イヤイヤ期によくある!? 怒ると物を投げる子どもの心理と対処法5つ

【ママからのご相談】
1歳半の息子の母親です。最近、息子が思い通りにいかないことがあると近くにある物を投げるようになりました。

その都度叱っていますがなかなか止めず、余計かんしゃくを起こしてしまいます。どう接すれば良いでしょうか?

a 頭ごなしに叱らず、何に怒っているのかを確かめましょう

ご相談ありがとうございます。赤井理香です。

息子さんは1歳半ということですので、そろそろ第一次反抗期も入ってきているのかもしれませんね。

「成長のための一過程」とはいえ、毎日接するお母様としては、1日も早く収まって欲しいというお気持ちだと思います。

今回は、イヤイヤ期の特徴や怒って物を投げる子どもに対する接し方のポイントをご紹介します。

イヤイヤ期(第一次反抗期)の子どもの特徴

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子どもが親の言うことに聞かなくなったり、かんしゃくを起こすようになるのは、主に2歳から始まることが多いです。

この時期のことを一般的に“イヤイヤ期”、別名“第一次反抗期”と呼びます(“2歳はイヤイヤ期、3歳からは第一次反抗期”という説あり)。

なぜこの時期の子どもが反抗的になるのかというと、それまで無力で受動的だった赤ちゃんが、一人の“人間”として自立するための自己主張期間だからです。

つまり、イヤイヤ期の子どもはママに“反抗”しようとして「イヤイヤ」しているわけではなく、ただ単に自分の気持ちを伝えるために“自己主張”をしているわけです。

その自己主張を“反抗”と捉えるのは完全に親目線の一方的な見方なんですね。

まだ言葉を話せない子どもが物を投げるのは、“自己主張”の一環なので、それを頭ごなしに叱ってしまうと、「自己主張してもムダなんだ」ということを植え付けることになってしまいます。

そのため、この時期の子どもが物を投げることは、“正常に成長している証拠”でもあり、仕方のないことだと知ることが大切です。

「ウチの子はおかしいのでは」「将来人を傷つける子になるかも」などという不安は捨て、肩の力を抜いてイヤイヤ期を乗り越えましょう。

物を投げる子どもへの対処法5つ

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(1)子どもの気持ちを代弁してあげる

1〜2歳の子どもが、怒ったときに物を投げたり何かを叩いたりするのはなぜでしょう?

ひとつは、「言葉で気持ちを表現できない」というのが理由です。

「積み木がうまく積めない」
「やりたいのにやらせてくれない」
「自分でやるから手を出さないで」

など、怒ったりかんしゃくを起こすのには子どもなりの理由があります。

それを「言葉」で表現できないから、“投げる”“叩く”といった行動で表現しているのです。

その気持ちを認めずに叱るだけだと、子どもは何とか気持ちを分かってもらおうと、余計に感情的になってしまいます。

まずは、「これがやりたかったのね」「(積み木を)積めなくて悔しかったのね」などと、子どもの気持ちを代弁して、認めてあげましょう

それから、「これは危ないから投げたらダメよ」と教えてあげるのです。

そうすると子どもは「ママはボクの気持ちを分かってくれている」という安心感からイラ立ちが収まって、“物を投げる”のではなく“言葉”で気持ちを伝えるようになります。

(2)投げる前に止める

小さい子どもは吸収力が早く、大人よりも“慣れる”のが早いため、日々すごいスピードで様々なことを覚えて成長しています。

「覚えて慣れるのが早い」を言い換えると、「クセになるのが早い」とも言えます。

「何か気に入らないことがあると物を投げる」というパターンが“クセ”になる前に、なるべく事前に阻止するようにすることをオススメします。

投げた後に怒るのではなく、投げそうだと思ったら他に気をそらせたり、抱きしめて動きを止めるようにしてみてください。

ただし、全てを事前に止めるのは無理ですし、疲れてしまいますので、「ムリせずできる範囲で良い」と思ってゲーム感覚でトライしてみてくださいね。

(3)叱るときは「ビシッと短く!」

もし本当に危ないことをしたら、そのときは子どもの目を見て真剣に「やってはいけないこと」を伝えましょう。

その際はダラダラお説教するのではなく、「ビシッと短く!」を心がけた方が子どもに伝わります。目安は3分以内です。

(4)子どもが投げた物を拾って抱きしめる

1〜2歳の子どもが物を投げることは仕方のないことであり、それを言葉で諭してもあまり効果はありません。

そのため、態度で示す必要があります。もちろん叩いたり怒鳴ったりといったことではないです。

子どもが投げた物を拾って、「痛かったねーよしよし」と抱きしめてみましょう

まるで物に感情があるかのように見せることで、子どもが物を大事に扱うようになったという体験談もありました。

子どもによって効果の程度は異なるかと思いますが、一度試してみてはいかがでしょうか。

(5)食器を投げる場合は、ご飯を片付ける

子どもが食事中にお皿やスプーンなどを投げるようなら、そのまま「もういらないのね」とご飯ごと片付けてしまうのも効果的なようです。

これを繰り返すことで、子どもは“物を投げる=ご飯が食べられない”という風に考えるようになり、物を投げなくなります。

しかし、これは人によって賛否両論あるやり方なので(厳しすぎるという意見多数)、ご自身の育児方針に合っている場合は実践してみてください。

子どもだけじゃない!? “物を投げる大人”の心理と対処法

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子どものころに物を投げるクセがあったとしても、ほとんど場合大人になるまでには直っていることが多いです。

しかし、人によっては大人になっても物に八つ当たりして投げることをやめられないケースもあります。

物を投げる大人の心理

人は怒ったとき、怒りの原因に全く関係のない物や人に怒りをぶつけることがあります。

このとき、人は自分の身の安全のために(殴り返されたくない、離婚したくない、など)、怒りの対象に直接感情をぶつけるのではなく、その代理として無害な物や人に当たって少しでもストレスを発散したいという心理が働いています。

簡単に言うと、「相手を罵倒したいし殴りたいけど、報復が怖いから無害な人(物)に怒りをぶつけよう」ということです。

このような物への八つ当たり自体は多くの人に見られる現象ですが、それをストレス発散のために“あえて”やっているのではなく、怒りをコントロールできずに“つい”やってしまっているようなら注意が必要です。

物を投げる大人への対処法2つ

怒りに我を忘れて物を投げてしまうという問題は、ただ「我慢すればいい」という簡単なことでは解決できません。

大人になっても物に当たる人の大半が己の激しい怒りをコントロールすることができず、強い自己嫌悪に苦しんでいます。

そこで、以下では物に八つ当たりしないための方法についてご紹介します。

>(1)怒りの原因を深く追求する

人が怒っているとき、たいていは心の奥で“不安”を抱えていると言われています。

なぜなら、心理学では“怒り”という感情は自分の不安を隠すために生み出されるものであり、自分の心を守るための『防衛機制』とされているからです。

そのため、怒って物を投げてしまう人は、自分の怒りがどこから来ているのかを知り、アンガーマネジメント(怒りをコントロールすること)を図ることが大切です。

例えば奥さんの「もっと稼いでよ」という言葉に強い怒りを感じたとしましょう。

そのときあなたは奥さんの言動に反射的に怒ったのではなく、「俺だって頑張ってる」という気持ちを理解してもらえない寂しさを感じたから怒ったはずです

もしも怒って物を投げそうになったら、そうした本質的な気持ちを探り、それを直接伝えてみましょう。

>(2)6秒耐えてみる

怒りのピークは6秒しか持たないと言われています。そのため、怒りに任せて物を投げつけないようにするには、そのピークをやり過ごすことが大切です。

たった6秒ですが、怒っているときの6秒というのはとてつもなく長く感じるものです。しかし、物を投げつけても問題は何一つ解決しません。6秒だけ耐えましょう。

まとめ

「イヤイヤ期の子どもの特徴」や「物を投げる大人」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

怒りに任せて物を投げるのは、2歳前後の子どもであればよく見られる行動であり、むしろ頭ごなしにそれを叱る方が悪影響となる可能性もあります。

子育てに正解はないのだと自覚して、気持ちに余裕を持って子どもと接するようにしたいですね。

●ライター/赤井理香(個性幼児教育専門家・おうちサロンプロデューサー)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)

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