小学生の“国語力”を伸ばすために親がすべき教育テク5つ

【ママからのご相談】
国語力を上げる方法についてお伺いいたします。小6の娘のことです。小6の1学期までずっと、国語の点数が良くありません。

文章を書くのも苦手で、読書感想文などでも友達の半分ぐらいしか書けません。思ったことを素直書けば良いと伝えても、それをどう文章に表現したらいいかわからないようです。

国語力は全教科につながる大事な能力だと思いますので、力をつけるいい方法があればアドバイスをおねがいします。

a 国語力アップは親子のコミュニケーションから見直す

ご相談ありがとうございます。”情熱子育てスタイル”の近藤博幸です。

仰る通り国語力というのは、算数や理科の文章問題しかり、社会の問題しかり、全ての教科に必要なものです。

わが家の小5の息子も最近になってようやく、長文で日記や感想文が書けるようになってきましたが、まだまだ国語力が乏しいからか、国語以外の教科でも文章問題が苦手なようです。

そこで今回は、小学校の先生からアドバイスを受けた、国語力アップのための実践方法についてご紹介させていただきます。

そもそも国語力ってなに?

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算数や理科のように、明確な正解というものが分かりづらいこともある“国語”。

そのため、国語の力をアップさせたいと思っても、何に手をつければいいのか迷ってしまいますよね。

ずばり国語力とは、“語彙力”“論理的思考力”の2つから成り立っています。

論理的思考力は“ロジカルシンキング”とも言われ、これは難しい文章を自分で論理的に読み解き、他の人に分かりやすく伝える力のこと。

国語で出題される問題のほとんどが、この論理的思考力を問うものと言えます。

ただし、語彙力がなければそもそも言葉や文章の意味が理解できず、考えたことを伝えることもできないため、“語彙力”と“論理的思考力”の2つを高めることが国語力を高めることにつながるのです。

小学生の国語が苦手だと他の教科にも悪影響が?

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学校で行われる授業は、国語に限らず全て日本語で行われます。授業中に先生が話すことを理解するためには、まず国語力がなければならないのです。

算数のテストであっても文章問題があり、これは計算を始める前に読まなければなりません。

文章問題を読んで理解する能力が高ければ、それだけ問題を解くのに当てられる時間が増え、回答のしやすさも上がることになるでしょう。

話されていることや書いてあることを理解する力が、国語以外の教科でも必要なことは明確。

国語力がなければ、それぞれの教科に向き合うことすら困難になると言えます。

国語力をアップさせる方法9つ

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(1)本読み

国語力を上げるには、とにかく本を読むことです。だからといって、興味のない本を読んでもすぐに飽きて放り出すだけです。

ここは、子どもにとって興味のある本、それがたとえ漫画であっても、まずは文字に慣れること、文字に触れることが大切なようです。

(2)音読

理解力や読解力を身につけるには、音読が一番効果的なようです。

ただし、ひとりで一方的に読むのではなく、親がそばについていてきちんと聞くことが重要です。

褒めたり、声をかけたりしながら、登場人物になりきってみたり、感想を言い合ったり、そんなコミュニケーションが重要です。

(3)会話

(2)の最後でも書きましたが、親子のコミュニケーションが重要です。

学校での出来事や好きなことや嫌いなこと、考えてみるといろんな話題がありますよね。

会話は数も大事ですが、質も大切。ゆったりとした時間に、落ち着いた雰囲気の中での親子の会話、話しやすい聞きやすい環境作りも大切です。

(4)漢字の読み書き

せっかく文字に慣れ本を読むことが習慣になってきても、漢字が読めなかったり、意味が分からなかったりすれば元も子もありません。

漢字については、とにかく反復練習が大事なようです。逆に言えば、数をこなして何度も練習すれば漢字の読み書きの力は身に付くということです。

(5)文章を書く

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ぼくの息子の場合、何か(たとえば理科の実験結果)を文章としてまとめてそれを表現するのが苦手なようです。

表現力を身につけるためには、とにかく何でもいいので書くことが大事です。

毎日の宿題以外に、ひとこと日記や親子の交換日記など、文章を書ける環境を作ってあげましょう。

(6)本読みを勉強のスイッチにする

小学生ではまだ勉強の習慣も付いておらず、そもそも“勉強すること”のハードルが高いこともあります。机に座ることができないという子どもも少なくないでしょう。

そんなときでも、楽しい物語を読むことであればそれほど苦にせず取り組むことができるはず。

教科書に限らず、絵本の音読などを勉強のきっかけにすることで、スムーズに勉強を始めることができます

国語の力を上げることはもちろん、勉強へのハードルを下げ、勉強時間の確保にもつながるでしょう。

(7)読み聞かせをする

まだ語彙が少ない小学校低学年であれば、文章にも慣れておらず、教科書を読み進めることもなかなか難しいはずです。

そんなときは、言葉に慣れさせるために親が読み聞かせをしてあげましょう。

まずは絵本など、絵が主体の本でも構いません。国語が苦手という人は、文章に触れる機会が圧倒的に少ないことが多いのです。

文字や文章への抵抗感を薄れさせることで、国語力をアップさせる土台が作られます。

(8)漢字に触れる機会を増やす

語彙力を増やすためにも、漢字の勉強は必要不可欠。

しかし、漢字を覚えようとノートに何度も書き取るのは楽しいものではないですよね。

できるだけ自然に、負担にならないように覚えるためには、漢字に触れる機会をとにかく増やすことが重要です。

部屋のいたるところに漢字表を張ったり、トイレに漢字ドリルを置いたりすることで生活にとけ込み、自然と覚えられるようになるでしょう。

(9)カルタでことわざや慣用句を覚える

子どもに興味を持たせるためには、ゲーム性のあるカルタもおすすめ!

ことわざや慣用句など、それだけで覚えようとするとどうしてもメリハリがなくなってしまい覚えにくいはずです。

この方法も楽しく勉強するということを取り入れたもので、人と競い合うことで意欲も高まります

遊ぶあいだに自然と知識が蓄えられ、驚くほど簡単に覚えられてしまうでしょう。

小学生の国語の問題を解くときのテクニック2つ

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(1)線を引きながら読む

問題を解くときには、答えに関係あると思われる部分に線を引きながら読むようにしましょう。

問題の答えは必ず文章の中にあるものです。後から読み返すときの目印になることはもちろん、読むときの集中力も高めることができます。

明確な根拠を持って答えられるようになるため、「何となく答えて間違えてしまう」という人に特におすすめの方法です。

(2)接続詞に注目する

文章中にある「よって」「しかし」などの接続詞は、内容を読み取るカギとなるものです。

特に、「しかし」「ところが」など逆説の接続詞は、その後に筆者の主張がくる重要なキーワード。

これを見つけたときには重点的に読むようにしましょう。

小学生の国語の教科書で勉強した懐かしの3作品

(1)おおきなかぶ

植えられたかぶがとてつもない大きさになって抜けなくなり、次々と助けを呼んでかぶを抜こうと奮闘する物語です。

「うんとこしょ どっこいしょ」というかけ声を、クラスみんなで音読した記憶のある人も多いのではないでしょうか。

優しい色彩で描かれたイラストも魅力的で、大人も一緒になって楽しめる作品と言えます。

(2)スイミー

みんなが赤い魚であるなか、泳ぎの得意なスイミーだけが真っ黒な魚

一度は離ればなれになったものの仲間に再会を果たし、マグロに食べられないよう、みんなで集まって大きな魚となって泳ぐことをスイミーが提案し、また海を泳げるようになるというお話でしたね。

谷川俊太郎さん訳の優しい語り口も魅力です。

(3)ごんぎつね

いたずら好きのきつね“ごん”が自分の行いを悔い、栗や松茸などの食べ物を毎日届けて償いを始めるものの、またいたずらをしにきたと誤解されて撃たれてしまうという物語。

悲劇で終わるこの物語は、取り返しのつかないことがあるというメッセージや、武器の非情さを伝えているのではないでしょうか。

あらすじを読むだけでも、うるうるしてしまいそうですね。

まとめ

「小学生の国語力アップ法」や「国語の教科書に出てきた懐かしの作品」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

小学生のうちから国語力を高めることに取り組んでおけば、中学・高校と進んでいったときにも必ず役に立ちます。

コミュニケーションの基礎となっていることから、生きている限り不要になることもありません。

生涯を通した勉強ととらえ、真摯な姿勢で取り組むべき教科と言えるでしょう。

●ライター/近藤博幸(パパライター)
●追記/パピマミ編集部

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