ラグビー五郎丸に学ぶ!? 育児中の妻をねぎらう「家事カバー」の心得

【パパからのご相談】
妻が、「あなたは何にもしない」と責めるような言い方をします。ゴミ出しをしたり、食器を下げたりする程度ですが、家事も手伝っています。育児のストレスがあるのでしょうが、毎日イライラしている妻を疎ましく感じているのも事実です。いい関係を持っていくための方法やコツはありませんか。

a 夫婦はチームのようなもの、カバーし合うこととねぎらうことを大事にしましょう!

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

平日に仕事に出ている相談者様は、自宅にいる奥様に対してそう思われるかもしれません。でも、ある機関の調査で“専業主婦のストレス”の方が外に働きに出ている人よりも大きいということがわかっています。

奥様のイライラの原因は、相談者様だけにあるのではありません。毎日一人でお子さんの世話をして、話し相手がいないことや、「自分だけどうしてこんなに疲れるのだろう」と考えてしまうことなど小さなことの積み重ねがストレスになったり、相談者様のサポートを欲しているためです。

カバーし合うことで、いい関係を保つことができるようになります。

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夫婦関係に必要なのはカバーし合う力

結婚し子どもができるとどういうわけか、夫は仕事に全力を注ぐことが多くなります。これはもちろん家族のためであるのですが、妻は違うように捉えています。

妻は、家で子どもの面倒を見ていると話し相手もいませんし、実母などに相談しても、「みんな大変な思いをして子育てしてきたんだから頑張りなさい」なんて言われたりして、もう愚痴を聞いてもらうことさえできなくなってしまうなど外へ仕事に出てさらされるストレスとは違った閉塞感のあるストレスに心を悩ませています。

そのため、夫にあたってしまうことがあるのです。奥様の言葉、「あなたは何にもしない」は、その典型とも言えます。だから、夫婦はお互いをカバーすることが必要なのです。元ラグビー日本代表候補の方からお話を伺ったときにおっしゃっていた言葉が、夫婦関係にも通じるところがあるのではないかと感じました。

『ラグビーはみんなをカバーし合うことが大切なんです。エースばかりいるチームが強いとは限らなくて、周りから助けられたり、助けたりすることがあるから“All for one One for all”っていう言葉があるんです』と。

24時間体勢で行わなくてはならない家事や育児は、夫婦がお互いを思いやってカバーすることが大切です。「オレは仕事をしてきて疲れているんだ」という気持ちでは、お互いをカバーすることはできませんので、奥様の気持ちにも理解を示すことが大切になります。

傍観者であるなかれ

奥様が、「あなたは何にもしない」と言われるのには、何かワケがあるはずです。例えば、休みの日に子育てと家事で勤しんでいることを見てみぬふりをしていることはありませんか。その他に、家事や育児は妻がやって当たり前と思ってしまっている気持ちがどこかにあったりすると、そのことが言動となって出てきてしまうことも考えられます。

相談者様は、“ゴミ出しをしたり、食器を下げたりする程度”の家事を手伝っているとのことですので、他の家庭よりは協力していると思われます。でも、「手伝ってやっている!」という上から目線の態度があるならば、そこを奥様が感じ取っているのかもしれません。

家事や子育ては、夫婦で協力して行うものです。昭和のころのような、女性が家で家事と育児をやるなんていう考え方は古くなっています。今は、同居している親がいたり、近所で助け合うことが少なくなってきた世の中ですから、お互いを補い合えるのは夫と妻だけという夫婦も多いです。

奥様が大変なときは、傍観者としているのではなく、手伝うことや育児を引き受けるなど、家では奥様のサポートを買って出るくらいがちょうど良くカバーし合える程度と考えます。

夫婦はある意味、チームです

責める言葉は、必要ありません。責めてもお互いをカバーすることはできず、「自分は自分は!」という気持ちになってしまうだけです。奥様のことをねぎらい、思いやりを持って接しましょう。そのときに大事な言葉は、「ありがとう」です。

「自分から先に言わなくても……」なんて思ってしまっては、お互いをカバーすることはできません。相手に、「ありがとう」とねぎらいの言葉を言うことで自分に返ってくるのです。

先日のラグビーWカップで五郎丸選手が言った言葉がありましたね。「ラグビーにヒーローはいない。みんながヒーローです」と。

夫婦もまさにこの状態です。大事なのは、「自分が一番頑張っている!」という気持ちではなく、「2人で頑張っている」という気持ちなんです。家のことも子育ても夫婦で協力しなければなりません。だからある意味、夫婦はチームということになります。


今回、ラグビー精神の話を持ち出したのは、お互いを思いやってカバーしていくことが大事だと教えてもらったからです。思いやりとねぎらいの言葉があるだけで、お互い癒やされると思いませんか。お互いに、「自分が一番頑張っている!」と思ってしまっては、うまくいくものもダメになってしまいます。

相談者様の方から、先に思いやりとねぎらいの言葉をかけてみてはどうでしょう。「いつもありがとう」の言葉で、心を柔らかく持つことができ、奥様もまた同じような気持ちになってくれることでしょう。

【参考文献】
・『気づかせて動かす 熱情と理のマネジメント』山口良治/平尾誠二・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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