ミニマリストは極端すぎ? 整理収納を楽にする「必要なモノ」の見極め方

【男性からのご相談】
30代男性です。少し前にテレビの特集を見て、ミニマリストという存在を知りました。自分もやってみたいなぁと感じたんですが、どう思いますか?

a 主義よりも、大切なのはモノの“活かし方”です。

こんにちは、片付けパーソナリティあさがみちこです。ご相談ありがとうございます。

ミニマリスト、たしかに気になりますよね。ミニマリストというのは、身の回りのモノを限りなく少なくして最小限のモノだけで暮らす方々のことです。「最小の〜」を意味する“minimal”を使った言葉ですね。

今はたくさんのモノであふれている時代。しかも、安価に手に入れられるものが増えています。あまりにモノが増えすぎたがゆえに、その事実に疑問を持ち、ミニマリストが誕生したというのは必然と言えるでしょう。

私自身もかなり少ないもので生活をしています。ですが、私はミニマリスト推奨派ではありません。なぜならミニマリストの方は、「何個のモノだけで生活しています!」といった数だけに執着していたり、モノを減らす自分をステキだと感じていたり、ミニマリストを目指すあまり神経質になっていたり……と、そんな印象があるからです。

もちろん、そんな人ばかりではありませんが、「ミニマリストです!」といってる方って無理している人が多い気がするんですよね。

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“数”にこだわるのではなく、モノの活かし方に注目しましょう

整理収納アドバイザーの観点から言うと、必要なのは持っている数ではありません。例えば、全く使っていないお財布が20個もあったらそれは不必要なモノ。でも、その20個のお財布が“昼食代”“雑費”“遊興費”といった用途別に利用されているのであれば、それは必要なモノですよね。

大切なのは“数”ではなく、自分の暮らしの中でモノがきちんと活かされているかどうかです。そして、利用していないモノは不必要だと判断したときに手放していきましょう。

さらに、モノを購入する際には本当にそれを利用するのか、値段やそのときの気分だけで必要と思ってしまっていないかなど、ちゃんと考えてみてください。そうやって暮らすことで、自然とシンプルライフに近づいていきますよ。

そうそう、大好きな人からもらったプレゼントや小さいころの思い出の品、形見などの使っていないけど手放せないモノは、無理して処分してはいけませんよ。思い出とともに大切にしていきましょうね。

映画『365日のシンプルライフ』の話

あなたは『365日のシンプルライフ』という映画をご存じでしょうか。ヘルシンキ在住のフィンランド人26歳男性が、失恋をきっかけにモノであふれかえっている自分の部屋にうんざりして、ココには自分の幸せがないと感じます。そんな彼が自分の持ち物すべてをリセットして行なった365日の“実験生活”です。

監督・脚本・主演を務めたペトリ・ルーッカイネンの実体験から生まれた「とにかくやってみよう!」というアイデアが映画となりました。ルールは以下の4つ。

(1)自分の持ち物全てを倉庫に預ける
(2)1日1個だけ倉庫から持って帰る
(3)1年間続ける
(4)1年間何も買わない

私はこの映画を知人に紹介していただいたのですが、あまりにも共感してしまったので、制作会社にお願いをして、映画が各地で上映される前に整理収納アドバイザーのための先行上映会まで開いてしまいました。

最終的に彼が必要だと感じたモノの数は100。かなり少ないのですが、その後にあと100プラスしました。それは何か……私はその100こそ必要なモノだと感じています。ミニマリストがどうにも気になるようであれば、先にこの映画をご覧になってから、改めて生活やモノと向き合ってみてください。

●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)

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