繊細なタイプに多い!? 子どもが嘔吐を繰り返す「自家中毒症」の知識

【ママからのご相談】
4歳の子どものママです。幼稚園のお友達によく吐く子がいるそうです。胃腸炎とかではなく、『自家中毒症』というものらしいとママ友に聞いたのですが、うつったりするのでしょうか。また、どんな病気なのかも教えてください。

a 自家中毒症は精神的な刺激で体が反応して起こる胃腸障害です。周囲の人への感染はありません。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

お友達の体調が悪く、幼稚園でツラい思いをしているところを見ると、お母様も心配ですね。自家中毒症は、感染性の病気ではないので、うつる心配はありません。では自家中毒症とはどのような症状なのかについて具体的にご紹介していきたいと思います。

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自家中毒とは?

子どもの心と体の病気を専門とする小児科医師によると、自家中毒症とは、『周期性嘔吐症』、『ケトン血性嘔吐症』などとも呼ばれ、病気というよりも症状(状態)をいいます。

自家中毒症は、普段は元気なのに、急に顔色が悪くなり、頭痛や腹痛、嘔吐を繰り返し、それが4〜5日ほど続いたらまた元のように元気になるということを繰り返すというのが症状の特徴です。2〜10歳、特に6歳以下の子どもによく見られる症状で、まれに成人してからの発症例もあります。

自家中毒症の原因はまだ明確にはなっていませんが、外的ストレスが加わることで、本来利用されるべきエネルギーの元であるブドウ糖がうまく利用されず、その代わりに脂肪が代謝されることで生成されるケトン体が血液中に蓄積し、悪心・嘔吐を引き起こすと考えられています。

自家中毒症を引き起こすきっかけと考えられている外的ストレスは、子どもによってさまざまですが、例えば、風邪、疲労、過度の緊張、ストレスなどが引き金となって起こると考えられています。具体的には、幼稚園や習い事の発表会前の緊張、遠足や運動会での楽しさからの興奮、風邪や香辛料などの刺激の強い食べ物が誘因となることが多いと考えられています。

自家中毒症の治療

現状では自家中毒症に対する根本的な治療はありませんので、治療の基本は対症療法になります。自家中毒症は嘔吐を繰り返すため、脱水症状を起こす危険性がありますので、安静にし、水分と糖質の補給をおこなうという治療になります。家庭で様子を見る場合は、スポーツドリンクや果物の果汁、お茶、シャーベット、アイスクリームなどを少しずつ与えます。それでも頻繁に嘔吐する場合は、病院で点滴療法をおこないます。

自家中毒症は治る?

自家中毒症で大切なポイントは、一過性であるということです。思春期に入るころには自然に改善していくと言われています。しかし、嘔吐を繰り返すと、家族も精神的に疲れてしまいます。自家中毒症の自然治癒を少しでも早くするために、できるだけ精神的なストレスを取り除いてあげて、安心させてあげることです。


いかがでしたか。今回は、自家中毒症についてご紹介しました。自家中毒症は刺激やストレスを感じやすいデリケートな子どもに多く発症するといわれていますので、幼児期や学童期だけのことだとわりきって少し甘やかしてあげるなどメリハリも必要です。

ただし、嘔吐は、いろいろな病気でも見られる症状ですので、吐いたからといって自家中毒症だと決めつけず、普段から子どもの様子を観察しましょう。

【参考リンク】
子どもの自家中毒ってどんな病気?【前編】原因と症状 | benesse

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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