愛情不足カモ? 「手のかかる子ども」と「手のかからない子ども」の違い

【女性からのご相談】
今年の夏から、補助として放課後児童クラブの児童指導員として働き始めました。やりがいはあるのですが、2年生でとてもやんちゃな子どもがいて手に負えなくて困っています。手がかからない子どもが楽なので、そちらの方にばかり体が向いてしまいます。親御さんを見ると、愛情を十分に受けていないようにも見えません。

手がかからない子どもと手に負えない子どもの差ってどこにあるのでしょう? 長く勤めていたいので、やんちゃな子どもともうまく付き合っていきたいです。

a 子どもの心の受け皿について考えてみましょう。

こんにちは、フリーライターの渦マキです。ご相談ありがとうございます。

子どもと遊んで体を動かして……とても楽しくて、同時に大変な部分もあるのが児童指導員の仕事です。

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“手のかかる子ども”と“手のかからない子ども”の違い

さて、相談者さまが悩まれている“手のかかる子ども”と“手のかからない子ども”は、何が違うのでしょうか?

子育てアドバイザーで保育士でもある、須賀義一氏はその著書で以下のように記しています。

子どもはみなひとつの「容れ物」を持っています。
その大きさというのは、これはもう人それぞれなのです。
おそらく生まれつきといっていいと思うのですが、人によりその「容れ物」は小さかったり、とても大きかったりします。
そして、どんな子も、この「容れ物」にたくさんのプラスのものを入れてからでなければ、マイナスのものは受け付けられないのです。

(『保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」』須賀義一・著より引用)

“容れ物”の中のプラス因子とマイナス因子

それぞれの子どもが持っている“容れ物”に入るマイナスのもの、プラスのものとは何なのでしょうか?

・プラス因子……親から受ける声がけやスキンシップなどのコミュニケーション
・マイナス因子……叱られる、自分の中で我慢することや耐えること

“容れ物”の満たされ方が少ないと、子どもは他者を許容できません。受け皿(“容れ物”)が“プラス因子”でいっぱいになっている子どもは、満たされている状態なので、どんなことにも余裕を持って取り組むことができます。

もともと、受け皿が大きいがためたくさんのプラス因子が欲しいところに、仕事をしながら子育てをする親御さんなどは、忙しくて十分にお子さんに接してあげることができない場合があります。それが原因で、他者を受け入れる余裕がなくなり、他のお子さんにちょっかいを出したり、悪さをしてしまう事態が生じてきます。

児童指導員の役割

児童指導員は子どもを叱ったり注意するだけではなく、不足しているプラス因子を補う役割も担っています。児童それぞれの得意分野を見つけて“褒めること”や楽しく遊ぶことで、子どもの“容れ物”にプラス因子を満たしていくことが大切です。


いかがでしたか?

手のかかるお子さんに背を向けるのではなく、よい部分や得意分野を見つけ、褒めてみましょう。

【参考文献】
・『保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」』須賀義一・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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