いい歳してキツい! ママ友同士で「ちゃん呼び」することへの賛否

【ママからのご相談】
幼稚園年少の息子がいるアラフォーです。同じクラスのママさんから、「○○(私の下の名前)ちゃんって呼んでもいい? わたしのことも○○ちゃんって呼んでね」と言われました。正直、いい歳してお互いを“ちゃん呼び”するのってきついなと思いました。なかなか相手を名前で呼ぶことができず、ついつい、「あの〜」とか、「ちょっとすみません」という言い方をしていると、ついに相手のママがキレてしまったようで、最近は冷たくされます。ママ友同士の“ちゃん呼び”ってしないといけないのでしょうか?

a ママ友同士で“ちゃん呼び”をする人は少なくないです。

こんにちは。ライターのakiです。

ママ友、特に乳幼児期のママ友の間でお互いを下の名前で呼び合う“ちゃん呼び”がはやっているようですね。

筆者の幼稚園でも、半数くらいは“ちゃん呼び”でお互いを呼んでいるような気がします。他府県に住む複数の友人に聞いても同様のことを言っていたので、どうやら“ちゃん呼び”は地域に限らず定着してきているようです。

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“ちゃん呼び”に反対? それとも賛成?

「ねえねえ、○○ちゃんって呼んでいい?」確かにこのフレーズは小学校(もしくは中学校)以来発していないような気がします。大人になって会社勤めをしてから、同じ組織の同僚にこのような問いかけをしたでしょうか? おそらく大半の人がしていないはずです。

そこで、現役のママたちに“ママ同士のちゃん呼び”についてどう思っているのか聞いてみました。

反対派

ーいい歳して恥ずかしい。卒園しても呼び合えるの?

『明らかに見た目おばさんなのに、「○○ちゃ〜ん」って下の名で呼び合ってるママたちを見るとすごく違和感があります。幼稚園のクラスLINEでも、一部の人同士が、「○○ちゃん」「○○たん」とか呼び合ってるのを見るとぞっとします。「私も○○ちゃんって呼んで〜、寂しいよぉ(泣き顔スタンプ)」とか言い出す人も出てきてそれもビックリ。ここは小学校か!? と。ママ友は子どもが同じクラスというだけの間柄。幼稚園を卒園して子どもが大きくなってもそんな呼び方を続けるの? と思ってしまいます』(4歳・7歳児ママ)

ー派閥をアピールするためだけに“ちゃん呼び”し合ってる

『うちの幼稚園でもボスママを中心に、“ちゃん呼び”がはやっています。なんていうか、下の名前で呼び合う人たちは徒党を組んでる感じで、苗字に“さん付け”の人たちは疎外感を植えつけられるような感じ……。お互いの呼びかたって強制するものでもないし、本人がいいならそれでいいのでしょうが、なんか仲良しグループをアピールをしたいだけのノリのようでシラけてしまいます』(5歳児・ママ)

賛成派

ー結婚後、自分の名前を呼んでもらえる機会が少ないのでうれしい

『結婚してから旦那の苗字で、「○○さん」と呼ばれるようになりました。子どもが産まれてからは、「○○ちゃんママ」と子どもの名前で呼ばれ(この呼ばれ方好きではありません)、自分の名前を誰かが呼んでくれることってなくなりました。そんなときに、ママ友同士で下の名前で呼び合うと自分の存在意義を確認できるというかアイデンティティーを感じられるというか。純粋にうれしいな、って思います』(3歳児・8か月ママ)

ーある程度仲良くなってから親密の意味を込めて

『子どもと同じお友達感覚になってしまうのでしょうか。特に幼稚園の同じクラスのママ友とは年齢に関係なく“ちゃん呼び”してしまいます。ただ、いきなり初対面から下の名前で呼び合ったり、明らかに親密でもないのに無理して“ちゃん呼び”し合うのはうさんくさい気がします。ある程度お付き合いをして、「いい人だな、仲良くしていきたいな」と思った人に“ちゃん呼び”する感じでしょうか。そうすることでお互いの距離が近づくし、信頼感も深まる気がします。もちろん、たくさんの人がいる前ではお互い空気を読んで“ちゃん呼び”しませんけどね』(5歳児ママ)


賛否どちらの意見ももっとものような気がします。要は、下の名前の“ちゃん”呼びをするかしないかは、個々人の判断によるものかと思います(反対派のお一人が言ってるように、明らかに仲良しグループの線引きのための道具として使うのはどうかと思いますが……)。

ただ、お互いを下の名前で呼びあうことは、人とのコミュニケーションである役割を果たすことをご存じでしょうか。

自分の下の名前を呼ばれると脳が良い方向へ反応する

私たちが、どんな雑踏や騒音の中でも一番聞き取れる単語は“自分の名前”です。これは心理学で“カクテルパーティ効果”と言われています。

カクテルパーティのような雑談でザワザワしている中でも、自分の名前や興味のあることは脳が率先して聞き取れるようにしてくれるという研究結果からこのような名前がつけられました。

そのような効果から、相手の名前を適度に入れて会話をすることで、相手は親近感をもって自分の話を聞いてくれるようになり、良好なコミュニケーションが築けるようになるそうです。

下の名前で呼ばれると“幸せホルモン”が出てくる

また、ある大手企業の研究結果によると、下の名前(ファーストネーム)で呼ばれるとオキシトシンという幸せホルモンが出て、一方でストレスホルモンが減少することがわかりました。

つまり、下の名前を呼び合うだけでお互い幸せな気持ちになり、ストレスが減少するのです。それだけのみならず、お互いの愛情や信頼も深まると言われています。そう考えると、ママ友に限らず仲良くなりたい人をファーストネームで呼ぶことは人間関係においてとても有効なことなのかもしれません。

いろいろな考え方がありますが、純粋に親密な人間関係を築きたいと思われる方は、ぜひこれらの研究結果も参考になさってみてください。“ちゃん呼び”もそれなりに意味のあることかもしれません。

【参考リンク】
ファーストネームでの呼びかけがオキシトシンホルモンに影響を及ぼす事を発見 | ポーラ化成工業株式会社(PDF)

●ライター/aki(中高英語教員)

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