち
・できない自分に自信をなくす
・ちゃんと順番に理解しないと進めない
・人前苦手
・はじめるのに時間がかかる

いかがでしたか? 3つ以上当てはまったら“隠れ完璧主義”の可能性ありです。

結果に焦点を当て過ぎず過程に目を向ける

精神科医・医学博士の西田昌規さんは、著書の中で、『「わかりやすい完全主義」と「わかりにくい完全主義」があるとした上で、白か黒か、という結果だけに焦点をあてる思考ではなく、グレーや引き分けも受け入れられるようにして、不完全や失敗を受け入れる力をつけることが大切だ』と述べています。

よく考えてから慎重に行動に移すこと自体は、悪いことではありませんし、個性でもあります。ただ、結果を気にしすぎて頭でばかり考え、実際には何一つ行動しないとしたら、生きている喜びを味わえないのではないでしょうか。

“行動する”という、その過程を十分味わうことで、経験値が増え、隠れ完璧主義から脱却できます。

失敗する悔しさ、達成できた喜び。行動に伴う喜怒哀楽を、親子でたくさん味わい、結果にとらわれずにチャレンジする意欲を育てていけると良いですね。子どもが意欲的に物事に取り組むためには、自主性を育てることが必要です。

【参考文献】
・『今の働き方が「しんどい」と思ったときのがんばらない技術』西田昌規・著

●ライター/赤井理香(働くママ応援家)

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