心理学テクニックを応用! 子どもの「宿題への苦手意識」をなくす方法

【ママからのご相談】
息子がいるのですが、言っても言っても宿題をしません。毎日毎日怒鳴っていて、なんだか疲れました。成績は平均程度で構わないので、せめて自主的に勉強に取り組んでもらえたらと思っています。子どもが自分から宿題をやるようにするにはどうしたら良いですか。

a 宿題をするクセをつける方法をご紹介します。

ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。

お子さんが宿題をしなくて困っているというお悩みは、ほとんどの親が一度は困ったことがあるのではないでしょうか。

そこで今日は、心理学の観点から、子どもが自分から宿題をするようになる方法をご紹介します。

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人間の行動の理由は2つしかない

人間が何か行動を起こす理由は大きく分けて2つあります。“苦痛から逃れる”か、“快楽を得る”ことです。

宿題を自分からする子は、「叱られたくない」「恥をかきたくない」というような苦痛を回避するため、「成績を上げたい」「宿題をやりきった」というような快楽を得るために“宿題をする”という行動を取っています。

宿題をしない子どもは、親から叱られてとりあえず動きますが、それは叱られる苦痛から逃れるためです。つまり、宿題のたびに叱られ続けないと動くことができません。叱られてから動くことがクセになっています。

クセ付けをするためには、宿題後がポイント

叱らずに宿題をしてほしい、自主的に動いてほしいのであれば、「宿題をしたら楽しいことがある」という意識付けをしましょう。その日にやるべきことが終わったら、その子の好きなモノを提供してあげるのです。

・勉強したらおやつが食べられる
・勉強したらゲームができる
・勉強したら好きなテレビを見られる
・勉強したら思い切り褒めてもらえる

など、子どもによってさまざまでしょう。

アメリカの心理学者スキナーは、ある行動を反復して行わせたいときに、報酬を与えてそれを強化できるという『オペラント条件付け』という理論を提唱しました。宿題を繰り返すために、その後に報酬を用意するのです。

これを繰り返すことで、「宿題をやれば好きなことができる」という条件付けができるので、自分から宿題をするようアシストできます。

怒らなければ宿題をしない子どもの場合、「怒られる→宿題に取り組む」という条件付けがなされているのかもしれません。これを、「宿題をする→好きなことができる」に切り替えましょう。

宿題をしない最大の理由とは

何度言っても宿題をしない一番の理由は、勉強がキライだということです。子どもたちとしても、嫌なことをやるのは気が重いものです。クセ付けをしておけば、やるきっかけを得ることにもつながります。

きちんとできたときや、宿題をきちんとやって成績が上がったときには、「やって当然」と思わずに褒めてあげましょう。


なかなかやらないことをやるようにするのは、本人にも相当なエネルギーが必要ですし、周囲もそれなりの努力が必要です。ぜひ、一番近くの親御さんが上手にサポートしてあげてくださいね。

【参考リンク】
オペラント条件付け | 心理学用語集 サイコタム

●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)

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