身体ナビゲーションVol.75「胆のうの構造・働き」

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

前回までは、人体内の化学工場とも言われる肝臓についてご紹介してきました。

今回は、肝臓と管でつながりとても深い関係にある胆のうについて、どこに位置してどのような働きをしているのかを解説したいと思います。

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胆のうの構造

胆のうは肝臓の下に位置していて、肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中から胆のう管によってつながっています。ちなみに、ナスのような形をしています。成人の胆のうの平均的な大きさは縦10cm、幅2~3cm、容量30~50mLとあまり大きな臓器ではありませんが、胆のうの壁は薄く伸縮性に優れた筋肉でできていて、内側を覆う粘膜にはシワがびっしりと寄っています。

肝臓の右葉側で作り出された胆汁は右胆管を、左葉側で作り出された胆汁は左胆管を経て、総胆管で合流します。

その後、胆汁は胆のう管を通って胆のうを出入りしますが、その量は胆のう管の内側にあるらせん状のヒダが調節しています。そして胆汁は総胆管を経てすい液と混ざり、それらが流れる圧力や胆のうが胆汁を押し出す圧力によってオッディ括約筋という筋肉が押し開かれ、出口であるファーター乳頭から十二指腸へ分泌されます。なお、オッディ括約筋は、十二指腸液の逆流も防いでいます。

胆のうの働き

胆のうの働きでまず挙げられるのは、胆汁を濃縮して貯蔵すること。胆汁の90%以上を占める水分やその他の成分を吸収し、5~10倍に濃縮します。これによりもともと黄色い胆汁の色が黒っぽく変化します。

そして、胃で消化された食べ物が十二指腸に流れ込むと、十二指腸は食べ物に含まれている脂肪酸やアミノ酸による刺激を受けます。すると十二指腸の粘膜の細胞からコレシストキニン(パンクレオザイミン)というホルモンを分泌し、コレシストキニンに刺激を受けた胆のうは筋肉を収縮し、胆汁を絞り出します。

このとき分泌される胆汁の量は食べ物を口にしてから約1時間後に増え始め、さらに1時間後には最も多くなり、その後は徐々に減っていきます。なお、1日当たりの胆汁の分泌量を合計すると、約1Lにもなります。

胆汁には食べ物に含まれる脂質の分解を助ける働きがあります。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

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●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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