なんでムリなの? 友達を「いじめ被害」から助けない子どもへの対処法

【ママからのご相談】
40歳の専業主婦です。小学校4年生の娘がいます。娘の友達のAちゃんが同じクラスの女子3人組にいじめられていると聞きました。娘はいつもAちゃんともうひとりの女の子、Bちゃんと家を行き来して仲がいいので、Bちゃんと協力してなんとかできないかと聞いてみました。すると、「ムリ!」と娘から冷たいひと言が返ってきました。「お友達には優しくしてね」と思いやりの気持ちを教えてきたつもりでした。友達になぜ、こうも冷たいのでしょうか。

a 常にお子さんの話を聞きながら、見守ることが大切です。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

仲のいいお友達がいじめられていることを知っていながら、助ける行動を起こさない娘さんに不安を募らせているのですね。筆者も子どものころは、仲良しの友達が嫌がらせなどを受けていれば、即座にいじめっ子に立ち向かう正義感に燃えていました。

助けた後に友達に感謝されると、達成感のような気持ちを覚えましたが、今どきの子どもたちには思いやりや正義感はないのでしょうか? それとも、親御さんが“仲良し”と思っているだけで、子どもたちにしてみれば真の友情で結ばれていないのではないのでしょうか?

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お子さんの、「ムリ!」発言の本意を知ろう

“明日はわが身”という言葉がありますが、余計な手出しをして自分にも火の粉が降り掛かってくる危惧が、常に子どもたちを支配しています。相談者さまのお子さんが、お友達に対して冷たいわけではけっしてないのです。

自分の子どもが被害者ではないなら、無視すべき?

ただ、いじめられているのがわが子ではないからといって、見過ごしていいワケではありません。毎日、娘さんへAちゃんに対するいじめが続いているのかさりげなく聞いてみてください。

少し様子をみながら、いじめが収まる様子がないときは、担任の先生に報告をして子どもたちを見守ってもらいましょう。波風を立たせないように、娘さんには相談したことについては内緒にしておくことが賢明でしょう。

いじめている子どもの気持ちを知ることも大切

ここでいじめる側の子どもについても、考えみる必要があるかもしれません。家庭生活において何らかのストレスを抱えているのかもしれません。お友達へのいじめが治まらないようであれば、いじめる側のお子さんに先生から話を聞いてもらうことが必要になってきます。

いじめ問題に取り組んでいるNPO法人 ジェントルハート プロジェクト理事の武田さち子さんは、日経経済新聞でいじめる側の心の問題にも言及しています。

子どもが何らかのストレスを受けている場合が多い。受験のために毎日勉強で、点数が下がるとお小遣いがもらえないという子もいる。そういう子がストレスをため込んで、いじめに走ります

(『子どもを守る「いじめ」見抜く方法 | 日経経済新聞』より)


いかがでしたか? 今どきの子ども同士のつながり方が、昔のように単純ではないことが見えてくると思います。

【参考リンク】
いじめの定義 | 文部科学省
子どもを守る 「いじめ」見抜く方法』 | 日経経済新聞

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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