心の病気とは違う? 閉経の前後に起こりやすい「更年期障害」のポイント

【ママからのご相談】
15歳の娘を持つ専業主婦48歳です。最近集中力がなく、何に対してもやる気が起きません。家族の食事を作ることさえ面倒です。また、ちょっとしたことで気が滅入ってしまいます。さらに、体が火照った感じになって、やたらと汗っかきになりました。この状態が半年ほど続いています。これは何かの心の病なのでしょうか?

a 更年期障害の恐れがあります。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

集中力の低下、気がめいる、火照る……相談者さまの症状と年齢も含めて考えたとき、思い当たるのは“更年期障害”です。今回は、更年期障害についてお話ししていきます。

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更年期障害の特徴

更年期は、閉経の前後約10年間の時期に起きる体調・体質の変化です。更年期に起こる体の不調を更年期障害といいます。主に相談者さまが悩んでおられる落ち込みやホットフラッシュと呼ばれる火照りも症状の一つです。

ただし、更年期は性格やそのときのストレスの状態によって個人差があり、相談者さまのような不快な症状を感じる方もいれば、そうひどくない方もいらっしゃいます。

更年期障害の原因

更年期障害の原因は、閉経にともなって卵巣の働きが衰えるため、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に減ってくるために起こるものです。エストロゲンの分泌が減少すると、それによって調節されていた、さまざまな体の機能が従来のように働かなくなってきます。

エストロゲンの低下で起きる不調について、久光製薬HPでは以下のような説明がなされています。

エストロゲンが低下すると脳は卵巣に対して、もっと女性ホルモンを出すようにシグナルを送ります。しかしその際に、シグナルが周囲の脳に不要な興奮を起こしてしまうことで、自律神経の調節がうまくいかなくなります。つまり、女性ホルモンの急激な減少にからだがついていけず、神経の調節不良や心身の不調が起こりやすくなる状態になるのです。

(更年期障害の治療・治療法について | 久光製薬HPより引用)

更年期障害の主な症状

【代表的な症状】
・のぼせ
・冷え性
・ほてり(ホットフラッシュ)

【その他の諸症状】
・めまい
・頭痛
・便秘
・肩こりや腰痛、関節痛
・不眠
・不安や憂鬱(ゆううつ)

婦人科で血液検査を受けましょう

まずは、婦人科で更年期障害かどうかの検査を受けてみることをおすすめします。血液検査でのホルモンチェックや超音波での子宮・卵巣のチェックなどを行います。

以下の項目を組み合わせてチェックが行われます。

・内診
・血液検査(血液一般、ホルモンチェック)
・子宮がん検診(頚がん・体がん)
・超音波による子宮・卵巣のチェック
・血圧・体重・体脂肪測定

更年期障害の治療法3つ

(1)ホルモン補充療法(HRT)……ホットフラッシュ、自律神経系、泌尿器生殖器系の不調に有効
(2)漢方薬での治療……HRTが効かないとき、多彩な症状の場合
(3)抗鬱薬・抗不安薬での治療……不安や憂鬱状態がひどく、HRTが無効な場合は薬を用いての治療


自律神経系の不調や心の不調は日々の生活に大きく影響してきます。ご自分だけではなく、年頃の子どもさんをはじめご家族にも関わってくることにもなりかねません。早めに婦人科を受診されることをおすすめいたします。

【参考リンク】
更年期障害の治療・治療法について | エンジョイエイジング(久光製薬)

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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