SNS投稿で訴訟に!? ネット上への“写真アップ”におけるマナー

【ママからのご相談】
39歳の主婦です、小学校4年生の娘がいます。先日、学校行事があり、楽しそうに遊ぶ娘の姿をSNSで写真を投稿しました。一緒にお友達が写っていたのですが、普段仲がいいし、2人楽しそうでいい雰囲気なのでそのままアップしました。数日して、SNSで友達になっている主婦がその子のお母さんに写真のことを言ったらしく、娘が友達に、「写真のことでママが怒ってる」と言われたそうです。

黙ってアップしたので気に障ったのでしょうか? SNSは最近始めたばかりで、実のところマナーがよくわかりません。おわびに伺うべきですか?

a 『肖像権』と『プライバシー権』への配慮が必要です!

ライターの渦マキです。ご相談ありがとうございます。

SNSは写真などを自由にアップして楽しめる反面、当然ながら他人との摩擦もうまれてしまうことがあります。わが子は自由に写真をネット上にアップすることができても、よそのお子さんはそうはいきません。

SNSに写真などを投稿する前に、知っておくべきことがあります。憲法では明言してはいませんが、日本国憲法の“国民の権利及び義務”に係る項目で、肖像権とプライバシー権があります。

芸術・文化法、著作権法を専門分野としている弁護士の福井健策氏が肖像権についてわかりやすく説明されています。

肖像権とは、自分の姿やかたちを無断で撮影されたり、その姿を無断で公開されたりしない権利です。著作権のように法律で定められた権利ではありませんが、今までの裁判例によって認められてきた権利で、人格権の一種とみなされています。

たとえば、恋人同士のデートの様子などの写真を、当事者の許可なくブログに掲載することでプライベートなシーンを暴露することはもちろん、公道上を歩く姿を撮影したような写真でも、特定の人物を大写しにしたものを許可なく掲載することは、肖像権の侵害にあたるかどうか注意が必要です。

恋人同士でも、ネットに写真を気軽にあげることが難しいのです。相談者さまが、「子ども達がかわいく写っているから」と楽しい気分で公開した写真も、お友達のお母さんにしてみれば、「子どもが他人の目に触れて何か事件にでも発展してしまったら……」という危惧になることもあるのです。

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他人が映り込んでいる写真をネットなどにアップするとき

許可を取る、または映り込んでいる人たちの顔にモザイクなどで他者が写真を見たときわからないような加工をする。今回のSNSの件については、お母さん同士のことでもあるので、訴訟問題になることはまずないでしょう。

しかしながら、相手方を不快にさせてしまったことに関してはしっかりおわびを入れましょう。子ども達に影響が及ばないように、お母さん同士の関係はクリアにしておくことが大切です。

SNSを利用するときに注意すること

知らず知らずのうちに法律を犯したり、困った事態を招いたりしないよう、日頃から、「自分の言動で人がどんな気持ちになるか?」を考えることが大切です。SNSを利用する子どもも増えているので、子どもにも意識させましょう。

(『弁護士に聞く、SNS全盛時代の肖像権トラブル回避法』より引用)

子どもの写真をSNSにアップすることを楽しみにしているお母さんが増えていますが、すべての親御さんが同じ価値観だとは限りません。近年ではSNSから端を発する事件も少なくないということを、常に肝に銘じてインターネットを楽しみましょう。

【参考リンク】
弁護士に聞く、SNS全盛時代の肖像権トラブル回避法 | Benesse

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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