工夫のつもりが逆効果? 子どもに「イラスト」で勉強を教えるポイント

【ママからのご相談】
小学2年生の娘がいます。学校の宿題を家で教えることが多いのですが、難しい文章問題になるとつまずいてしまうことが多いです。そのとき私が図を書いて説明するのですが、その図でさらに混乱してしまい、最後までたどり着くことが困難なことが多いです。こちらからすると、「え、なんで?」ということも多く、困っています。どうしたら理解してもらえるのでしょうか。

a 図によって逆に混乱してしまう。

こんにちは。現役塾講師の福嶺美優です。ご相談いただきありがとうございます。

塾講師をしておりますと、ご相談者様と同じように悩まれている保護者様も多くいらっしゃいます。しかしそれは、大人と子どもの図に対する認知が異なっており、それによりさらにパニックを引き起こしてしまっていることにお互いが気付けていないことが原因です。

そこで今回は、図を用いて勉強を教える際に知っておきたいことをご紹介します。

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子どもは見かけに左右される

心理学者のピアジェによると、子どもは図の見かけに左右されてしまうものなのです。見かけが変わると、物の数や量、長さ、体積、重さなどが変わると信じているのです。例えば試験管とビーカーに同じ体積の水が入っていると説明しても、水面の高さにのみ着目し、“高さが違う=体積が違う”と子どもは考えてしまいます。しかし、これは子どもの発達段階としてごく自然なことです。

成長とともに徐々に理解できるようになる

見た目に左右される時期は、通常2歳ごろから8歳ごろまで続きます。その後12歳ごろまでに、成長とともに正しく理解ができるようになります。それは経験や学習などによって身に付いてくるもの。低学年であればさほど気にすることではありません。

毎回根気強く教える

徐々に理解できるようになるとはいえ、その場でどうしても理解してほしいときもあると思います。そんなときは、やはり、「こういうものだ」とやや強引にでも納得させていくしかありません。しかし例えば、上記の水の体積の例では、家庭で水の移し替えなどで本人にも理解させることもできるでしょう。その都度工夫して教えていくことで、子どもも理解が早まると思います。

図の見た目に左右され判断してしまい、理解できなくなるというのは、幼児期から低学年のお子様にはごく自然に見られることです。しかし、それをだんだん理解できるようになることが成長ですので、焦らず一つずつできるように教え込むことが大切です。

ぜひ参考にしてみてください。

【参考文献】
・『図説心理学入門』斉藤勇・著

●ライター/福嶺美優(現役塾講師)

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