アメリカで流行中!? 子どもに感染が広がるウイルス「EV-D68」とは

【女性からのご相談】
アメリカでEV-D68という病気がはやっていると、現地の友人に聞きました。これは、現在日本に入ってきているのでしょうか。このEV-D68の症状や概要、現在の状況、そして対処策などが知りたいです。このまま静観していても大丈夫なのでしょうか? それとも何か対策をしなければいけないのでしょうか。

a EV-D68とは呼吸器感染症を引き起こすウイルスのうちの一つです。大切なのは、正しい“知識”と“予防”!

こんにちは、健康ライターの鍋谷萌子です。

新しい病気というのは怖いものです。特に、お子さん持ちのご家庭においては、深刻な問題ですよね。ここでは、現在アメリカを中心に流行している『EV-D68』についてみていきます。

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『EV-D68』ってどんなもの?

EV-D68が発見されたのは1962年であり、比較的古いものです。2010年と2013年に日本で100件以上の症例数となりました。これは、“エンテロウイルスD-68型”と呼ばれるもので、呼吸器感染症を引き起こすウイルスのうちの一つです。

どんな症状が起きるの?

上でも述べたように、EV-D68は、呼吸器感染症を引き起こすウイルスです。インフルエンザに似た症状を起こすことで知られていますが、ぜんそくや呼吸困難といった気管支に影響を及ぼす症状が多くみられます。悪化すると集中治療室への運搬が検討されるウイルスです。EV-D68は、それほど多くのことが分かっておらず、その根幹的な治療方法というのはまだまだ不明な部分が多いです。加えて、EV-D68の流行する時期や年というのも、予測することができません。しかし、症状が悪化したとしても、死に至ることはなく、この点は安心です。

日本の状況と対処方法

上でも述べましたが、日本においては、2010年と2013年に流行しています。その前は、年に数例程度の報告しかありませんでした。EV-D68の場合、分かっていないことがとても多いのですが、その対処策は(軽度の症状であれば)ある程度確立しています。インフルエンザに使っている薬の使用で症状は落ち着きますし、気管支のトラブルにはステロイドなどでアプローチすることができます。このため、確かにEV-D68は怖い病気ではありますが、それによって重篤な状態になるということはほとんどないでしょう。

EV-D68を防ぐ方法としては、“予防”をしっかりすることが大切です。多くの感染症と同じように、衛生に心がけ、感染者との接触頻度などを減らすようにします。消毒も有効です。また、何か異常があったら、すぐに病院の扉を叩くようにしましょう。EV-D68でなかったとしても、早期発見・早期治療は有効です。

【参考リンク】
エンテロウイルスD-68型が検出された小児・乳児の4症例-広島県 | 国立感染症研究所

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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