いじめで禁止!? 「子どものキャラ弁批判」への反論&時短調理テク3つ

【ママからのご相談】
幼稚園年長組の男の子のママです。もともと口数の少ないわが子ですが、早起きして手の込んだキャラ弁を作っているのに、あまりリアクションがありません。仲良くしているママ友もキャラ弁を頑張っているし、少しでも楽しいランチタイムになるよう努力してきたつもりですが、「私の独りよがりだったかも……?」と考えるようになりました。

今さらですが、もしかして男子にとってキャラ弁、デコ弁は苦痛なのでしょうか? ネット上にはキャラ弁派への批判コメントもたくさんあるし、子どもにとってもうれしくないなら、卒園まで頑張り続ける必要もないかなあ……と迷っています。

a お弁当の基本は母子共に楽しむこと!

ご相談ありがとうございます。ライターの月極姫です。

お弁当の日に、毎回キャラ弁を作っておられるのでしょうか? 頑張り屋のママさんですね。

お子さんがキャラ弁をどう思っているかは、思い切って本人に聞いてみるのが一番かと思います。確かに、ネット上にはキャラ弁を批判する記事やコメントも見受けられますが、“どんなお弁当がうれしいか”など、人それぞれです。また、ママ友さんがキャラ弁を頑張っているのでご自分も、という発想もアリでしょうが、あくまでも食べるのはお子さんです。

もしお子さんが口ベタなタイプだとしたら、幼稚園ではキャラ弁を楽しく食べているのに、ママに上手に報告できないだけなのかもしれません。あるいは、かわいすぎるキャラ弁を誰かに冷やかされて嫌な思いをした可能性もありますし、見た目よりも味や中身重視の男らしいタイプなのかもしれません!

お子さんご本人から気持ちを聞き取りにくいのであれば、園の先生にさりげなく聞いてみるのも一案ですね。いずれにしても、お子さんが喜んでいる様子ならキャラ弁続行、不満に思っているならシンプルなお弁当に戻してあげるのが一番です。

筆者も筆者の子どもも創造的な作業が好きなので、どちらかというとキャラ弁推奨派です。ただ、親の自己満足に偏ったり、ストレスになるようでは本末転倒だと考えています。

本来、食事は楽しくリラックスして取るべきもの。作る過程が苦痛になっていないか、一度ご自分で振り返ってみることをオススメします。たまには「寝坊して普通のお弁当になっちゃった!」という日があっても、母子ともに笑って流せる気楽さが必要です。

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キャラ弁に対する3つの批判とそれに対する意見

さて、相談者様がおっしゃるように、ネット上にはキャラ弁に対する批判的なコメントも非常に多く見受けられます。中には「たかがキャラ弁のことで、そこまで?」と思ってしまうほど感情的なレスも存在しますが、実際にキャラ弁を禁止にしてしまっている幼稚園、保育園も増えているようです。理由としては、

・いじめの原因になるから
・外見重視に偏って栄養バランスが偏るから
・衛生上問題があるから

といったものが挙げられています。

(1)いじめの原因になるから

キャラ弁を自慢する子がいたり、キャラ弁でない子が仲間はずれになったり、ときにはおかずの取り合いを引き起こすことがあるようです。理想論かもしれませんが、キャラ弁自体が悪いのではなく、お互いの“違い”を尊重する風潮が希薄なだけではないでしょうか?

お弁当は母子のコミュニケーションツールです。キャラ弁の場合は、フタを開けた瞬間に子どもがほほ笑んだり、忙しいママの手の込んだ作業に感動して食欲がわけばそれでOK。そしてキャラ弁でない場合も、自分の好物がバランスよく、キレイにつめられたお弁当に満足して、楽しく食べられればOK。

すぐに自慢する子も、短絡的にうらやましがる子も、“自分は自分、人は人”という良い意味でのマイペースさが足りません。もし「園でキャラ弁トラブルがありました……」と先生から連絡が来たら、そこが親の頑張りどころ。てっとりばやく“キャラ弁禁止”を訴えるよりも、“自分のお弁当”も“あの子のお弁当”も同じ素晴らしいお弁当であることを伝えるべきです。

いじめがあるから、キャラ弁禁止? 教育のチャンスを逃し、臭いものにフタをしているだけのような気がしてなりません。

(2)外見重視に偏って栄養バランスが崩れるから

これは親の知識とテクニック次第です。5大栄養素を理解していれば問題ありませんが、食品の色でイメージする方法がわかりやすいかもしれません。

◎ピンク・茶色:肉、魚介、大豆製品など血肉になるもの
◎白:穀類、糖類、イモ類などカロリーになるもの
◎緑・赤:緑や赤の野菜、身体の調子を整えるもの
◎黄色:淡色野菜、フルーツ。同じく身体の調子を整えるもの
◎黒・茶褐色:小魚、海藻、きのこ類など、骨や血液に必要なもの

(『園児のおべんとう・おかず・おやつ』辻勲・監修より引用)

キャラ弁にも、普通のお弁当にも以上のような豊かな色彩を散りばめてあげましょう。食材に着色できるふりかけなども販売されていますが、添加物表示などをよくチェックして体に良いものを選びたいですね。

(3)衛生上問題があるから

これは3つの理由の中で、もっとも注意しなければいけない点です。キャラ弁の場合、手指と食材が接触する機会がどうしても増えてしまいます。頻繁な手洗いで食材に石けんの臭いが付着してしまうのも考えものです。できる対策としては、

・下ごしらえを前夜に済ませるなど、長時間の調理にならないよう注意する
・調理用グローブを使用する

筆者はネット通販で購入した、100枚入りで数百円のノンパウダータイプの調理用ビニール手袋を使用しています。もともと手荒れ対策で使い始めたものですが、肉をこねる作業なども手を汚さず行えるすぐれものです。とくにネイルをしている人は、キャラ弁か否かに限らず、普段の調理でもこうしたグローブを使用する方が絶対に衛生的に作業できるのでおススメです。

子どもだけでなく夫婦の間にもキャラ弁が効く!?

少し前に、ママから子どもへの“嫌がらせ弁当”というのが話題になりましたが、たまにはお子さんだけではなく、旦那さまや彼氏にキャラ弁を作ってあげるのもいいかもしれません。

そもそも日本人は、世界に類を見ない漫画・キャラクター大好き民族。いい年齢の大人がキャラクターグッズを身につけたり、大人気コミックに読みふけっている場面は欧米人から見ると不思議に映ることもあるようです。

でも、だからこそ“大人のキャラ弁”を楽しんでしまいましょう。少年漫画好きな彼氏、ジブリ好きな旦那さまなど、大人の好みに合わせたキャラ弁レシピも、最近はネット上にたくさん掲載されています。時間に余裕のある方は、こちらも楽しんでみてはいかがでしょうか?

たとえばジブリのトトロなど、癒し系のキャラ弁に海苔で「おつかれさま」「がんばってね」などのメッセージを添えると、それだけで午後の仕事への活力が湧いてきそうですよね!

悪い例ですが、筆者も夫への嫌がらせで“タラコ一腹だけ弁当”を作ったことがあります。どんなビジュアルかはご想像にお任せしますが、嫌がらせとしての効き目は抜群でした。マネしないでくださいね(笑)。

多忙なママも大丈夫! キャラ弁作りの時短テク

“キャラ弁”でネット検索すると、驚くほど大量のレシピが出てきます。また、忙しいママ、面倒くさがりのママのための時短テクも豊富に載っています。

筆者にも相談者様と同じ年長の男の子がおり、彼はあまり他人との比較に苦しむことのない、わが道を行くタイプです。だから忙しいときは普通のお弁当、筆者の気が向いたときだけ予告なくキャラ弁を作っていますが、それはそれで楽しいようで「今日は○○くんのキャラと同じだった」「△△ちゃんにかわいいって言われた」などと報告してくれているので、今後も無理せずゆる~く、ときどきキャラ弁を作ろうと思っています。

筆者はワーキングマザーであまり時間がないので、朝のお弁当作りにかけられる時間は20分~30分ほど。先日は約20分間で“キャラ弁当”を作成しました。

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キャラ弁作りの時短テクニック3つ

(a)腐敗しにくいものは前日に用意しておく

これが一番の時短テクです。夕飯の支度時に、一緒に済ませてしまうのがコツです。私はキャラクターの手足と髪の毛に使用した揚げパスタ、鼻に使用した人参のグラッセ、飾り切りキュウリ、海苔とチーズの顔パーツ、鶏の竜田揚げを前夜に用意しました。

加熱おかずは完全に冷めてから、野菜は水気を切ってから冷蔵庫に入れ、翌朝再び加熱→冷ます、のプロセスを経てお弁当箱に詰めます。おかずとおかずの温度差が激しいほど腐敗しやすいので、とくに夏場は温度に注意が必要です。

(b)接着にマヨネーズ、細かい作業に竹串×2本を使用する

ご飯と各部パーツの接着は、接着面にマヨネーズを塗布することで一発で決まり、安定します。作業中にポロポロ落ちたり、幼稚園に着くまでに崩れてしまう心配も少なく便利です。また、竹串を2本用意しておき、お箸のように使うとスムーズに作業できます。

(c)キャラクターの絵を手元に置いて作業する

筆者は記憶力に自信がないので、自宅にあったキャラクターの下敷きをキッチンの壁に貼り付けて作りました。「どんな眉毛だっけ?」と家中をウロウロしているようでは、どんどん時間をロスしてしまいます。


忙しくてもお弁当作りを頑張りたいママにとって、少しでも参考になるとうれしいです。

【参考文献】
・『園児のおべんとう・おかず・おやつ』辻勲・監修

●ライター/月極姫(フリーライター)

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