個性的すぎても難あり? 子どもに「キラキラネーム」をつける親の心理

【女性からのご相談】
20代のOLです。私の友達がキラキラネームで、小さいころから名前を一度で覚えてもらえずにいつも悲しい様子でした。中学のころに担任の先生に、「お前の名前は、音読みでも訓読みでもない、だから間違われるんだ」と言われたこともあるようです。友達は、「なんで、こんな名前付けたのかな」とよくグチっています。私はそんなに珍しい名前ではないのですが、平凡な名前をつけてくれた親に心の中で感謝しています。キラキラネームをつける人ってどういう気持ちで子どもに名前を付けるのでしょうか?

a キラキラネームには、「個性ある子どもに育ってほしい」という願いが込められています。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

人に名前を読み間違えられるのはあまり気持ちの良いものではありませんが、毎回読み間違えられるとなると、その心情はいかほどのものなのでしょうか……お察しします。

教育現場でも新学期が始まって名簿が渡されたときに、そのほとんどがキラキラネーム(DQNネームとも呼ばれています)だったというケースもあったそうです。保育園、小学校、児童クラブなどの教育の現場では、名簿の漢字で書かれた名前の上によみがなを振らなければ対応できない事態に陥っているようです。

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たとえば、こんな名前が存在する!

・間違った読み方で命名
小夜(せれな)
雅修(ましゅう)
小翼(ひよ)
桃音(もね)

・読み方は正しいが珍名
百万石(ひゃくまんごく)
穂琉夫(ほるお)
真握(まあく)
一夜子(ひよこ)
燃史(もやし)

・外国の言葉を漢字にして命名
未仁(みに)
甲都(かんと)
新千絵(にーちぇ)
多愛望(たあぼ)

・意味と読みを混同し、間違えた読みかたで命名
空(すかい)
天使(えんじぇる)
原子(あとむ)
月(るな)

(『子供の名前が危ない』牧野恭仁雄・著より引用)

なぜ親たちはキラキラネームを付けたがるのか?

京都文教大学文化人類学部教授である小林康正氏は、キラキラネームを付ける親の心理を、『さまざまな要因が複合しているが、最も重要なのは“個性ある子に育ってほしい”という個性化願望だろう』と分析しています。「個性ある子どもに育ってほしい」という親の思いですが、個性の前に子どもの“生きづらさ”を考えてはいないように思えるのは筆者だけでしょうか。

キラキラネームを付けられて悩む子どもたち

相談者さまのお友達も名前に悩んでいる子どもたちのひとりであることは、否めませんね。お子さんが、「改名したい」と強く願っているのであれば、保護者の協力のもとに改名の手続きを踏んで、名前を変えることも可能です。ぜひとも、ひとりで思い悩まないで親御さんに相談した上で、改名の手続きをおすすめします。


いかがでしたか? 個性を尊重するがために、子どもの将来のことを軽んじてはいないか? 役所に届ける前にもう一度考えてほしいと思います。

【参考文献】
・『子供の名前が危ない』牧野恭仁雄・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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